【ラグビー】魂のタックルも「後一歩及ばなかった」雪辱ならずも確かな成長 /2025関東大学対抗戦Aグループ第2節 対筑波大学

ラグビー

 2024年12月、大学選手権で帝京大に敗れた悔しさを胸に、慶大蹴球部は再び秩父宮ラグビー場に舞い戻った。春にはダブルスコアに近い点差をつけられた筑波大を相手に挑む慶大の姿に、秩父宮に集まった観衆の期待が注がれた。

 序盤から意地をぶつけ合う展開となったが、慶大は自陣でのプレーを強いられる時間が続き、筑波大の果敢な攻撃を全員で食い止める苦しい時間帯が流れる。戦況が動いたのは前半33分。ついに先制点を献上し、7-0で前半を折り返した。

 逆転可能な点差で迎えた後半。スクラムで押される場面が目立ちながらも、フロントローを入れ替えつつ機を伺う。21-0とリードを広げられた後半21分、SH橋本弾介(法4・慶應)のチャンスメイクからSO小林祐貴(政1・慶應)、そしてFL申驥世(文1・桐蔭学園)へとボールが渡り、申がトライを決めた。WTB小野澤謙真(環2・静岡聖光学院)が冷静にコンバージョンを沈める。

 さらに、相手のシンビンで数的優位に立った慶大は反撃のギアを上げ、敵陣深く攻め込む。後半42分、対抗戦初出場となる草薙拓海(政1・桐蔭学園)が快速を飛ばし、相手ディフェンスを切り裂く。そのままトライを決め、12-21と追い上げたところで試合終了のホイッスル。対抗戦連勝は逃したものの、攻守両面で新戦力の光る一戦となった。秩父宮に残した無念を力に変え、2週間後の立教戦へと挑む。

2025年9月28日(日)関東大学対抗戦 対筑波大学 @秩父宮ラグビー場

⚫︎慶大 12{0―7、12―14}21 筑波大⚪︎

関東大学対抗戦

慶應義塾大学

2025/9/28(日)
15:30 K.O.
@秩父宮ラグビー場

筑波大学

前半

後半

 

前半

後半

トライ(T)

コンバージョン(G)

ペナルティゴール(PG)

ドロップゴール(DG)

12

14

12

合計

21

後半21分 申(T)

後半22分 小野澤(G)

後半42分 草薙(T)

得点者

前半33分 茨木(T)

前半34分 楢本(G)

後半6分 内田(T)

後半7分 楢本(G)

後半10分 飯岡(T)

後半11分 楢本(T)

 

慶應義塾大学

#

氏名

身長(cm)/体重(kg)

学部学年

出身校

1

小川 士潤

172/100

経2

慶應

2

渥美 和政

173/103

経4

慶應

3

廣瀬 宇一朗

180/111

環2

桐蔭学園

西野 誠一朗

184/96

法1

桐蔭学園

山﨑 太雅

189/105

商1

県立浦和

6

米津 幸治

175/91

商4

慶應

申 驥世

175/93

文1

桐蔭学園

8

中野 誠章

176/107

文2

桐蔭学園

9

橋本 弾介

169/76

法4

慶應

10

小林 祐貴

168/75

政1

慶應

11

伊吹 央

176/81

経4

慶應

12

今野 椋平

183/90

環4

桐蔭学園

13

小舘 太進

173/84

商4

茗溪学園

14

小野澤 謙真

180/90

環2

静岡聖光学園

15

田村 優太郎

174/80

総2

茗溪学園

16

藤森 貴大

173/102

経3

慶應

17

井吹 勇吾

175/100

環2

桐蔭学園

18

中谷 太星

180/115

環2

東福岡

19

矢﨑 隼太

184/97

政4

県立千葉

20

小川 和真

176/78

政1

茗溪学園

21

森 航希

170/75

環3

桐蔭学園

22

草薙 拓海

177/87

政1

桐蔭学園

23

江頭 駿

174/82

経4

慶應義塾

 

筑波大学

#

氏名

身長(cm)/体重(kg)

学部学年

出身校

1

湯浅 大心

175/108

体育4

高鍋

2

前川 陽来

168/96

体育4

尾道

茨木 海斗

182/113

体育2

東福岡

磯部 俊太朗

190/110

体育3

國學院大學久我山

白丸 智乃祐

185/107

体育3

長崎北陽台

茨木 颯

186/94

体育4

東福岡

中森 真翔

191/96

体育2

桐蔭学園

8

大町 尚生

167/90

生環4

長崎北陽台

9

高橋 佑太朗

172/78

体育4

茗溪学園

10

楢本 幹志朗

177/85

体育4

東福岡

11

飯岡 建人

184/86

体育3

流通経済大柏

12

今村 颯汰

170/78

体育3

福岡

13

東島 和哉

179/83

理工4

浦和

14

濱島 遼

175/74

体育4

福岡

15

内田 慎之甫

167/74

体育1

佐賀工業

16

門脇 遼介

175/100

体育4

桐蔭学園

17

小澤 一誠

172/103

医学4

國學院久我山

18

イーゴリ・ボンダレンコ

188/115

生環3

都立武蔵

19

加島 優陽

189/98

体育2

石見智翠館

20

浜浦 幸太郎

170/93

体育2

春日丘

21

高田 健太郎

163/71

体育4

小樽潮陵

22

水澤 雄太

180/86

体育3

茗溪学園

23

大内田 陽冬

176/91

医学4

修猷館

 強い風が吹きつける中、秩父宮ラグビー場で関東大学ラグビー対抗戦の第2戦・筑波大学戦が行われた。多くの観客で埋め尽くされたスタンドは、対抗戦にふさわしい高揚感に包まれていた。慶大は前節に引き続き1年生のLO西野山﨑、FLを先発起用し、さらに高校日本代表の経験を持つSO小林を抜擢。計4人の1年生がスタメンに名を連ねる布陣となった。

  前半は慶大が風下での戦いとなり、立ち上がりから筑波大の素早いボール展開やキックを絡めた攻撃に苦しむ。2分には筑波大SO楢本がショートパントで慶大のディフェンス裏へ蹴り込み、自ら追ってトライを狙われるも、SH橋本がインゴール内でグラウンディングし、ピンチを逃れる。

  スクラムでは筑波大FW陣の圧力に押される場面が続き、5分にはコラプシング、8分にはノックフォワードで相手ボールとなるなど苦しい展開が続く。さらに9分、中央で与えた相手ボールスクラムから左サイドへ展開され数的有利を作られると、筑波大FL中森にラインブレイクを許しトライ寸前まで迫られる。しかしここは小林とFL米津のダブルタックルで食い止め、ノックフォワードを誘って失点を防ぐ。

 その後も筑波大の攻勢は止まらず、慶大は自陣でのディフェンスを強いられる時間が続く。ようやくチャンスが訪れたのは21分。ハーフウェイライン手前中央でCTB今野がフラットに展開し、FB田村からCTB小舘へとつなぐ。小舘が鋭くギャップを突いて2対1の状況を作り出し、WTB伊吹へパス。抜け出すかと思われたが、筑波大SH高橋のタックルに捕まり、タッチライン外へ押し出されてしまう。

  試合が動いたのは32分。自陣5メートル付近での相手ボールラインアウトからモールを組まれ、そのまま押し込まれてトライを許す。45分、NO8中野がノット10mの反則を犯し、決定的な得点機会の阻止と判定されてシンビン。慶大は10分間、数的不利という厳しい状況を強いられることとなる。 

 47分には左サイドで1対3の数的不利な状況を作られるも、が懸命に追いついてタックル。さらにトライライン付近まで幾度も攻め込まれたが、最後は粘り強い守備で突破を許さず、慶大は0-7のまま前半を折り返した。

 1トライ1ゴール差と、勝機に手が届くスコアで迎える後半は慶大のキックオフ。開始直後から筑波大のキックを受けた今野から小林にボールが渡ると、ステップで相手を翻弄しながら敵陣に切り込む。小野澤橋本とBKでパスが繋がれるが、敵陣深くに来たところでペナルティを取られ相手ボールスクラムに。シンビンで慶大NO8不在の状況に加え、前半から押され気味のスクラムでまたしてもペナルティが重なる。

 後半6分、相手ボールのラインアウトからフェーズを重ねられ、最後はオフロードパスを上手く手に収めた筑波大FB内田にトライラインを明け渡す。0-14となったところで慶大はフロントローの総入れ替えを敢行。今試合ここまで課題となっているスクラムに対し、慶大ベンチの層の厚さで挑む。

 後半9分、自陣22mライン付近のラインアウトを決められるが、モールで押し返す。慶大が守備で粘る中、狭いスペースで高橋佑がキックで転がす。悔しくもそれが上手くディフェンス不在のスペースに決まりWTB飯岡にトライを献上する。

 何とか点を返したい慶大、0-21で迎えた後半15分、自陣で相手ボールのラインアウトを成功させる。外側にパスを展開され、再度ピンチを迎えたと思われたところで、伊吹が華麗にインターセプト。自陣深いところから敵陣22mラインまでフリーで駆け抜ける。後ろから跡を追うように走り込んだ小野澤へのパスはノックフォワードとなるも、伊吹のビッグプレーで陣地を回復させた。

 続く17分、今度は筑波大にノックフォワードを誘発させ、敵陣で攻撃の起点を作る。ラインアウトから、徐々に攻め込む慶大。筑波大のディフェンスは堅かったが、橋本がラックからパスを出すと見せかけて自ら飛び出してビッグゲイン。トライまであと一歩のところで、中野小林にパスを放る。フェーズが途絶えたところでが相手の隙を見計らってトライエリアに飛び込んだ。小野澤が確実にコンバージョンを決め、メンバー全員の魂がこもった連携プレーで慶大が反撃を開始する。

 33分、慶大ボールのスクラムで押し、小林が敵陣でエリアを戻す。筑波大の悪質なファウルでフェーズが途絶え、慶大は敵陣約5mのところで数的有利のビッグチャンス。タップキックを選択し果敢に攻めるも反則を犯し、相手ボールに。惜しくも慶大の得点機は残り約5分とロスタイムに託される。

 40分、自陣での相手フェーズに耐える中、今野がコンパクトにインターセプトを決め、慶大の攻撃を展開させる。小舘に代わり投入された対抗戦初出場の4年・江頭を始めとし、フィールドを左右広く使ってエリアを取り戻していく。

一度パスが乱れたものの、すぐに相手の制球の乱れを招き、再び慶大ボール。ここでこの試合急遽メンバー入りとなった草薙がライン際でパスを受けそのまま駆け上がる。快速を飛ばしトライを収める。ここでノータイムとなり、12-21という結果に。反撃も実らず、あと一歩のところで敗戦となった。

 この試合のペナルティ数は両校とも10。スクラム成功率は慶大が6/12の一方、筑波大は9/9。完全に慶大優勢のゲームメイクとは言えない苦しい時間が続く中、守備面ではダブルタックルで堅実な守備を魅せ、攻撃面ではルーキーの2トライという優れた点も多々見られた。2週間後の立教戦で確実な勝利を掴むため、慶大蹴球部の伸び代に期待がかかる。

以下、試合後インタビュー↓↓

⭐️青貫監督今野主将

ーー今日の試合を振り返って

青貫監督まずは今日、秩父宮という素晴らしいピッチで試合をさせていただいたことを、関東協会の皆様、そして筑波大学の皆様に感謝申し上げます。試合につきましては、春季大会で負けた筑波大学さんにリベンジを果たすための準備を積んできて、選手たちは良い練習をしてくれていたと思います。ただ、結果及ばずという所で、全体的にまだ筑波大学さんに勝てるところまでは成長できていなかったのではないかと思います。まだ2戦目ですので、ここから成長を加速させ、強豪校に勝てるよう精進しますので、今後とも応援よろしくお願いいたします。

今野主将このような試合の場を設けていただき誠にありがとうございます。青学戦に勝利してから2週間、筑波さんの良いアタックを上回るアグレッシブなアタックを見せて競り勝とうという目標を持って、しっかり準備を重ね、自分たちは自信を持って筑波さんとの試合に向かえたと思っています。それでも、試合後に驥世(申)も言っていましたが、前半の規律だったり、一個一個のプレーの精度が足りず、最後届かなかった原因かなと思っています。

ーー前半からキックを多用したが、プレッシャーが足りずコンテストできていなかったように見えた

青貫監督前半からボールを回して積極的にアタックするというプランだったのですが、筑波大学さんのディフェンスにプレッシャーをかけられて、受けに回ってしまったことがこの試合の敗因だと分析しています。

ーースクラムで劣勢に回った

青貫監督筑波さんはスクラムが非常に強いチームである中で、前半はできるだけ我慢して、後半から3人(井吹、藤森、中谷)フレッシュなメンバーを投入してスクラムから捲るというプランだったのですが、後半に上手く行った部分もありましたが、前半想定以上にプレッシャーを受けてしまいました。ここはまだまだ自分たちの実力不足だと思いますし、成長していきたいです。

ーー序盤は厳しい入りだったが、立て直すにあたってどのような声をかけたか

今野主将前半自分たちは風下を選択したので、自分たちが苦しい時間を迎えることは試合前から織り込み済みでした。ボールインプレーの時間が増える中で、とにかく走り勝とうという話はしていました。また、アグレッシブなアタックをする分、自分たちのミスが多くなることは分かっていたので、ミスを犯しても落ち着いていこうという話も常に声掛けをしていました。アタックのミスはディフェンスで取り返せば良いというマインドを試合前から共有していたため、慌てずに粘り強いディフェンスが出来たのではないかと思います。

ーーセットピース/ジェネラルプレーそれぞれの完成度

青貫監督筑波さんはスクラム、ラインアウト共に非常に強いチームである中で、選手たちはよく頑張ってくれたと考えています。互角以上に戦えたシーンもありました。一方で、80分通して継続することはできなかったので、課題はそこにあるのではないかと思います。セットピース以外の部分だと、先程も言ったように想定外にディフェンスの時間が多かったのですが、逆にあそこの我慢の時間で、選手たちは良いディフェンスをしてくれたので、この部分はこの試合の収穫だと思っています。

ーー1年生の中で特に目立ったパフォーマンスを残した申と小林について

青貫監督申は青学さんとの試合でも成長しましたし、この試合の中でも成長しましたし、試合を通じて成長してくれる選手です。また、1年生ながらチームの中でリーダーシップも発揮してくれる非常に頼もしい選手です。小林については、今回彼は人生初の秩父宮ということで緊張もあったと思いますが、1年生らしいのびのびとしたプレーを見せてくれたので、彼もチームにいい影響を及ぼしているのかなと思います。

ーー筑波に3年間勝てていない。原因は

今野主将自分自身、去年の対抗戦の筑波戦を怪我で欠場した中で、絶対に勝つという気持ちで臨んだのですが、勝てなかったことが本当に悔しいです。筑波さんと慶應の差というと、細かい部分へのこだわりだと思います。慶應はディフェンスに特化して「魂のタックル」のような伝統的なプレーが特徴です。ただ、時代と共にラグビーも変化する中で、慣れていない、という表現が正しいかわかりませんが、アタックで普段よりボールを回す回数が増えた時、集中力を持ってアタックを続け、パスが乱れても継続してやり続けられる力、また、ボールへの執着という部分が不足しているのかなと思います。

⭐️対抗戦初トライを記録した申驥世選手

ーー今日の試合を振り返って

良い部分もありましたが、今日は自分のタックルミスが多く、それが失点に直結してしまったので、反省したいです。

ーー申選手のタックルがヒットすれば相手は倒せていた

そうですね。コンタクトの部分は通用するという感覚があったのですが、もっとボールに絡みに行くようなプレーができれば良かったなと思いました。

ーー初めての秩父宮

とても良い芝で、バックスタンドの観客席との距離がとても近く、観客の方々の声援などが大きく聞こえました。ずっとやってみたかった夢の舞台だったので、入場したときは興奮しました。

ーー筑波のようなチーム勝てるようになるには何が必要か

ひとつひとつの練習の質もそうですし、マインドの部分で、日本一を目指す上でもっとチームが一つになることが必要だと思います。今日も「筑波相手に良い試合が出来た」と振り返るのではなく、メンバーであるかに関わらず、全員で悔しく思うことが大事だと感じています。

ーースクラムについて

相手のスクラムが強いことは事前に共有されていましたし、上回られることは想定内でしたが、スクラムで流れを掴めなかったことも敗因のひとつなので、自分だけではどうにもできないのですが、これからフォワード陣で話し合って改善していきたいです。

ーー初トライの感触は

弾介さん(橋本)の突破を起点に良いアタックが続いてる中で、コバ(小林)が良いランをしてくれたので、自分は最後置くだけでした。ただ、きつい時間帯でも足を止めずにサポートした結果がトライに結びついたと思っているので、コバにも感謝ですし、サポートに走って良かったなと思います。

ーーフォワードながら広範囲に動き回り様々なタスクをこなした

春シーズンに出たデータを見て、運動量が圧倒的に足りていないことが分かったので、山中湖合宿からは毎練習フォワード陣の中で一番長い距離を走ることを心がけてきました。それが試合での運動量、様々なタスクをこなすという部分にも繋がっているのだと思います。

⭐️対抗戦初出場となった草薙拓海選手

ーー突然のメンバー入りとなったが

最初メンバー入りしてたのは副キャプテンの山本大悟(環4・常翔学園)さんという方だったんですけど、すごい情熱的な方で、普段の練習からプレー面でも精神面でもチームを引っ張ってくれるような存在だったので、その人の代わりに入るというのは、すごいプレッシャーを感じましたけど、出るからには全力にやり切ろうと思いました。大吾さんが出れなかった分の想いも背負って、覚悟決めて、試合に臨みました。

ーー試合前の筑波大学の印象

バックスもフォワードもタレントの揃っているチームで、特にバックスは同い年の石﨑悠生(体1・桐蔭学園)の綺麗なアタックに勝ちたいなという印象でした。

ーービハインドの場面での途中出場だったが、どういった気持ちで試合に臨んだか

自分がやること決まっていて。アタックで点取ったり、前でてチームを鼓舞することなので、負けてる勝ってる関係なしに自分がどんどんボール持って前出てやろうと思って、グラウンドに立ちました。

ーー今日の試合を振り返って

今回は青学戦から2週間、部員全員で勝ちに行くつもりで練習をしていたんですけど、まだ個々のスキルや気持ちで押されている部分もあったので、より濃密な練習を極めて行って、次はスタメンで試合に出れるように頑張りたいと思いました。

⭐️対抗戦初スタメンとなった小林祐貴選手

ーー今日の試合を振り返って

ゲームプラン的にはコンタクトと外に動かすところで後半ちょっと切れてしまって、最後まで遂行できなかったところが悔いが残る形でした。風下で、結構ハイパンが思ったように蹴れなかったのと、後半は負けていたので風上だけど難しかったです。

ーーここからどう次に繋げていきたい

一個一個の細かいプレー、スキルのところで、今日も前をとりあえず止めてから外に回せたらもうちょっといい形で外に渡せたと思うんですけど、そこを止められなかった。ハンドリングとか、一個一個のテクニックがもうちょっと精度を求められていると思うのでそこをもうちょっと極めていきたいです。想定よりカバーリングが来ていて、ブレイクダウンも想像よりもなくなってしまってて、思うように押せなかったというところがチームとしてもありました。でも、強みは出せたかなと思います。やっぱり、他の10番の方との違いでいったら自分はランなので。ランを生かしつつ、もうちょっとスキルも磨きたいです。そこで止められたらもっといいアタックができると思うので。

ーー今試合で初の対抗戦スタメンデビューだったが

高校時代でも10番をやっていたけど、慶應に入った理由っていうのはやっぱり対抗戦で10番を着る、黒黄ジャージを着るっていうのが本当に目標だったので、より(前試合は)悔しさがあって。いいプレーできてたら、もうちょっといい10番デビューになったと思うんですけど。でも、まだ10番争いをまずチーム内からやっていかなきゃいけないので、また着れるように頑張りたいです。

ーー今日の試合で一番良かったところは

キックでいうと、一本目のカウンター、切り返しのハイパンで、謙真君(小野澤)のセットのところが結構チームとしてやりたいことができてたかなと思ってて。キック以外でいったら後半最初のキックカウンターのところと、フェーズのところで結構仕掛けられたのはよかったかなと思います。

 

 

早大

帝京大

明大

慶大

青学大

筑波大 

立大

日体大 

勝点

早大

 

11/2

14:00

秩父宮

12/7

14:00

国立

11/23

14:00

秩父宮

10/26

14:00

夢の島

10/11

16:00

大和

78-0

12T9G

59-7

9T7G

2

0

0

12

帝京大 

11/2

14:00

秩父宮

 

11/16

14:00

秩父宮

11/30

13:00

熊谷

10/12

13:00

帝京G

10/26

14:00

足利

48-21

8T4G

113-7

17T14G

2

0

0

12

明大

12/7

14:00

国立

11/16

14:00

秩父宮

 

11/2

11:30

秩父宮

91-7

13T13G

⚫︎

24-28

4T2G

10/26

11:30

足利

10/11

11:30

大和

1

0

1

8

慶大 

11/23

14:00

秩父宮

11/30

13:00

熊谷

11/2

11:30

秩父宮

 

32-18

4T3G2PG

⚫︎

12-21

2T1G

10/11

13:00

桐生

10/26

11:30

夢の島

1

0

0

6

青学大 

10/26

14:00

夢の島

10/12

13:00

帝京G

⚫︎

7-91

1T1G

⚫︎

18-32

2T1G2PG

 

12/6

14:00

熊谷B

11/9

14:00

えどりく

11/24

13:00

熊谷

0

0

2

2

筑波大

10/11

16:00

大和

10/26

14:00

足利

28-24

4T4G

21-12

3T3G

12/6

14:00

熊谷B

 

11/22

14:00

秩父宮

11/9

11:30

えどりく

2

0

0

10

立大

⚫︎

0-78

⚫︎

21-48

3T3G

10/26

11:30

足利

10/11

13:00

桐生

11/9

14:00

えどりく

11/22

14:00

秩父宮

 

12/6

11:30

熊谷B

0

0

2

2

日体大

⚫︎

7-59

1T1G

⚫︎

7-113

1T1G

10/11

11:30

大和

10/26

11:30

夢の島

11/24

13:00

熊谷

11/9

11:30

えどりく

12/6

11:30

熊谷B

 

0

0

2

2

◎勝ち点の多い順に順位決定を行う。

・勝ち:5、引分:3、負け:1、不戦勝:6点、不戦敗:0点、不成立:3点

・負けても 7 点差以内ならば、勝ち点 1を追加。

・3トライ差以上での勝ちならば、勝ち点1を追加。

 

(取材:塩田隆貴、島森沙奈美、月井遥香、小野寺叶翔、髙木謙、根本佳奈、福田龍之介)



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