【What is ○○部?】夢の早慶戦10連覇へ 蝶のように舞い蜂のように刺す/File.21 ボクシング部(前編)

ボクシング

慶大の体育会を深掘りしていく新企画、「What is ○○部?」。第21回となる今回はボクシング部!破格の早慶戦9連覇中の慶大ボクシング部。記念すべき創部100周年を迎える2025年シーズンでの早慶戦10連勝に向けて日々練習に励んでいる。今回ケイスポではそんなボクシング部に突撃取材を行った。

【歴史】

2014年にボクシングの聖地・後楽園ホールにて3部優勝を果たし、2018年には2部準優勝を飾るなど、目標である「1部昇格」にむけて躍進するボクシング部。今年は創部100周年を迎えるということもあり、目標の達成にますます期待が高まる。早慶戦は現在9連覇中。100周年で10連覇の伝説を今年は成し遂げたい。

早慶戦10連覇へ

【年間スケジュール】

5月中旬から7月上旬まで行われる関東大学リーグ戦では明治大学を始めとする5つの大学を相手に「1部昇格」をかけて2部の舞台で奮闘している。夏休み期間を使っての山中湖合宿や10月には関西学院大学との定期戦なども行っている。早慶戦は12月に行われ、昨年は記念館で行われた。

交流戦も魅力だ

 【ボクシング部の普段の練習】

練習は週に6回、日吉蝮谷にあるボクシング場で練習を行っている。平日は外部からコーチを呼ぶこともあり、土日は慶應義塾高校ボクシング部を交えての練習を行うなど練習方式もさまざまだ。練習前と練習後には輪になって黙想を行い、個人競技でありながらも部全体としての団結力も忘れない。部室に置いてあるホワイトボードには「辛い時は声を出す」という文字があり、練習終盤には声張り上げながらサンドバックと対峙する部員の姿も見られた。

辛いときでも戦い続ける

【ボクシング部の雰囲気】

部員全員に一言ずつ伺った。「見た目は怖いけど中身は優しい」「常に『徹底』を重んじる」「メリハリがある」「ストイック」「明るい」「先輩と後輩の距離が近い」「頭がいい」「優しい」「上下関係が厳しくない」

ストイックさがウリだ

 【ボクシング部の魅力】

「初心者でもやっていける」「たくさん奢ってもらえる」「リングが新しい」「先輩が優しい」「計画的、吸収が早い」「練習量が多い」「さまざまなバックグラウンドを持った人がいる」「文武両道」「早慶戦がアツい」「環境がいい」

ボクシング部は泣いて笑う部活

【まとめ】

昨年度は主将として、今年度はトレーナーとしてチームの躍進に貢献する山崎博雄(経4・慶應)はボクシング部を「練習で泣いて試合で笑う部活」と語る。慶大ボクシング部の強みは常に徹底を重んじることだ。主務の内田悠菜(文4・香蘭女学校高等科)はボクシング部の魅力を「部員の真剣に打ち込む姿がかっこいい」のだと語った。練習前は雑談が飛び交っていたとしても、練習が始まれば徹底してメニューをこなす。そんなひたむきな姿勢が早慶戦9連覇の偉業を後押ししたに違いない。伝説の早慶戦10連覇へ。漢たちの挑戦は留まることを知らない。

(取材:塩田隆貴)

タイトルとURLをコピーしました