【庭球】今年も開幕した春の熱き闘い 新たな歴史の始まり/2025年度関東学生テニストーナメント 

庭球男子

4月28日より本選が行われている関東学生テニストーナメント。開幕戦であるこの日の会場は平日にも関わらず多くの選手や観客であふれかえっていた。朝から空は厚い雨雲に覆われ若干の涼しさを感じさせるも、そんな天気とは対照的に熱気と歓喜にあふれる有明が、そこにはあった。慶大勢はダブルス6組、シングルス14人が出場。5月5日までの8日間の日程で試合が行われた。

 

2025年関東学生テニストーナメント 第1R

4月28日(月)@有明テニスの森

♢試合結果♢

男子シングルス

◯ジョーンズ怜音(総2・第一学院)

2{6-0、6-0}0

●松本薫(法大)

 

●古姓寛樹(法3・慶應)

0{2-6、4-6}2

◯亀山日向(駒大)

 

●石島丈慈(商3・慶應)

0{2-6、1-6}2

◯永山寛基(早大)

 

◯菅谷優作(法4・慶應)

2{6-1、6-2}0

●島巡巧海(日大)

 

●有本響(総4・慶應)

0{2-6、2-6}2

◯安藤雄哉(早大)

 

●安藤凱(法2・慶應)

0{2-6、3-6}2

◯橋本圭史(法大)

 

◯眞田将吾(環3・四日市工業)

2{6-3、6-4}0

●早田匡成(早大)

女子シングルス

◯菅原悠(文3・慶應女子)

2{7ー6(3)、2-6、6-2}1

●岩佐菜々心(山学大)

 

●荒木もな(総3・慶應女子)

0{5-7、2-6}2

◯白石真里名(駒大)

 

●渡邊多笑(総3・岡山学芸館)

2{1-0、RET}0

◯松村羽奈(亜大)

 

●松本瑠夏(文3・成蹊)

0{1-6、4-6}2

◯中島玲亜(総4・岡山学芸館)

 

●田島楓(環2・相生学院)

0{4-6、3-6}2

◯網田永遠希(早大)

 

◯西飛奈(環4・白鵬女子)

2{6-4、7-6(5)}0

●井上季子(亜大)

男子ダブルス

 

◯有本響・菅谷優作(慶應)2{6-2、6-4}0●賀川嵩介・大塚元暉(専大)
 ◯眞田将吾・ジョーンズ玲音(慶應)2{6-4、6-4}0●松本薫・田嶋晴太朗(法大)
 

●古姓寛樹・山本拓(政2・慶應)

0{2-6、4-6}2◯藤田大地・森田皐介(早大)
 ◯安藤凱・石島丈慈(慶應)2{7-5、6-2}0●大場海世・水谷旭陽(法大)
女子ダブルス垣内理恵子(文4・啓明学院)・荒木もな2{6−0、6−4}0◯田邑来未・小高未織(早大)

 

西飛奈・田島楓(慶應)0{2−6、1−6}2◯戸坂文音・井上季子(亜大)

 試合形式

 

※ベストオブ3ショートセット

 

 

 

(ファイナルセットタイブレ10ポイント)

 試合日程

4月28日(月)    ~5月5日(月)

 

   

 

♢男子シングルス♢

◯ジョーンズ玲音(総2・第一学院)

2{6-0、6-0}0

●松本薫(法大)

第1シードのジョーンズ玲音は昨年の関東学生テニス選手権大会で1年生ながらベスト4の活躍を見せ、今大会も活躍が期待される。鋭いサーブから押し込む展開のテニスで相手に隙を与えず、ラブゲームで快勝する。

古姓寛樹(法3・慶應)

0{3−6、4−6}2

亀山日向(駒大)

幾度となくロングラリーを戦った

古姓はダブルスでも出場予定でもある。安定感のある長いラリーでテンポよく打ち返すも、打ち負けてしまう。

石島丈慈(法4・慶應)

0{2-6、1-6}2

◯永山寛基(早大)

石島もダブルス出場予定選手である。シードの早大・永山に対して苦戦を強いられた。

◯菅谷優作(法4・慶應)

2{6−1、6−2}0

●島巡巧海(早大)

慶大の主将、そして優勝候補である管谷は今日もサーブが快調である。複数のエースで相手を翻弄し、隙を与えない。

●有本響(総4・慶應)

0{2-6、2-6}2

◯安藤雄哉(早大)

有本は早大の新星・1年の安藤と初対戦。安藤は高3時にインターハイで団体優勝を経験している。慶大副将に対して、物怖じしない積極的なプレーに有本はなかなかペースを作れず敗北。優勝候補筆頭のダブルスに期待だ。

●安藤凱(法2・慶應)

0{2−6、3−6}2

◯橋本圭史(法大)

ダブルスで期待がかかる

慶大の2年、安藤は昨年1年ながら関東学生テニスリーグのメンバーに選ばれたスーパールーキーである。今試合第1ラウンドは、各自の判断でラインジャッジが行われるルールのため途中言い合いになる場面もあり、熱くなる展開があった。安藤は橋本とジャッジをめぐりヒートアップした。流れを作れなかった安藤は相手の積極性に押され、本来の力を発揮できなかった。

 

◯眞田将吾(総3・四日市工業)

2{6−3、6−4}0

●早田匡成(早大)

的確なスぺ―スにショットを打ち分けた

眞田は今大会もシード権を獲得しており、注目選手である。第1セットからコーナーをつくショットが光る。粘り強いレシーブもあり、攻守ともにフットワークがさえわたった。

女子シングルス◇

◯菅原悠(文3・慶應女子)

2{7ー6(3)、2-6、6-2}1

●岩佐菜々心(山学大)

ガッツポーズの菅原

菅原は序盤からロングラリーの続く展開となり、両者粘り強く返球する。最終的には第1セットはタイブレークまでもつれるもサーブの精度がさえわたり、粘り勝ちした。その後はハイテンポなラリーが展開され菅原の打ち勝つ場面が多く見られた。

●荒木もな(総3・慶應女子)

0{5-7、2-6}2

◯白石真理名(駒大)

荒木は第1セット、白石とのロングラリーでテンポよく返球していくが、ネット際でのミスなども響き第1セットを落とした。その後は守りの姿勢を貫くも、及ばなかった。

●渡邊多笑(総3・岡山学芸館)

2{1-0、RET}0

●松村羽奈(亜細亜大)

渡邊は第1セット途中棄権となった。

●松本瑠夏(文3・成蹊)

0{1-6、4-6}2

◯中島玲亜(総4・岡山学芸館)

ナイスゲームのあとは笑顔で握手

松本と中島の同士討ちとなった一戦。序盤は中島が圧倒したが、中島の低めにボールを集めるショットに松本が対応し、4-6の健闘を見せた。試合後は笑顔で握手する姿が見られた。

●田島楓(環2・相生学院)

0{4-6、3-6}2

◯網田永遠希(早大)

対戦相手の網田はインターハイ団体優勝、全日本ジュニアダブルス優勝を高校時代に経験している。その網田の長身から繰り出されるサーブへの対応に苦労しながらもレシーブで粘るも敗戦した。

 

 ◯西飛奈(環4・白鵬女子)

2{6-4、7-6(5)}0

●井上季子(亜大)

ガッツポーズの西

西は相手の堅実なレシーブや返球に中々強振できないが、冷静な判断でミスをしない安定したプレーにより、接戦を制する。

◇男子ダブルス◇

◯有本響・菅谷優作(慶應)

2{6−2、6−4}0

●賀川嵩介・大塚元暉(専大)

男子ダブルスは直近に行われた、プロも参加する東京オープンを制覇し、第1シード優勝候補筆頭として出場した有本・菅谷ペアが迎えた初戦。菅谷のサービスと有本の安定したネットプレーは今試合も光り、大会制覇が期待される。

◯眞田将吾・ジョーンズ玲音(慶應)

2{6-4、6-4}0●松本薫・田嶋晴太朗(法大)

それぞれシングルスでの快勝に続きたい眞田・ジョーンズペアはともに、シングルス同様フットワークがさえわたり、ダウンザラインのきわどいボレーなどを返球し、堅守を見せた。

●古姓寛樹・山本拓(慶應)

0{2-6、4-6}2

◯藤田大地・森田皐介(早大)

山本のコースを突く鋭いサーブ

古姓・山本ペアは早大ダブルスワンの藤田・森田ペアと対戦。第1セットは古姓のサーブで先制するが、早大エース森田の高速サービスにはまる。山本も2年ながら早大ペアに物怖じしないのびのびとしたプレーをし、第2セットには4ゲームを奪う大健闘を見せた。

◯安藤凱・石島丈慈(慶應)

2{7-5、6-2}0

●大場海世・水谷旭陽(法大)

安藤はスピンサーブで相手に気持ちの良いレシーブをさせない。両者サービスゲームでゲームをとって取り合う展開が続くも、第1セットは石島のネット際でのブロックボレーが絶妙なコースに決まり、競り勝つ。

◇女子ダブルス◇

垣内理恵子・荒木もな(慶應)

2{6−0、6−4}0

◯田邑来未・小高未織(早大)

垣内・荒木ペアは早大のダブルスワンである田邑・小高ペアと対戦。田邑の攻撃的なプレースタイルに守りの展開が続き、第1セットを落とすも、堅実なネット前でのプレーとサービスゲームを守り切り、4ゲームを奪う健闘を見せた。

西飛奈・田島楓(慶應)

0{2−6、1−6}2◯戸坂文音・井上季子(亜大)

西・田島は1年生擁する強豪・亜細亜大学のペアと激突。相手の鋭いサーブや際どいコーナーも拾うしぶとさに苦戦した。

(取材:吹山航生)

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