今年も夏の早慶戦シーズンが、いよいよ幕を開ける。ケイスポでは、各部のプライドをかけた伝統の一戦をさらに盛り上げるべく、K-Project「夏の早慶5連戦」とのコラボ企画を始動する。
第1弾は、注目の主将対談。スケート部ホッケー部門主将・有馬龍太選手(経4・武修館=DF・写真左)、バスケットボール部主将・廣政遼馬選手(経4・福大大濠=SF・写真右)の対談をお届けする。2年前に「期待の下級生」として本企画に登場した2人が、主将となり再びこの場所に戻ってきた。異なる競技、異なる環境の中でチームを率いる彼らが早慶戦に懸ける思い、そして主将としての葛藤や成長を語る。
※サムネイル写真では、お互いの競技ポーズに挑戦!有馬選手はバスケのシュートポーズ、廣政選手はアイスホッケーの構えをしてくれました!
♢早慶戦日程♢
5月31日(土)第83回早慶バスケットボール定期戦 @国立代々木競技場第二体育館
6月14日(土)第70回早慶アイスホッケー春季定期戦 @KOSÉ新横浜スケートセンター
──自己紹介をお願いします
廣政:経済学部4年の廣政遼馬と申します。バスケットボール部で主将を務めています。ポジションはスモールフォワードです。
有馬:経済学部4年の有馬龍太と申します。スケート部ホッケー部門で主将を務めています。ポジションはディフェンスです。
──2年前の対談で知り合ってからこれまで、交流はありましたか
廣政:ぼちぼちです。
有馬:一緒の授業も取っていました!
──お互いの印象
廣政:有馬はすごく真面目で、一つのことに一生懸命取り組める人だなと思います。
有馬:同じく、真面目な主将という印象です。授業が一緒だった時もそう感じましたし、普段話している時もチームを思う姿勢を感じます。
──お互いの部活動への印象
廣政:アイスホッケー部は深夜練が多いのと、身体のぶつかり合いが激しいスポーツというイメージがあるので、大変そうだなと思います。
有馬:昨年、代々木体育館にバスケの早慶戦を見に行ったのですが、壁に手形が貼ってあって、みんな手が大きいなと驚きました(笑)。
──それぞれの部活ならではの特徴
廣政:下級生が多いという点です。下級生のエネルギーをチームにうまく取り込む一方で、エネルギッシュになりすぎるとうまくいかないところも多く、そこを上級生がマネジメントしている点が特徴です。そしてみんな本当に真面目です。
有馬:アイスホッケー部は、部員によって経験年数がバラバラというのが大きな特徴です。自分は17年ほどアイスホッケーをしていますが、高校から始めた部員も2〜3割います。実力が違う中で練習をしているのが大きな特徴です。
──お互いの活躍、頑張りをどのように感じているか
有馬:バスケの早慶戦で彼のプレーを見たときも、すごく活躍していて印象的でした。それに、インスタグラムのストーリーでバスケ部の様子を見て、自分が知らない場面でも頑張っているんだなと感じています。
廣政:主にSNSを通して活躍を見ています。2年前にアイスホッケーの早慶戦に行くという話をしていたのですが、実は行けなくて…。今年こそは同じ「チーム慶應」として、ぜひ応援に行こうと思っています。
有馬:自分はバスケの早慶戦、今回も行きます!
──所属部活以外の部員とトレーニングメニューなどについて話すことはあるか
廣政:トレーニングメニューについてはあまり話しませんが、主将同士でチームのまとめ方について相談することはよくあります。組織面に関する話し合いは結構多いです。
有馬:自分は学内ではあまりないですが、東大のアメフト部の方に訪問して、組織運営についてお話を伺ったことがあります。マネージャーの業務なども含め、参考にさせていただいています。
──それぞれの思い描く主将像
廣政:僕がテーマにしていることの一つに「主張と尊重のバランスを取ること」があります。下級生が多いチームですし、彼らの意見を尊重することは大事ですが、自分の考えを主張することも大事で。そのバランスを取って両方を取り入れることでより良い組織が作れると考えているので、そこを特に重要視しています。
有馬:氷上でも陸上でも「常に自分が先頭に立つ」ことを大切にしています。経験年数が長いこともあり、実力的にもまずは自分が引っ張ることで、背中で見せるという姿勢を心がけています。その上で、チームが勝つには下級生の活躍が不可欠なので、彼らがプレーしやすく、意見も言いやすい環境を整えることも意識しています。
廣政:陸上って?
有馬:陸トレ(陸上トレーニング)があるのですが、常に先頭を走るようにしています。

スケート部ホッケー部門主将・有馬龍太選手(経4・武修館)
──チームをまとめる中で苦労したこと、難しい点
廣政:難しいことしかないです(笑)。人それぞれ考え方もバスケ歴も違うので、多様な意見や視点をまとめていくのはかなり大変です。だからこそ、一つの考えを絶対視しないことが大事かなと感じています。少し違う意見でも、何かしらプラスになる可能性があると考える柔軟性を意識しています。入部したばかりの頃は自分の考えを絶対視しがちでしたが、少しずつ姿勢を変えられるようになりました。それでも、今もなお苦労する部分ではありますね。
有馬:自分たちのスタンダードを上げるという点が難しいです。アイスホッケー部の8〜9割は慶應義塾高校の出身です。現在は慶應義塾高校も強いチームになっていますが、4年前はまだそこまで強豪ではなかったんです。だからこそ、大学で強いチームと渡り合っていくためには、自分たちのスタンダードを上げていく必要がある。その基準をどう引き上げていくか、という部分に苦戦しています。
──「2年後にどんな選手になっていたいか」という2023年の対談では、有馬さんは「ロールモデルは2022年度東洋大学主将の石田陸さん。熱くて何事においても全力で背中で見せて口でも言う」と話していました。その姿に近づきましたか
有馬:そんなこともありましたね!石田さんのことは今でも本当に尊敬しています。ただ、正直石田さんほどの熱さは持てていないと思っています。自分はどちらかというと冷静で淡々と発言するタイプなので、その点に関しては及んでいないです。背中で見せつつ、なおかつ発言するというところに関しては、多少なりとも近づけているのではないかと自負しています。
──廣政さんは「自分がいなくても機能するような組織を作りたい」「リーダーがいなくなった時に機能し、発展し続けられる基盤作りをしたい」と話していました
廣政:今その言葉を振り返ると、変に難しいこと言っているな〜とも思いますね。人に任せるという部分はやはり重要で、以前よりはできるようになってきたと思います。一方で、自分の強みである「主張」が弱まっているのではという迷いもあります。目指していた姿に少しは近づけているかもしれませんが、それによって新たな改善点も見えてきていて、まだまだやるべきことは多いですね。
──主将としてお互いに聞いてみたいこと
有馬:チームに対して発言する時、どのくらいスムーズに伝えられますか?そして、自分が孤立していると感じる瞬間はありますか?
廣政:発言に関しては、「自分が正しいと思ったことを伝える」というのが判断軸です。もちろん、それが毎回うまく伝わるとは限らないですが、うまくいかなかった時には「なぜそうなったのか」をちゃんと振り返って学ぶようにしています。腑に落ちない点があればしっかり話し合うことも意識しています。
「孤立しているな」と感じる場面はたまにありますが、そういう時こそ同期の存在がとても大きくて、彼らに助けを求める勇気を大事にしています。ちゃんとした質問をされて驚いています(笑)。
廣政:先ほど有馬からスタンダードを上げるという話がありましたが、実際バスケ部でも「少しずつスタンダードを確立しよう」という話をしているんです。そこで聞きたいのが、有馬が言う「スタンダード」って、本人が決めたことをチームで絶対に達成していく形なのか、それとも話し合いで決めていくのかという点です。具体的にどんな状態になったら「スタンダードが確立された」と言えるのか。そして、それに達していない場合はどんなフォローアップをしているのか知りたいです。
有馬:どうやってスタンダードを上げるかに関しては、「デティール(細部)にこだわる」ことを意識しています。今年は自分主導ではありますが、同期や幹部と話し合った上でこの方針をとりました。自分が几帳面な性格ということもあって、例年ないがしろにされていた部分を記録に残すなど、一つひとつ見て見ぬふりをしないような工夫をしています。たとえば陸トレや氷上でも、走るときにラインまで踏んでいるか、最後まで走り切っているかといった細かい点も必ず指摘し、細部の意識から徹底しています。
フォローアップに関しては、正直まだ十分とは言えません。まずは自分が継続的に言い続けるしかないかなと思っています。

左:有馬龍太選手(経4・武修館) 右:廣政遼馬選手(経4・福大大濠)
──自身のプレーの武器
有馬:結構葛藤中です。下級生の頃は身体の強さが売りで、フィジカル面で相手を圧倒することで勝負していましたが、上級生になると必ずしもそれが強みでない気がしていて…むしろ、空気を読まずに発言できる力や陸上での姿勢の方が自分の強みなのかなと感じています。プレー面に関して、今はこれといった強みがないです。
廣政:有馬と同じく、かなり自分の中で葛藤している部分があります。力のある下級生が入ってきて自分の役割も変わってきた中で、あえて挙げるとすれば、頭を使って冷静に判断するプレーとスリーポイントシュートが強みになるかなと思います。
──今までの競技人生で辛かったこと
有馬:一番苦労したのは、高校で北海道(武修館高校)に行った直後に手首を骨折したことですね。東京から引っ越してすぐに全治4〜5ヶ月くらいのケガを負い、当時は本当に大変でした。ただ、それだと個人的すぎて面白くないと思うので、大学での話もします(笑)。
大学入学直後は、周りとのスタンダードの違いに一番悩みました。自分は高校で日本一を経験したこともあって、練習に対する向き合い方や、部活へのコミットメントの温度感がかなり違っていました。そのギャップは、今でも正直苦労しているところではあります。
廣政:一番苦労したのは高校時代です。全国でも有名な高校(福岡大学附属大濠高校)でプレーしていたのですが、下級生の頃はベンチ入りできるかどうかという立場で、「なんでバスケやってるんだろう」と考える時期がありました。でも、その経験があったからこそ、今につながる忍耐力を身につけられたと感じています。
大学に入ってからは、高校で当たり前だったことが通用しないというギャップがどうしてもありました。こちらがフォローするべきなのか、どう伝えればいいのか、コミュニケーションの取り方に悩みましたね。「これは当たり前だから」という考えになってしまってうまく説明できないことに葛藤はすごくありました。有馬のコピペのようになってしまったんですけど(笑)。
──大学4年間で競技を通じて成長したと思う部分
廣政:人の話に耳を傾ける力がついたことです。どうしても自分の意見が正しいと思いがちなところがあるのですが、そこから一歩引いて、その意見が自分にとってだけ都合の良いことなのか、チームのためなのかを俯瞰的に見る力がついたかなと思っています。
有馬:俯瞰する力が一番ついたと思います。下級生の頃は、自分のプレーに集中することに精一杯でした。でも、上級生になるにつれてマネジメントにも目が向くことが多く、自分の活躍以外の細かい部分に気を配るようになったのは、一番の変化であり成長した点です。
──現在のチームの状況・早慶戦での目標
廣政:早慶戦の目標は何より「勝利」です。ここ数年勝てていないですし、自分たちも入部してから一度も勝っていないので、勝って終わりたいという思いがあります。特に4年生は、勝利に対するこだわりが強いはずです。
現在のチームの状況としては、力のある1年生も入部し、チーム全体としての方向性がある程度固まってきた段階です。きつい時にどれだけ走れるかなど、細かい部分をどこまで徹底できるかというフェーズに入っています。それを40分間やりきれれば勝てると思っているので、そこにぜひ注目していただきたいです。
有馬:早慶戦の目標はもちろん「勝利」です。前回の冬季早慶戦で52年ぶりという歴史的な勝利を達成したこともあり、2連覇を目標にしています。ただ、チーム状況としては、正直かなり底辺に近い状況です。現在は春のリーグ戦の最中なのですが、初戦で負けて下位リーグに来てしまい、順位決定戦の争いをしています。勝てない試合や得点できない試合が続き、チームとしては苦しい時期ですが、だからこそ慢心せず努力し続けられると思っています。そしてそこが慶應らしい泥臭いプレーにつながっている気がします。
──これまでの早慶戦で印象に残っている試合やプレー
有馬:半世紀ぶりの勝利にかなり盛り上がった試合だったので、やはり前回の早慶戦ですね。全シーンを鮮明に覚えているのですが、あえて一つ挙げるなら、4点目に自分がエンプティネット(相手の無人ゴールへ得点すること)を決めたプレーです。自分で駆け上がって、相手を3人くらい抜いて決めたゴールで、一生忘れられないシーンだと思っています。
廣政:同じく去年の早慶戦です。前半をリードして折り返したのですが、後半は受け身になってしまい、リードを守りきれずに第3Qに一気にやられるというシーンがありました。あの場面は今でも後悔が残っていますし、「もっとこうすれば良かった」という思いがずっとあります。だからこそ、今年また同じような展開になったとき、どうしたら勝てるのかを常に考えるようにしています。もし時間を戻せるなら、あの試合のハーフタイムに戻りたいですね。

バスケットボール部主将・廣政遼馬選手(経4・福大大濠)
──お二人は一貫校出身ではありませんが、早慶戦の捉え方は変化しましたか
有馬:入部前は早慶戦のすごさを全く知らず、ただ「慶大でアイスホッケーがしたい」という思いだけでした。入学してから「そんなイベントがあるんだ」くらいの感覚でしたが、実際に出場してみると、自分の想像をはるかに超える盛り上がりに驚きました。アイスホッケーはマイナースポーツということもあって、早慶戦が日本で一番観客が集まる試合と言われているくらいなので、そんな舞台に大学生のうちから立てるというのは光栄なことだと思っています。
廣政:僕も入部したばかりの頃、当時の4年生に「なんでそんなに早慶戦に勝ちたいんですか」と聞いたくらいでした。でも実際に早慶戦の舞台に立ってみると、言葉では表現しきれない独特な雰囲気があって、これは経験しないと分からないなと思いました。あの雰囲気を言語化するのは難しいですが、今年入ってきた1年生にも早慶戦のすごさをしっかり伝えていきたいという思いがあります。それから、早慶戦は学生スタッフが総動員で頑張ってくれています。コートで戦うのは選手かもしれませんが、裏で本当に多くの人が支えてくれていることを日々実感しています。最初はきれいな言葉だけに聞こえたものの、年々肌で感じるようになり、そうした「すごさ」にも気づけるようになりました。
──最高学年として迎える早慶戦ですが、個人として達成したいことは
廣政:やっぱり一番は「勝つ」ことです。なんだか体育会っぽい答えですが(笑)。早慶戦での勝利を目指してこの春シーズン頑張ってきたのもありますし、4年生だからこそ、ただプレーで上手くやるというよりも「どれだけ熱量を出せるか」「背中で何を見せられるか」が大事だと感じています。そうした姿勢を継続できれば結果はついてくると思うので、マインドセットからしっかりチームに貢献していきたいです。
有馬:一番の目標は「勝利」です。そして、自分が活躍するのは当たり前ですが、チーム全体としてプレーしやすい雰囲気を作ることも大事だと思っています。またそれとは別に、個人としては早慶戦を「とにかく楽しみたい」という思いがあります。学生が立てる舞台の中でも、早慶戦は一番スケールが大きいので、そこでプレーできることを心から楽しみたいです。過去の先輩を見ていても、楽しんでプレーしている姿がかっこよく見えますし、楽しんでいる人がしっかり活躍している印象があるので、自分もそうなれたらと思います。
──意気込み、応援に来る方へのメッセージ
廣政:6年ぶりの勝利を会場で見ていただきたいです。ディフェンスや熱量で、何かしら伝えることができたらと思っています。早慶戦は、実際に会場に来ないと感じられないものも多いので、ぜひ会場でその雰囲気を味わってください。よろしくお願いします!
有馬:アイスホッケーは、他の競技と比べても会場が小さく、密集した環境になります。その分、観客の方の声援によって試合の盛り上がりが一気に変わるという特徴があるので、我々選手ではなく、観客の皆さんにその雰囲気を味わっていただきたいなと思っています。そして、日本一観客が集まる試合となっているので、その空気感も楽しんでいただきたいです。
──お互いに聞きたいこと
廣政:有馬以外に注目してほしい選手とかは?
有馬:めっちゃいい質問(笑)。注目選手はFW・三田輝明(経3・慶應)です。彼は主力のFWで、彼が点を決めないと勝てない、そんなチームでもあります。ただ、去年を振り返ると、大事な場面で点を決めきれないところがありました。実力的には申し分ない選手だからこそ、ここぞという場面で活躍できる存在になってほしいと思っています。今回の早慶戦は、彼の得点が必要になってくるので、ぜひそこに注目してほしいです。
有馬:バスケ部の注目選手は?
廣政:僕はSG・栁本晴暖(理2・延岡学園)を挙げます。彼の強みはディフェンスで、慶大バスケ部のあるべき姿を体現する選手なので、彼の勢いのあるディフェンスとハートをぜひ見ていただきたいです。彼のプレーが観客席にも火をつけて、慶應全体のエネルギーになると思うので、ぜひ注目してください。
有馬:バスケ部って、ずっと日吉の体育館で練習してるの?
廣政:うん!
有馬:じゃあひようらのご飯制覇してるってこと?
廣政:うん、まあ…。
有馬:おすすめ教えてよ!
廣政:やっぱりひようらといえば「とらひげ」かな。行ったことある?
有馬:ない!
廣政:逆におすすめないの?
有馬:「麵屋こころ」かな。一個プチエピソードなのですが、店主の方が慶大アイスホッケー部をすごく応援してくれていて、早慶戦の時は店を閉めてまで応援に来てくださるんですよ!すごくサポートしてくださっています。本当にいつもありがとうございます!美味しいです!
廣政:アイスホッケーじゃなかったら何のスポーツをしていたと思う?
有馬:二択でアメフトかラグビーかな。
廣政:バスケじゃないか(笑)。
有馬:いや、バスケはない(笑)。自分は人と当たるような、フィジカルが必要なスポーツが好きなのでそっちをやりたいなというのと、大学から始めても勝負できる可能性のあるスポーツに魅力を感じています。アイスホッケーは競技歴によって実力が全然違って、十数年やっている人と高校で始めた人が対等に勝負するのは本当に難しいスポーツです。大学から始めても長年やってきた人に食らいつけるスポーツに魅力を感じています。
有馬:どんなスポーツをしてみたい?
廣政:アイスホッケーって言った方が良いのかもしれないですが、僕はバレーボールをやりたいです。体育館は居心地が良いですし、隣で頑張っている姿を見るとかっこいいなという純粋な思いもあります。自分は身長が高いのでそれを活かせるスポーツをしてみたいです。
(取材:本橋未奈望、檜森海希)