慶應スポーツ新聞会

【ソッカー女子】チームを牽引する2大エース対談

昨年は慶大ソッカー部女子にとって変革の年であった。都リーグで優勝を達成し、念願の関東リーグ入れ替え戦に史上初の進出を果たした。大学リーグでは最下位に終わったものの、入れ替え戦で劇的勝利を収め1部残留を決めた。そして創部7年目を迎える今年。3年目となる中山茜主将(環4)と石原愛海(環3)のコンビを中心に躍進できるか、まさに勝負の1年となる。インカレベスト4という目標へ――。スローガンである「貫け!」という言葉の通り、熱き想いを貫き、戦い貫く慶大イレブンに注目だ。

攻撃を牽引する中山主将(写真中央)と石原(写真左)

―昨年は史上初めて関東リーグ入れ替え戦に進出を果たしたが

中山 来年インカレ目指すためには関東リーグに昇格しないとダメだよねとみんなで話していたので、目指して取り組んでいたんですけど、やっぱりその中で2回戦敗退という結果になってしまったということは自分たちがまだこれから改善していかないといけない課題が多く残ったということなので、その課題を今年度は改善しつつ、さらに高みを目指して努力していかないといけないと思っています。

―入れ替え戦に出場したことよりも敗退したことの方が印象に残っているのか

中山 進出というのは本当に最低条件で、やっぱり上を目指して行けなかったというところがすごい悔いに残っています。

石原 今まで関東リーグ入れ替え戦に至るまでにいろいろな試合があって、自分たちのチームとしてどういうプレーをするとか練習してきたんですけど、関東リーグ入れ替え戦に出た時はそういう自分たちのプレーとかが出来てなくて、すごく悔いの残る試合だったと自分はすごく感じていて、リーグに今までやってきたことをしっかり出せるように。やってきたものを出せなければ結局意味がないと思うから、やってきたことだけじゃなくてそれを自分たちのプレーとしてしっかり表せるようにもっと努力していかないといけないなと思いました。

―大学リーグの方ではなかなか点が取れずに苦しんだ

 

中山の持ち味は高い決定力だ

中山 大学リーグでも点数を取れなかった原因として、自分の決定的な場面で決められなかったということもあるんですけど、それだけでなくシュートチャンスも多く作れなかったというのも課題で、私は監督からも言われているんですけど、身体能力が同じ相手に対していかにオフ・ザ・ボールのいい動き出しをして点数を決めることができるかどうかが私の課題になっているので、今年度は大学リーグ始まる夏までにその部分において自分の技術を向上させて一試合一試合点を決め切れる選手になりたいと考えています。

石原 大学リーグは他のクラブチームとの戦いと比べると、カウンターとかちょっとしたスキをつけば得点を得られるチャンスがすごくあると思っているんですけど、そのチャンスを自分たちが生かせなかったり、作り出せなかったっていうのがすごいあって、例え相手にボール支配されても必ずそういうチャンスは一回は来ると思ってるので、自分も含めてみんながそういう決定的な場面を決め切れるようにしていけば点も取れると思います。それだけじゃなくて、自分たちでボール持って主導権握ってプレーできるようになっていかないと自分たちの目標掲げるうえでは勝ちあがっていくことは出来ないなと感じました。

―慶大の攻撃を牽引してきたお二方のコンビも3年目の今年が最後だが

中山 私は4年生になって主将という立場について、今までは自分が点を決めてチームを勝利に導けばそれでいいやと思っていたんですけど、今としては自分が点を決めるということよりもいかにしてチームが点を決めてチームを勝利に導くことが出来るかという、自分だけの視野でなくチーム全体を通して自分の立場を考えていく覚悟を持てるようになりました。

 

石原 今まで自分は1、2年生という下級生という立場で、正直何でもやっていいという責任が伴ってないプレーとかもすごいあったと思うんですけど、3年生で上級生という立場になって自分がやらないという気持ちもすごい強くなったし、チームとして流れが悪くなったりした時とかその流れを変える、自分がプレーで何かしようっていうことを思っています。

―練習試合を通して手ごたえは

中山 今はまだ全然チームが完成してなくて、個人個人の役目を果たすこと、自分で考えて主体的に行動できるということに重点をおいているので、まずキーパーがボール持ったら大きく蹴るのではなくて、近くの人につないでつないで一人ひとりが責任を持ってボールを前に運んでいくっていうところに重点を置いてやっている中で、最初の方は、昨日も練習試合で大東に大敗してしまってという中で、今日は責任を持って前につなごう、挑戦しようという気持ちが表れていたので、少しずつ出来ているかなと思います。

石原 まだチームとして全然成り立っていないと思うんですけど、はじめの方が自分たちが主体的にというよりも周りがこうだからっていうのがあるなと感じていたんですけど、でも今日とかは自分がどうすればいいのかというのをみんなが考えてプレーしていたなと思います。今後サッカーするうえで結局最後判断するのは自分だと思うし、サッカーは本当に自分がしっかりやらないとチームとして成り立っていかないと思っているので、もっと向上していかなければいけないと思うんですけど、そうやってチームとして上に上がっていければいいなと思います。

―地域対抗戦に西関東選抜として出場したが

中山 地域対抗戦では一人ひとりが上手いので、そこからどう組み立てていくかどのタイミングで上げるか、それとも今のタイミングはボールをつなげる時期なのかっていうところでお互いの動きを見合ってしまって、なかなか所属している大学で活躍出来ているいい部分っていうのを消し合ってしまったなというマイナスの印象でした。良かった部分としては各大学の選手個人個人が高い意識を持って、毎試合臨んでいる。監督が何か言わなくてもある程度自分たちで考えて出来てしまうということが分かりました。

石原 他の地域にはすごい上手い選手とかいっぱいいて、そういう選手を見て自分たちが知っているチームだったり、メンバーだったりとは違う選手を見ることによって、今までは関東の大学しか見てなかったんですけど、全国で見ると全然違うプレースタイルだったり意識の高さをすごい感じられて、関東で勝てばいいとかじゃなくて他の強いチームに対してもそういう意識を持たなくてはならないと感じました。

石原のセットプレーも得点源となれるか

 

―スローガン「貫け!」に込めた思いは

中山 貫け!っていうテーマは4年生の中で決めたんですけど、二つあって一つ目はインカレベスト4という高い目標を掲げている中で、多くの困難や乗り越えて行けない壁があると思うんですけど、貫け!っていうテーマを見て一人ひとりが目標に向かって貫いて欲しいということと、昨年度インカレ出場という目標を掲げていたにも関わらず、4年生をインカレに連れて行けなかったということから、昨年度の4年生への思いさらにOGの先輩たちの思いも背負って目標に向かって貫いていこうというこの二つから決めました。

―それを聞いた石原選手をはじめ3年生以下はどう感じたか

石原 何か考えたり行動を起こさなければ貫くことはできないと思うので、一人ひとりが考えたり行動することがすごい大切で、責任も伴ってくると思いました。

―お互いのことをどのように見ているか

中山 愛海は今色々なポジションをやってるんですけど、どこでもしっかりそのポジションの役目を果たしてくれていて、やっぱり攻撃の起点として愛海がボール持ったら次に私がボールもらえるところに動かないといけないという信頼はあります。

原 チームの中で一番勝ちたいという気持ちや自分がやらないといけないという責任感が一番強いなと思っていて、そういうプレーの面だけではなくて気持ちの面でもそういう強さがあることから、(私も)もっとやらないといけないなと思わせてくれます。プレーではなかなか点が入らない試合だったり、流れが悪い時とかに自分がボール持ったら裏に走り出してくれるから、悪い言い方かもしれないけど(相手ディフェンスのう)出しておけばいいというような感じはすごいあって、そういう意味では頼りになります。

―目標と意気込みをお願いします

中山 15年間サッカーしてきた中での集大成だと考えています。今までは得点王とかベストイレブンに入ることを目標にしてきたんですけど、今年度は自分の中でも集大成だしチームの4年目としても集大成で、ここがインカレ出場、そしてインカレ出場以上の目標を掲げることができる最後のチャンスなので、チームのために自分がどうあるべきかを常に考えて行動していきたいというのを目標にしています。

石原 昨年度他のチームが出ているインカレを見に行って、今まで一緒にサッカーをしてきた仲間とかがそこでプレーしているを見て、すごい羨ましいと感じました。そういうところで自分も試合をしたいと思ったし、だから自分はその舞台に立って目標を達成したいなという思いがあります。それと今年自分がそういう目標に向かっていかないと自分が4年生になった時にダメだと思うから、3年生のうちから責任を持ってやっていきたいと思います。

写真左=中山 茜(なかやま・あかね) 環境情報学部4年。横須賀シーガールズ出身。地域対抗戦・西関東選抜。今年、慶大ソッカー部女子主将に就任し、精神的支柱としてもチームを引っ張る。

同右=石原 愛海(いしはら・あみ) 環境情報学部3年。JFAアカデミー福島出身。地域対抗戦・西関東選抜。1年次よりスタメン出場し、2年次の昨年からは背番号10をつけてプレーする。

( 取材 並松 康弘)

【体育会ソッカー部女子、新入部員募集中!】

「初心者から経験者までいろんな価値観がある人が集まってこそ本当に強い組織が出来ると考えていて、そういう組織の中で強豪に勝った時の喜びは他の大学が味わえない喜び」(中山主将)が慶大ソッカー部女子の魅力であるそうです。だからこそ「初心者大歓迎」で、実際に現役部員の中にも大学からサッカーを始めた選手もたくさんいます。http://homepage1.nifty.com/keio-soccer/womens/

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