今年度、慶應義塾體育會蹴球部は大学選手権優勝を目指しており、チームの強化のためにクラウドファンディングを立ち上げた。本プロジェクトでは、選手のフィジカル強化や栄養補給の環境整備を目的に、広く支援を呼びかけている。
今野椋平主将(環4・桐蔭学園)は今季のチームを「学年を超えて皆が刺激し合って成長している」と話す。春季大会は、経験豊富な上級生の意地と、「初黒黄」を身に纏った下級生の猛追が随所に見られた。夏合宿を通して、選手・スタッフ全員が「日本一」を目指し、日々の練習に励んでいる。

夏合宿での部員たち
しかし、慶大にはスポーツ推薦制度がなく(※)、大学からの資金援助も限られる中で、競合校に比べ強化資金の確保が難しいのが現状だ。昨今の物価高騰、とくにコメ価格の上昇は、選手たちの食生活にも影響を与えている。
選手たちの安全を守り、最大限のパフォーマンスを引き出すために、寄付金は食材や補食の提供、トレーニング機材などに充てられる予定だ。プロの舞台で活躍するOB選手による特別提供品をはじめ、学生限定のプランなど、多彩なリターンが揃う。さまざまな形で慶應義塾體育會蹴球部を支えることができる取り組みとなっている。
日本ラグビーのルーツとして126年の歴史を刻む慶應ラグビー、そして100回を超えて続く早慶戦の舞台は、伝統を今に伝える象徴だ。支援は、チームの未来と伝統をつなぐ力になる。
※)「スポーツ推薦制度」という表現について
慶應義塾では、特定の競技実績や部活動への参加を条件とするスポーツ推薦制度は設けておりません。学業ならびに学業以外の諸成果を、筆記試験によらず書類選考と面接によって多面的・総合的に評価して入学者を先行する際に、評価対象にスポーツの実績が含まれることもあります。
【概要】
目標金額:500万円
資金使途:栄養補給・フィジカル強化費用・トレーニング機材等
期間:8月15日〜11月2日
詳細は下記リンクより↓↓↓
☆慶應蹴球部クラウドファンディング特設サイトhttps://camp-fire.jp/projects/855663/view
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