【What is ○○部?】「繋ぐ」泳ぎで勝利を掴め!水中の格闘技/File.29 水泳部水球部門(前編)

水球

慶大の体育会を深掘りしていく連載企画、「What is 〇〇部?」。第29回目は水泳部水球部門!慶應義塾体育会水泳部水球部門は1915年創部、100年以上の伝統を持ち、「繋ぐ」をスローガンに掲げている。現在、関東学生水球リーグでは1部に所属しており、2025年度は4位という結果であった。今回ケイスポでは日吉キャンパス協生館のプールおよび練習場での練習風景を取材し、彼らの経歴や練習の雰囲気、来年度の目標などについてマネージャーの青山萌(経3・慶應NY)さんにお話を伺った。

 

【年間スケジュール】

10月

東京都選手権

社会人と大学生の混合リーグ戦

1か月間毎週末行われる。

3月

春季六大学合同練習会

毎年慶應大学による主催

慶應、早稲田、日大、専修、成蹊、明治の6つの大学が参加する。

公式戦ではなく、シーズンが本格的に始まる前の練習試合のようなもの。

4月12日

早慶戦

昨年までは6月に開催していたが、プールの関係上4月に前倒しとなった。

5月~

関東学生水球リーグ戦

水球日本選手権予選会

2つが並行して行われる。

6月

水球日本選手権本選

 

9月中旬

全日本インカレ水球

 

 

早慶戦が4月開催になったことにより、チームとして初めての公式戦が早慶戦ということになる。昨年までは、4月に入部する1年生が約2か月かけてチームや練習に慣れることができていたが、開催時期が4月になると、わずか2週間で調整しなければならなくなる。

 

【部員の構成】

代替わりが終わり、4年生がいないというちょうど転換期にあたる。

選手22人、スタッフ6人。選手は全員経験者。内部出身者が多く、外部生は22人中7人。

慶大水泳部水球部門提供

【普段の練習】

授業があるときは週に10回練習を行っている。

オフ

朝練(6:30~8:30)

水、木

朝練(6:30~8:30)、夜練(18:00~21:00)

夜練(18:00~21:00)

12:00~15:00

9:00~12:00、15:00~18:00

練習にはOBが顔を出すことも

【部の雰囲気】

少人数のため、アットホームな雰囲気。中学や高校のころから一緒だった人が多いため、先輩後輩の上下関係があまり厳しくない。オフでも水球部のメンバーでいることが多い。

 

水球部門をサポートするマネージャーの青山萌(経3・慶應ニューヨーク)さんにお話を伺いました!

 

――マネージャーになった理由

大学生活で1つのことに何かしら打ち込みたくて、私的には自分が馴染みやすく入れるためにも、規模が大きい部活ではないところを探していました。私が入った時は部活の人数が45人ぐらいだったと思います。ちょうどいい規模で、早慶戦でも強かったのでマネージャーになることにしました。何か1つのことをやっていないと大学生活を無駄にしてしまうのではと思いました。

マネージャーも練習の振り返りに参加

――水球の魅力は

ポジションがあまり決まっていないところだと思います。例えば、他のスポーツだったらディフェンス専門とか、オフェンス専門とかあると思いますが、特に慶應は6人全員で攻撃も一緒に行くし、ディフェンスも6人全員で戻って一緒にやるというプレースタイルです。それがチームスポーツの中でも“6人全員の息が合っていないと成り立たない”というところが大きな魅力です。

 

――慶應の強み

とにかく泳ぎが強いと思います。今もその泳ぎを強化する練習を行っているところですが、他のチームが疲れたときに慶應は粘り強く最後まで泳ぎ貫きます。慶應はたくさん選手がおり、交代の層も多いので、相手が疲れてきたときにどんどんフレッシュな選手を送り込んで戦い続けられることができます。

強みの泳ぎを強化している

 

後編では主将・副将の2人にインタビューを行いました!

ぜひご覧ください!

 

※写真は一部慶大水球部提供

 

(取材:河合亜采子)

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