慶應スポーツ新聞会

【ソッカー女子】あと1点、あと一歩・・・初の勝ち点獲得ならず

 第1節では昨年のインカレ王者・日体大に大敗した慶大女子ソッカー部。目標であるインカレベスト4に向けて、まずは創部史上初の1部リーグでの勝ち点獲得、初勝利を目指したいところだ。第2節の相手は大東文化大。2部から昇格してきた相手だけに是が非でも勝ち点を奪いたい試合は、慶大が3度リードを許しても最後まで食らいつく展開となった。

 2012年9月2日(日)11:00K.O@慶大下田グラウンド

慶大 大東文化大
前半
後半
合計

♦慶大出場選手(学部学年・前所属)
GK #1 佐々木 優(商2・ジェフユナイテッド市原・千葉レディースU18)
DF #14 山下 千尋(経4・慶應湘南藤沢高)
DF #2 原 志帆(環2・文京学院大女子高)
DF #19 遠藤 未来(環1・村田女子高)
DF #21 平田 諒子(文1・福岡女学院高)
MF #20 二宮 早紀(環1・常盤木学園高)
MF #7 梅原 那奈(環1・常葉学園橘高)
MF #8 山本 瑶子(政4・慶應湘南藤沢高)
MF #18 赤羽 紗里(総1・スフィーダ世田谷)
FW #11 中山 茜(環4・横須賀シーガルズ)
FW #10 石原 愛海(環3・JFAアカデミー福島)
 

ケガから復帰した原はいきなりアシストを決める活躍

試合はいきなり動く。前半3分、CKからこぼれ球を押し込まれ先制点を許してしまう。思わぬ形での失点に嫌な雰囲気が漂うスタートなった。しかし、慶大はすぐさま反撃。中盤で粘ってセンターライン付近でFKを獲得すると、この日ケガから復帰した原(環2)が蹴ったボールはきれいな弧を描いて、ゴール前へ。これにエース・中山主将(環4)が頭で合わせると、ボールはゴール左隅に吸い込まれた。チームの今季初得点ですぐさま同点に追いつくと、徐々に慶大のペースとなる。「守備のところで献身的にみんながやれたというのが一番」と守備からリズムをつかむと、好調の二宮(環1)を中心に何度もゴール前に迫る。守備ではGK佐々木がファインセーブを連発。しかし、このまま1-1で前半を終えるかと思われた前半39分、またもCKから失点し、1点ビハインドで折り返す。

同点、逆転を狙う後半は一気に慶大が主導権を握る。中盤では山本(政4)、梅原(環1)が豊富な運動量で攻撃の芽を摘む。前線では中山、石原(環3)、二宮、赤羽(総1)がうまくポジションチェンジしながら決定機を作っていく。ゴール前での細かいパス回し、ラインの裏を狙う絶妙なスルーパスから後半30分には石原がロングシュート、後半35分には赤羽がキーパーとの1対1を迎えるが、得点には至らない。

3失点を喫したものの、ファインセーブで窮地を救った佐々木

そして後半37分、ついにその想いが実を結ぶ。中盤で相手を引きつけた二宮が高いディフェンスラインの裏を狙った浮き球のスルーパス。これに反応したのはまたも中山。相手DF、GKをかわすと、最後はゴールポストに体をぶつけながらもボールを押すこむ執念のゴールを決めた。主将の気持ちのこもった同点ゴールで必死に声を出していたベンチからも歓喜の声が響く。

その後は逆転を狙うが、まさかの展開が待っていた。同点ゴールからわずか2分後、相手に中盤でFKを許すと、ここで相手の強烈なミドルシュートがさく裂。一度はクロスバーと佐々木の好セーブでピンチを脱するも、こぼれ球を押し込まれ勝ち越しゴールを決められてしまった。このまま試合終了のホイッスルが鳴り、惜しくも2-3で敗れた。

同点ゴールを決めた中山(右)とアシストした二宮

特に後半は試合のペースの大半を握り、2得点するなど敗戦の中にも明るい光が見えた。流れの中のプレーでは随所に好プレーが目立ち、今後に期待を感じさせる内容だった。日体大に敗れてからわずか2日間で修正できた点が多かったことは収穫と言ってよいだろう。だからこそ、セットプレーで同じように3失点してしまったことは今後の課題となる。

 次なる相手はまたしても強豪・早大。6月に行われた早慶定期戦は1-1で引き分けたが、大きな手ごたえをつかんだ一戦であった。本気になったワセダは手強いが、定期戦や今節同様、「粘り」ある戦いで最後まで走り続けて欲しい。(並松 康弘)



~ルーキー特集~

前回よりお届けしているルーキー特集。今回紹介する注目選手は、今節先発フル出場を果たした3選手だ。

①名前②学年学部・前所属③ポジション・背番号④紹介文

①梅原 那奈②環1・常葉学園橘高③MF・#7④名門・常葉学園橘高で主将を務めたボランチ。豊富な運動量を生かした献身的な守備と両足で放たれる精度の高いキックが持ち味。U18女子サッカー選手権全国3位の実績を誇る

 

①平田 諒子②文1・福岡女学院高③MF・#21④MF登録も現在は右サイドバックをこなす。第1節で途中出場を果たすと、第2節では先発フル出場。積極的なオーバーラップとアーリークロスで好機を演出した

 

①遠藤 未来②環1・村田女子高③DF・#19④1年生ながらCBとして2試合連続先発フル出場した期待のDF。SBでも質の高いプレーをこなすことができ、最終ラインからのフィードで攻撃の起点となる

♦監督・選手コメント♦

岩崎 陸監督

(あと一歩でした)そうですね。日体大の試合から2日間で戦えるチームになったので、これを続けてやるしかないですね。(前回と比べて良かったことは)まずは守備のところで中盤で相手の攻撃をつぶせた。自分たちの取りどころでボールを取れた。守備のところで献身的にみんながやれたというのが一番だと思います。(そういう中でセットプレーで3失点)キッカーが良かったけど、2点目までは完全に茜(=中山)の裏取られたので、相手のリサーチがあったのかもしれないですね。最後のところはあれはね・・・もう少しシュートのコース消していかないといけなかったですね。最後のあれ(3失点目)は本当にもったいなかったですね。後半はあれだけですからね。(リーグ戦での2得点について)やっぱりリーグ戦は勝ち点を取れるかどうかなので、今日は大東に勝ち点3いっちゃったけど、まずは勝ち点3を取れるように今週この2日間でできた準備をまた1週間の中でしっかりやり切ることが大事だと思います。(前の試合からの切り替えは)次の日のミーティングから選手の目が違っていたし、いい練習ができたので、それを繰り返してやっていけば、白目を挙げることもできる。そのことだけやれるかどうかだと思いますね。(きっかけは)8点取られて負けて言い訳も何も効かないというところで、自分たちがやらないといけないと思ったんだと思います。自分たちでリサーチ、ミーティングやったりしていました。(原選手の復帰は大きいと思うが)そうですね。ただ今日ちょっと無理させてしまったんで、ちょっとどうなるか心配です。(次節への意気込みは)早稲田なのでまた厳しい戦いになると思うんですけど、早慶戦で見せたような粘りを出していけるかどうかだと思います。自分たちもやれるっていう感覚はあると思うんですけど、そこで勝っていく、勝ち点を取っていくということが非常に重要になってくるので、一週間またしっかり準備をして、次の試合も頑張っていきたいです。

中山 茜主将

(接戦を落としてしまいましたが)開始5分以内に失点してしまって、それが今後にも響いて来てしまうなと思いました。(全てセットプレーからの失点という形であったが)厳しい試合になるとセットプレーで取るか、取られるかという部分で勝負が決まると思ういます。セットプレーから3失点しているのが現実なのでもう一度守備をしっかりと固めていかないといけないと思いました。(攻撃面では2得点について)自分が行くときに行かないと点数が入らないと思ったので、思いきって行きました。(今日の試合で得た収穫は)ディフェンスラインがボールを持ったときに裏を大きく狙うという部分はいくつか狙えた部分があると思っています。実際攻撃に入ったときにも1つのボールに対して2,3人が関わって連携していた部分もあったので、そこが前節よりも成長した部分だと思います。(次の試合に向けて)次は早慶戦で前回は引き分けているので、引き分け以上の結果を出せるように今週1週間準備したいと思います。

佐々木 優

(今日の試合への意気込みは)「これは負けられない、絶対に勝たなければいけない一戦だ」と自分に言い聞かせて臨みました。(今日の試合を終えて)セットプレーは気持ちで止めなければいけないのに、相手の勢いに負けてしまって3失点してしまったことは悔しいです。(途中で雨が降ったが、コンディションはどうだったか)雨は気にせず試合に集中できました。(次の試合への意気込み)次は早稲田との試合ですが、この前の早慶戦で最後に追いつかれて引き分けてしまいました。今回は必ず勝ちます。

 二宮 早紀

(今日の試合を振り返って)守備の面で自分たちに甘さがあったので改善しなければいけないと思いました。(どのような心境で試合に臨んだか)大東大は自分たちにとってライバルなので、絶対に負けられないという思いで臨んだが、勝てなかったのでとても残念です。(前回からの改善点は)守備の部分で後ろから連動して狙うという部分は修正していて、みんなできていたと思います。(今日特に意識した点は)自分は前の選手なので、自分で得点することを意識しました。得点することはできませんでしたが、ワンアシストすることができて良かったと思います。(アシストシーンを振り返って)あの時はとてもまわりが見えていて、中山主将の動きも見えていたので、そこに良いパスが回せて良かったと思います。(セットプレーで失点したことについて)競り合いのところで、ひとりひとりがもっと厳しくやっていかなければいけないと思います。(今後に向けて一言)インカレに出場するために次の試合から勝っていかなければいけないと思います。

 

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