【バレーボール】東日本インカレ準々決勝 王者の前に敗北、ベスト8で大会終了 東海大戦

ベスト8で大会を終了

 東日本インカレ準々決勝。慶大はベスト4をかけこの大会2連覇中の東海大と対戦。絶対的王者を前に1セットを奪うなど健闘したものの、セットカウント1-3で敗戦。金星とはならず、ベスト8でこの大会を終えた。

6月19日(土)第29回東日本大学バレーボール選手権大会 準々決勝 慶大-東海大 青山学院大学記念館  

得点
慶大 セット 東海大
12 25
25 19
20 25
19 25
 

渋谷は第2セットから出場

 東海大も平行して行われている国際大会の影響で主力の3人を欠くなど万全ではない状態。しかしそれでもここまで勝ち抜いてきた相手。第1セットは序盤に慶大のミスもあり5-12と走られる。その後もサーブカットを乱され持ち味のコンビが使えず、あっさり5-12でこのセットを落としてしまう。しかしここで気持ちを切らさないのが今の慶大。センターに渋谷(環3)が交代すると徐々にブロックも相手に対応し始める。間宮(政2)の連続スパイクで作った2点のリードを粘り強い守備でキープ。相手のサーブミスにも助けられ19-17で終盤を迎える。ここでフェイントでかわしにくる相手も小池がしっかりカバーに入る。サイドの間宮、岡田(商1)につなぎここから5連続ポイント。最後も間宮がきめきり25-19とこのセットを奪ってみせる。第3セットも東海大を上回る3本のブロックポイントを集中するなど前半は13-13とくらいつく。しかしここからスパイク、サーブのミスなどから流れを失うと中盤離され20-25。最終セットはサーブレシーブを乱され19-25。セットカウント1-3で敗戦しベスト4はならなかった。

 王者に対しまずは「適応してセットをとったことが収穫」と宗雲監督。この大会ではベスト8中7校が関東1部リーグ所属がしめたが慶大もしっかりその1角を死守して見せた。チーム数なども編成されさらなる混戦が予想される秋季リーグ。その前にまずはひとつ慶大が関東1部として結果を残した。

By Hideki Tsubonuma

コメント

宗雲監督

(今日の試合を振り返って)東海は主力が3人いないこともあって、速いコンビネーションバレーをやってくることはわかっていた。1セット目はそのコンビネーションに全くついていけなくてああいう展開になってしまったが、サーブレシーブも乱されてしまってそれはしょうがない。ただ2セット目は相手のサーブミスが多くて助けられた部分もあったとは思うがブロックも徐々に相手に合わせることが出来るようになってセットを取ったことがまずは今日の収穫。3、4セットも途中まではいい形でついていけていた。(秋に向けて持ち越しとなった課題は)サーブレシーブはやっぱり東海ぐらいの速い、強いサーブになるとどうしても乱されてしまう部分もある。今日もキャッチの返球率がかなり悪かったと思う。レシーブも東海を見てうちも目標としてやっていかなければならない部分だと思う。(春の大会の区切りを迎え、秋での戦いに向けて)本当に今は何も考えていなくて、というのも岡田と星谷がジュニアで抜けてしまう可能性があるのでリザーブの選手をどこに使っていくのか、これから考えていこうと思っています。

泉水コーチ

(今日の試合を振り返って)平日はチームを見れてなくて、今日しかみてないんですが、リーグ戦のときと比べて試合ごとにチーム力が上がっているなと感じています。東海に対応している部分もあり成長を感じます。(相手は泉水コーチの母校東海大だったが)今は特に自分が東海大出身だからっていうのは特になくて、3連覇を狙う大学日本一のチームとしてすごいなと感じています。(この夏はどういう点を選手に求めるか)監督が言っていたようにジュニアで選手が抜けるというのはあるんですが、全員の個人の力を上げていかないとチームとしてもうひとつ上にはいけないと思うので、ひとりひとり良いものは持っているし、少しずつ力を伸ばしていって欲しいなと思います。

小池主将

(今日の試合を振り返って)今日は勝てるチャンスだったと思ったが、要所要所でミスがでたのでもったいない試合だったなという感じです。でもそれが力の無さだと思うので。力の差を痛感した試合でした。(2セット目にリズムが良くなった要因は)ブロックポイントだったり粘り強くレシーブをしてそれが決まったりしていたので。中盤まで我慢してついていったのが良かったのかなと思います。(今後、東海大など1部と試合をするにあたって磨かなければならない点は)サーブレシーブなど。サーブが一ランクを二ランクも上なのでサーブカットをもう一回しっかりと見直して、コンビをしっかり詰めていきたい。ブロックはまだまだ練習の途中なのでこれからどこまで伸ばせるかという感じです。(ベスト8という結果だったが今大会を振り返って)ベスト4になって1部の上位をくってやろうという気持ちで臨んだけれど、物足りないというか悔しさが残る大会でした。秋に向けて課題が残ったので頑張ります。(秋のリーグ戦に向けて)春は1勝しか出来なかったので勝ちを意識してバレーをやって、出来れば半分以上には入りたいです。

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