【端艇】第３９回全日本大学選手権大会　２日目

僅差で敗れてしまった男子エイト 

埼玉県戸田市戸田ボートコースで、８月２４日に第３９回全日本大学選手権大会の２日目が行われた。慶大からは２３日の予選レースの結果から、女子ダブルスカル、男子ダブルスカル、男子舵手なしクォドルプル、女子舵手付クォドルプルそして男子エイトが準決勝進出を目指して出漕した。

注目の男子エイトは、敗者復活レースのＡ組に出場。その中の１着のみが翌日の準決勝に進出できるという状況の中でレースは行われた。序盤から隣のレーンの東京大学との１着を争う展開となった。しかし、わずかに東京大学がリードし、レースは終盤へ。慶大は猛追を見せたが最後の最後で一歩及ばず僅差で２着でのフィニッシュ。準決勝に進出することはできず、２日目で敗退となってしまった。

また、男子ダブルスカルは２着に１艇身半ほどの差をつけての１着でのフィニッシュ。準決勝への進出が決定した。男子舵手なしクォドルプル、女子舵手付クォドルプルはともに１着とはならなかったが２着を守り抜き準決勝進出を決めた。女子ダブルスカルは５着でフィニッシュし、２日目で敗退となってしまった。

       （記事：櫻井悠平）

柴田三四郎　（男子ダブルスカル）

（今日の試合を振り返って）明日の試合に敗者復活戦の5艇中1位しかすすめないこともあって今日勝てないと明日に繋がらないので、今日の試合では何がなんでも勝つということをクルーで話し合っていました。本当だったら昨日の予選で首尾良く1位をとりたかったんですが、京都大学に負けてしまいそれが果たせなかったので。このクルーは組んで浅いんですが、最終日の順位決定戦もしくは決勝を目指してやってきたクルーなので、その前段階となる準決勝に進むことが出来てホッとしています。（今日のレース展開についてどのように考えていたか）相手の予選の時のタイムをみて序盤で出られると思ったので、まずスタートで出て頭をとり、どんどん引き離していって序盤でもう相手に勝負のタイミングを与えさせないレースを出来ればいいね、と2人で話していました。（3秒最初につけてそのあともリードを広げましたが）そうですね、第一クォーターで差をつけて以降もっとどんどん差を広げていきたかったところなんですが、今日は自分たちの漕ぎの中でも悪い方が出てしまったので1位で通過して明日につなげるという最低限の結果は出せましたが、内容はいまいちだったので明日に向けて修正していきたいですね。（明日以降の意気込みをお願いします）2年生と3年生の若いクルーなんですが、決勝、順位決定に向けてやってきたクルーなので、厳しい戦いとは思いますが、先だけを見据えてやっていきたいと思います。

森崎光洋　（男子舵手なしクォドルプル）

(今日のレースを振り返って)スタートで先に出ようとしたんですけど、日体大と日大にスタートで負けてスパートでも抜き返せなくて。そのまま日大は第２クォーターで完全に見えなくなって、とりあえず日体大には勝つつもりでいたので第２クォーターで並んで第３でそのまま抜いて、後は放していった感じです。準決勝には無事上がることができました。(昨日のレースからの修正点は)敗者復活で負けたら終わりなので、日体大はスタートで絶対に出てくるなと予想していました。僕らもスタートで負けたら厳しいレースになると思ってたので、そこはできるだけ離されないようにスパートを増やして引いていくようにして、それが良くて日体大には見えなくされずにケツは見えるようにしていました。(明日への課題は)明日のレースの相手の明治大学も最初出てそのままレースを引っ張って最後で上げてくるので、スタートで出るのは厳しいかもしれないですけど、僕らの持ち味はコンスタントなスピードなので、それを生かして第３クォーターでは明治をさしてそのまま勝っていきたいです。(明日の意気込みは)ファイナルAでメダルを目指すために明治に絶対に勝ちます。

辻次美祐　（女子舵手付クォドルプル）

（今日の試合を振り返って）今日の試合は今まで練習してきたことが十分に発揮できなくて後悔の残る試合で、明日からは今日敗れた一橋大学やそれ以上の選手たちと戦うことになるので、絶対に今までやってきたことを出しきれるように、次の試合までの２４時間を濃いものにしていきたいです。（今日のレースで良かった点は）スタートの第１Qのタイムが昨日はかなり負けていたのですけど、今日はかなり詰めることができました。それは一日でかなり大きな進歩だったと思うので、明日にかけて必ず抜くという気持ちでいます。（明日はどのようなレース展開にしたいか）明日はスタートの第１Qのトップスピードの速い選手が揃ってくるので、第１Qで必ず抜くという意識でいきたいと思います。（明日に向けての意気込みを）必ず優勝できるように頑張ります。