慶大の体育会を深掘りしていく連載企画、「What is 〇〇部?」。第33回目は自動車部!創部からの歴史は長く、OB・OGとの結びつきも強い慶應義塾自動車部。運転、走行はもちろん、整備まで部員たちで行って活動しています。今回は、日吉の自動車部専用練習場にて、西村京夏選手(法3・田園調布雙葉)、梅村燎選手(理2・慶應)をはじめ、部員・卒業生の皆さまに取材を行いました。
後編では西村京夏選手(法3・田園調布雙葉)、梅村燎選手(理2・慶應)へのインタビューを掲載いたします!
西村京夏選手(法3・田園調布雙葉)
梅村燎選手(理2・慶應)
西村:最初は体育会に入ろうとは思っていなくて、新歓はそこまで目的を持って行けたわけではなかったんです。たまたま「横乗りできます。」と書いてある看板を見つけて、それが自動車部で、おもしろそうだなと思って横乗りに行ったのがきっかけです。横乗りは競行で行われて、競技走行の選手の横を助手席でヘルメットとか被って、ジムカーナ体験をするというものだったんですけど、それがおもしろいと思って、入ろうと決めました。
梅村:僕は塾高の自動車部出身なんですけれど、高校も同じ場所で活動するので、大学生の方々を日ごろから目にして、大学生の方が乗っている全日本で戦う試合車をみて、それに乗ってみたいなと思って、車に憧れて入部しました。

西村選手
西村:部員の中では、私は少ない方かなと思うんですけど、多い時で週に1、2回くらいですね。
梅村:僕は結構運転する機会は多いかなと思っていて、週5、6回くらいは運転しています。車を運転するバイトをしていて、街の中をドライブするのが好きなので、車で移動できる時は僕が運転しています。
西村:前に男子車両でダートトライアルでインテグラという車を使っていたんですけど、今は大会の方で車両規定とかもあり、変わってしまったので、ダートでそのDC2という車に乗ってみたかったなと思っています。

梅村選手
梅村:自分は今、譲り受けた車でトヨタのクラウンという車に乗っているんですけども、その最新のモデルで、水素で走れるクラウンのモデルがあって、そのモデルに乗ってみたいです。
西村:個人成績は、全日本は個人1位を取ったので、まだ成長の余地はあるんですけれど、良かったなと思います。
梅村:自分は今2年生で、大会出るにあたって限られた人数しか走行できず、その選考があるんですけども、それにギリギリで負けて、補欠になることが多く今年は選手としては出られなかったので、来年こそ選手として出たいなという気持ちです。
西村:全日本のジムカーナですね。ジムカーナとダートトライアルは午前と午後で一人2走をトータルで乗るんですけれど、2走の方で一番速かった方の成績で順位が付いていくので、自分が午前速かったとしても、午後誰かに抜かされたら勝てないんです。慶應の女子は二人の選手で団体を組んでいて、午前は正直あまりタイムが良くなくて、団体も個人も成績が危ないなかで、午後のヒートで二人で挽回して優勝できたというのは、個人的にも嬉しい出来事でした。
梅村:全日本のフィギュアの大会が毎年10月の後半くらいにあるんですけども、そこで、自分は高校からやっている関係で、フィギュアは得意でして、去年の全日本フィギュアで優勝することができたんですね。今年も二連覇狙って練習したんですけども、大会が雨でなくなってしまって、大会に出ていないということが印象的ですね(笑)。
西村:まず、来年も女子で全日本総合杯三連覇を目指すというなかで、個人としては、4年生に女子がおらず3年生が一番上なので、女子部員を引っ張っていって、もっと自分がスキルを上げて、付いてきてもらえる先輩になれればと思います。
梅村:来年こそは、全関東、全日本共に選手として、出場したいなと思うのと、フィギュアに関しては優勝を狙いたいと思います。
西村選手、梅村選手、そして取材にご協力していただいた部員・OBの皆様、ありがとうございました!
(取材:小野寺叶翔、中原亜季帆、水野翔馬)

