【ソッカー男子】第13節 ミスから失点重ね後期3連敗 3試合で13失点の守備陣に課題 筑波大

後期3連敗と苦しいが、次節からは強豪との連戦を控えており、チームは正念場を迎えている

後期3連敗と苦しいが、次節からは強豪との連戦を控えており、チームは正念場を迎えている

またも復活の光は慶大に降り注がれなかった。順大戦・桐蔭横浜大戦と以前から課題であったディフェンス陣が崩壊して2試合で10失点。順位も降格圏内の11位まで落ちてしまった。まだまだ試合は続くとはいえ、これ以上負けるわけにはいかない慶大の今節の相手は筑波大。昨年のリーグ戦で慶大相手にダブルハットトリックをあげた赤崎を擁する強豪だ。とはいえ筑波大も今季勝ち点13と苦しんでおり、慶大としてはここで勝ち点3をしっかりととっておきたい試合だ。試合の方は前半こそ3バックが機能し無失点に抑えるも、後半4分に相手CKから放たれたボールをGK宮原がまさかのキャッチミスで先制を許す。その後「下を向いてしまった」(松下純土主将・総4)と立て直すことができずその2分後に痛い追加点を喫してしまう。その後も攻守にわたり精彩を欠いた慶大は0-3で完敗。10位と勝ち点差が5となる痛い敗戦となり、連敗を止めることができなかった。 JR東日本カップ2013 第87回関東大学サッカーリーグ戦 1部リーグ 第13

2013/9/21 (日)11:30KO@龍ケ崎市陸上競技場たつのこフィールド

慶應義塾大学 0-3 筑波大

【得点者(アシスト者)】

慶大:なし

筑波大:49分オウンゴール  51分若杉拓哉(中野嘉大) 94分上村岬(中野嘉大)

GK 宮原隆志(経2・武蔵高)
DF 望月大知(環1・静岡学園高)
DF 久保飛翔(環2・済美高)
DF 保田隆介(法3・横浜Fマリノスユース)→79分宮地元貴(総1・東京ヴェルディユース)
MF 飯高颯生(環2・大宮アルディージャユース)
MF 松下純土(総4・國学院久我山高)
MF 小坂慎太朗(総1・浦和レッズユース)
MF 山田融(総2・横浜F・マリノスユース)→58分 井上大(総1・國學院久我山高)
FW 加瀬澤力(総1・清水東高)→61分平戸奨眞(法3・暁星高)
FW 山本哲平(政1・國学院久我山高)
FW 端山豪(総2・東京ヴェルディユース)
 

後期スタメンに定着した久保。持ち前の対人の強さを生かし、守備陣を立て直していけるか

後期スタメンに定着した久保。持ち前の対人の強さを生かし、守備陣を立て直していけるか(写真提供=鹿島正史さん)

なんとしても勝ち点3が欲しい慶大はシステムを3-4-3に変更。久保飛翔(環2・済美高)と望月大知(環1・静岡学園高)で赤崎という相手のエースを徹底マークする作戦に出る。これが功を奏し慶大は筑波大の攻撃をしっかりと食い止める。また、久保と望月は「縦パスのカットでも本当によくやってくれた」(松下主将)としっかりと自分たちの役割を果たした。慶大初めてのチャンスは前半5分。飯高颯生(環2・大宮アルディージャユース)から加瀬澤力(総1・清水東高)へのサイド展開からチャンスを作りCKへ。得点には至らなかったが、3試合連続の先制点の期待を膨らませる。その後は筑波大の強力なオフェンスを前にピンチを作るもディフェンス陣が意地を見せて決定機を作らせない。30分には赤崎が強烈なシュートを放つもクロスバーに阻まれるなど運にも助けられた。反撃に出たい慶大は24分に絶好の位置でファールをもらい端山豪(総2・東京ヴェルディユース)が直接ゴールを狙うもゴールには至らず。39分には山田融(総2・横浜F・マリノスユース)から加瀬澤力(総1・清水東高)へのスルーパスが通り決定的なチャンスかと思われたがシュートは惜しくもキーパー正面。お互いチャンスを作るものの決定機を活かすことができずスコアレスドローで前半を折り返した。

戦評用写真2

松下とダブルボランチを組む小坂(写真提供=鹿島正史さん)

相手と競り合う山本

相手と競り合う山本(写真提供=鹿島正史さん)

なんとかして勝ち点3が欲しい慶大。そのためにも必死に先制点を奪いに行く慶大であったが、後半4分に悪夢が待っていた。GKの宮原隆志(経2・武蔵高)がなんでもない相手のCKをまさかのキャッチミス。これがこのままゴールへと吸い込まれ先制点を献上してしまう。なんとかして追いつきたい慶大であったが、「ここで下を向いてしまった」(松下主将)。流れを一気に筑波大に渡してしまい、その2分後に左サイドを突破され2点目を許してしまう。一気に劣勢に立たされた慶大は16分、平戸奨眞(法3・暁星高)を投入し攻撃に新たなオプションを加える。しかし、その後も試合の流れは筑波大のままであった。筑波大の激しいプレスに対し慶大はミスを連発。得点を奪うしかないのにチャンスすら作れない苦しい展開となってしまう。そうはいっても攻めるしかない慶大は35分、宮地元貴(総1・東京ヴェルディユース)から山本哲平(政1・國学院久我山高)へのスルーパスが通り決定機かと思われたが、うまくシュート体制に入ることができず得点には至らない。ディフェンス面ではなんとか3点目は許さなかったが、これは筑波大が決定機を生かしきれてないだけ。その後も幾度となくピンチを作られると後半ロスタイム、中盤のパスミスからボールを奪われるとそのままドリブル突破を許し、最後はこの試合が復帰試合となった上村に押し込まれ万事休す。決定的な3点目を奪われ0-3の完敗を喫してしまい、リーグ戦3連敗となってしまった。

チームを鼓舞する松下

チームを鼓舞する松下(写真提供=鹿島正史さん)

「全体的に悪い試合ではなかった」(須田監督)。この言葉通りチームの状況は確実に良くなっている。特に前半はディフェンス面で慶大の目指すスタイルが垣間見られた。しかし「勝ち点」という結果がついてこない。いくら自分たちのサッカーができても、結果を残さないと目標であるインカレ出場・最低限のノルマである1部残留を果たすことはできない。この敗戦により残留ラインである10位との勝ち点差は5に広がった。まだ10試合残っているとはいえ、これ以上連敗を続けるわけにはいかない。今後は明大、中大、日体大、専大、早大と強豪との対戦が続く。これ以上黒星は要らない。“慶大の目指すサッカー”をピッチ上で体現し、今度こそ“勝ち点3”という結果を残してくれるだろう。 (記事 住田孝介)

※今回記事で使用した写真は、カメラマンの鹿島正史さんに提供していただきました。ありがとうございました。

以下慶大の監督選手コメント

●須田芳正監督

(今日の試合を振り返ってる)

全体的に悪い試合ではなかったです。自分たちのやりたいことはできていましたが、ミスが重なりました。1点目は完全なミスで仕方ないのかもしれませんが、そのあと下を向いてしまい立て続けに失点したことがいただけないですね。

(結果が出ていないがもどかしさはあるか)

仕方ないですね。相手も死ぬ気でやっているわけですし。今日はディフェンス面では縦パスのカットなどやりたいことができていましたし、これを継続できれば結果もついてくると思います。

(3バックが機能したか)

相手の1トップに対して2人でいけてましたし機能してたと思います。 (オフェンスについて) チャンスは作っているのでそこを決めきれるかどうかだと思います。だからこのまま質を高めていきたいです。

(ではチームの状態は良くなってきているのか)

はい、順大戦から良くなっています。なので自信を失わずにやってほしいです。

(昨年と同じような状況になった昨年との違いは)

昨年は4年が多く4年が危機感をもってやってましたが、今年は下級生が多く、自身の未来のためにやっていると思います。

(次節にむけて)

チームの状態は良くなってきているので、次は結果にこだわっていきたいです。サッカーは90分の中で良いときばかりではありませんが、悪いときにどれだけ粘れるかだと思います。

●松下純土主将(総4・國學院久我山高)

(今日の試合を振り返って)

ある程度自分たちのやりたいことは出来ていましたが、失点してした後に下を向いてしまいました。今日上級生は自分と保田しかでていませんが、下級生にも責任感を感じてほしいと思います。 (3バックは機能していたか)

望月と久保がよく相手のワントップにマークして縦パスとかも結構カットしていたので、よくやっていたと思います。

(自身のプレーを振り返って)

後期の中では一番体も動いていましたし、ボールも収まっていました。しかし後半ハードワークの質が落ちてしまいました。

(オフェンスを振り返って)

ボールをとったあと中盤以降の押し上げが上手くいかず攻撃に厚みが出ませんでした。

(次節にむけて)

まずはリーグ戦の連敗を止めないといけないですし、アミノバイタルカップの決勝でも破れていますので、勝ちにいきます。

●保田隆介(法3・横浜Fマリノスユース)

(0-3という結果についていがでしょう)

前半0-0というのはプラン通りだったんですけど、1失点目をああいうミスからしてしまって、その後もあまりに守備に偏りすぎてしまい、攻撃の形を作れませんでした。そこが、リズムを作れなかった原因かなと思います。

(3バックの手ごたえはいかがでしょう)

僕自身、常に余っていてリベロのような形でやっていたんですけど、今シーズン公式戦で初めてやった割にはそれなりに出来たと思います。悪くは無かったと思います。ただ、あの形で守備重視でやっている以上、先に点を取られてしまうと厳しいかなと思います。

(今回はやはり守備重視で試合に臨んだということでしょうか)

前期が終わって、休みの時もずっと守備を重視しようということでやってきたんですけど、全く結果が出ず。この一週間、特に守備をやったと言う訳ではないんですけど、今回も3失点ということで、今までは夏にやってきたことをこのまま継続してやっているわけですが、何か変えないといけないのかなと個人的に思っています。

(例えばどういった所を変えるべきだと思いますか)

マークの付き方ですかね。今日は特になんですけど、完全にマンツーマンでついていて。どこまでマンツーマンでついていくのかということで、どうしても攻撃にリズムが出ない理由に、マンツーマンでポジションを崩しすぎてるということがあると、個人的には思っているので、もうすこし全体的なバランスも意識しないといけないのかなと思います。

(ここから上位との対決が待っています。意気込みをお願いします)

特に、チームの雰囲気と、ゲーム内容を意識してやっていかないといけないと思うので、今日の負けを引きずらず思い切ってやるだけだと思っています。

●久保飛翔(環2・済美高)  

(今日の試合を振り返って)

失点したところから雰囲気が上がってこなくて、点を取り返そうという気持ちが足りていなかったので、そういうところで連続失点が後期開幕から3試合続いていると思いました。そこは人任せにするのではなくて、自分が中心となってそういう意識で雰囲気を変えていかないといけないと思いました

(今日はいつもとは違う3バックでしたね)

僕と望月がとにかく2トップを前で潰して、後ろで保田さんがカバーするという役割があって、後ろに保田さんがいるからそれを信じてとにかく僕は前で潰すことを意識していたので、個人的にはそういう部分ではよかったと思います。

(筑波大にはユニバ代表の赤崎選手がいました。実際にマッチアップしてみていかがですか)

ユニバで得点王取ったりしていたのは知っていたので今回試合するのは楽しみでしたし、やってみて赤崎選手のオフ・ザ・ボールの動きは良い経験になりましたし、これからのリーグ戦に生かしていけたらと思いました。

(無失点で折り返した前半のような戦い方についてはいかがですか)

前半は無失点でという気持ちが強かったので前半を無失点で終えられたのはよかったと思うんですけど、後半の立ち上がりに前半とは違った雰囲気で入ってしまったので、嫌なところでボールを持たせてしまいましたし、まだ気持ちという部分で足りないことがあったと思います。

(次節にむけての意気込みをお願いします)

3連敗してしまって後がないので、とにかく勝利を目指して泥臭くやっていきたいと思います。

●山田融(総2・横浜F・マリノスユース)  

(今日の試合を振り返って)

勝ちたかったんで悔しいの一言です。

(怪我の状態はどうですか)

順大戦で鼻折れちゃったんですけど、フェイスガード着けてれば大丈夫なので、折れてはいるんですけど問題なくできました。

(今日は新しいシステムだったが手応えはありましたか)

できた部分とできなかった部分があるので、練習から追究していくことが大切だと思います。

(筑波大の印象は)

相手が流動的に動いていて大変だったんですけど、敵わないということもなかったです。

(次節に向けて)

チームとして勝ち点3を取れるように、一つ一つの練習からしっかりやっていきたいと思います。

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