慶應スポーツ新聞会

【女子ラクロス】2年連続の関東王者!攻撃陣爆発で全国連覇へ光明/関東学生リーグ戦FINAL 立大戦

2年連続関東女王の座に輝いた

2年連続関東女王の座に輝いた

「(前回)立教に一度負けたことで負ける覚悟、引退する覚悟はできていた」と出原由佳子(政4)主将が語るように並々ならぬ決意で臨んだ関東学生リーグ決勝。相手はリーグ戦で完敗を喫した立大。1点を争う勝負と予想されたが、開始早々から出原、小川絵里子(商4)、細田咲彩(政3)を中心に点を重ね、立大を攻略。後半でも手を緩めなかった攻撃陣に加え、守備では渡邉光里(政4)を軸に堅実な守りを見せ12-3と圧倒的な力を見せつけて2年連続2回目の関東学生王者に輝いた。  

関東学生ラクロスリーグ戦 決勝 VS立大

11月16日(土) 14:50ドロー @駒沢オリンピック公園 第2球技場

前半 後半 合計
慶大 7 5 12
立大 3 0 3
  スタメン(慶大のみ);G渡邊光里(政4)、DF矢野佳夏恵(政4)、DF飯豊文香(経3)、DF竹内さち(法3)、MF廣野マキ(政3)、MF細田咲彩(経3)、MF福井爽香(商2)、MF岸本由紀(商4)、MF鈴木早紀(政3)、AT小川絵里子(商4)、AT川村真央(文3)、AT出原由佳子(政4)

試合は開始早々から動いた。開始のドローを制すと、細かいパスをつなぎ細田咲彩(経3)が落ち着いてシュートを決め先制に成功。その後4分に主将の出原由佳子(政4)がゴールを1周回り放ったシュートも決まり追加点をあげる。さらに前半5分浮き足立った相手の隙をつきファールを誘うと、小川絵里子(商4)がさらに追加点を決め主導権を握る。前回辛酸をなめた立大にボールを持たせず、電光石火の得点劇を見せ、このまま順調にペースを握ると思われた慶大だったが前半8分、この試合初めてドローを相手に奪われると相手ATにゴール裏からのパスにダイレクトに反応され失点。さらに2分後にも失点し3-2と1点差に詰め寄られる嫌な展開になってしまう。しかし直後の前半13分、細かい連携でパスをつなぎ、ゴール裏にいた鈴木智子(政2)からのフィードを小川がこの2点目となるゴールを決め、点差を広げる。その後両チーム1点ずつ取り合い迎えた前半20分にセットプレーからパスを受けた主将出原がランニングシュートを決め6点目。さらに退場者を出した立大に追い討ちをかけるように前半終了間際に廣野マキ(政3)がゴールを決め、前半を7-3で折り返す。

リーグMVPにかがいた小川

リーグMVPに輝いた小川

迎えた後半開始直後こそ立大にペースを握られるが冷静なDFの対処でこれをかわすと後半4分、細田がロングランで相手陣地に切り込みファールを奪うと、セットプレーから再び小川がゴールを決める。これを皮切りに岸本由紀(商4)、川村、鈴木(智)などが得点を重ね計6点を挙げ、西日が照らす競技場に歓喜の『若き血』が絶えず鳴り響く。守ってはゴーリー渡邉光里(政4)が後のない立大のがむしゃらなシュートに対し好セーブを連発。渡邉を中心に堅実なクリアやマークチェックをDFが徹底し、後半を無失点でしのいだ。終了間際、川村の12点目となるゴールが決まりホイッスルが鳴った。12-3の快勝。この瞬間慶大は2年連続2回目の関東王座に輝いた。

最初の10分で立大に慶大が強いと意識させたことが大きかった(大久保HC)と語るように、前後半ともに立ち上がりに得点を重ね、試合の主導権を握ることが出来たのが勝利の要因となっただろう。また12得点という決定力に加え、前半3失点ながらも後半は無失点というゲーム内での修正力も光った。昨年の日本一から慢心することなく磨き上げてきたチームワーク、ゲームの展開力に加え、個々が自分自身と戦った結果、それが20人分集まった結果がすごく強い力をチームに与えている(出原)という。まさにそれらがいかんなく発揮された今年の女子ラクロスチームを表したかのような好ゲームだった。この勝利で全国二連覇に向けようやくスタートラインに立った。集大成となる『超慶應』の完成まであと“4”勝だ。

(記事:荒川智史)

以下コメント

大久保HC

(今日の試合を振り返って)立大とは2回目の対戦で、あちらの方がやりづらさを感じているなとは思っていました。そこを上手くつけて理想的な展開だったと思います。(今日の試合に向けて準備してきたこと)個人がしっかりと戦うということにフォーカスしていました。立大戦の敗戦後、僕らはあまり口を出しませんでした。自分たちで考えて解決していかないと強い戦い方はできないので。主将やレギュラーたちで敢えて自分たちで考えさせました。(立大戦から変わったことでもあるか)選手たちも頭では分かっていたと思うのですが、実際に負けてその時に立大の戦う姿勢、すなわち最後まで諦めずに粘って相手のスキをつく戦い方を僕らにみせてくれました。(では立大戦の敗戦は大きかったのか)はい、そういった意味では立大には感謝していますし、逆に明大が立大戦の時の慶大になりました。その戦う姿勢をグループリーグで作れたのは大きかったです。(出だしが明大戦と同様良かったが)最初の10分で立大に慶大が強いと意識させたことが大きかったです。(後半は無失点に抑えたが)ゴーリーを中心とした守りとドローの対策がはまりました。(MVPの小川選手について)ドローが取れたのとゴールシーンに一番絡んだからですが、今日はみんな良かったですね。(この大会を振り返って)勝つことの大変さを痛感しました。2連覇が甘くないと頭では分かっていましたがそれを実感しました。この先の厳しい戦いに繋がる大会になりました。(大学選手権に向けて)データの少ない大学との試合になりますが、格上の相手はいないので、自分たちが覚悟して戦えば必ず勝てると思います

  AT出原由佳子(政4)

(今の気持ちは)関東学生二連覇という結果に対してはすごく誇らしく思うと同時に、OGの方々とか、今日本当に大勢の方々に応援にいらしてくれたので、感謝の気持ちが大きいです。(今日の試合を振り返って)自身の出来は本当に全然駄目だったんですけど、最近の試合ですごく感じるのが、個々が自分自身と戦った結果、それが20人分集まった結果がすごく強い力をチームに与えていて、それでFINAL4の明治戦も今回の立教戦も勝てたと思うので、そういった意味ではチームとしての勝利に喜べている、というのが正直なところです。(立大はグループリーグで負けた相手)立教に一度負けたことで負ける覚悟、引退する覚悟はできたので、怖いもの知らず、強気な気持ちでFINAL4の明治戦も挑むことができて、そこでずっと最大のライバルと意識していた明治に勝って今回の立教戦に挑めたので、すごくいい流れで試合に入ることができました。でも、1回負けた相手だったので、100倍返しするぞという意気込みでやっていました。(終始相手を圧倒し後半には失点を許さなかった)DFの頑張りと、今回の試合もノーファール、ファールを取られないということをテーマとしてやっていたんですけど、そういうところで欲張りすぎずにしっかり我慢のプレーができていたことが一番大きかったんだと思います。オフェンスのポジショニングを長くできたということも、原因の一つだと思っています。(次のインカレに向けて)関東二連覇、学生二連覇、全日本二連覇、そこまでが私たちのゴールなので、一つの区切りが今日でついたので、今後また勢いを留めることなく頑張っていきたいな、と思っています。

G渡邉光里(政4)

(今の気持ちは)単純にうれしい気持ちが半分と、これからしっかりやっていかないとこの先の戦いも厳しいかな、という気持ちの半分ですね。(今日の試合を振り返って)立教はグループリーグで一度負けている相手だったんですけど、自分たちがやるべきことをしっかりやれば勝てるというふうに、練習の中でもしっかり取り組んできたので、自分たちの軸をぶらさずにしっかり相手にぶつかっていくことを、チームとしては意識して試合に入りました。個人的にも前回の試合は結構悔しい部分があったりしたので、セーブで試合を立て直すことができなかった、というところがあったので、今日は自分がやってやるぞ、という気持ちをもって、個人的にはそういう気持ちで試合に入りました。(自身のプレーを振り返って)前半で三失点した後にしっかり立て直せたので、そこは良かったかなと思うのですが、クリアの部分だったり、指示の部分だったり、まだまだ課題は残るかなと思っているので、しっかり今後修正できるようにやっていかなければな、と思っています。(次のインカレに向けて)二連覇に向けてやっていくんですけど、その中でもやっぱり、自分たちが目標にしている、今までの慶應を超えるということと、圧倒的強さで相手をどこまでも突き放すということ、今後その二つが課題になってくると思うんですけど、修正点をしっかり潰しながら、自分たちの強みをさらにさらに伸ばしていけるように、もっともっと成長していけるんじゃないかな、と思います。

AT小川絵理子(商4)

(2年連続で関東王者となりましたがいかがですか)リーグ戦で1回負けて、そこから気を引き締めてチームを立て直していきました。だからこそFINAL4もFINALも勝てたと思うので、純粋に嬉しいです。(小川選手自身リーグMVPに選ばれましたね)最初のころは、自分が点を取るとか、4年生の責任であったりという部分で甘い部分がありました。ですが、一回負けてからは自分自身も変われたかなと思っていて、今日の試合も最後のリーグ戦で後悔したくないという気持ちで、そうした気持ちがプレーに現れてきたかなと思います。(最後は圧勝でしたね)まずは関東王者になるということを目指していたので、強豪の明治であったり、今日の立教に勝ち切ることが出来たので、そこは良かったかなと。チームとしての成長だと思います。まずは、この関東王者からしっかりと学生王者になっていきたいです。ですが、一番の勝負になってくるところは、クラブチームとの対戦だと思うので今からしっかりとそこを見据えてやっていきたいです。(改めて優勝の気持ちを教えてください)関東という一番強い地区での優勝を果たすことが出来たので、嬉しく思っています。

DF矢野佳夏恵(政4)

(優勝した感想は)単純に嬉しいというのが第一で、やっぱり去年優勝しているので、勝つことや優勝することが当たり前に期待されているなかでプレッシャーを感じつつもこの舞台で優勝することができて本当にうれしく思います。(今日の試合を振り返って相手との差は何であったか)一度負けている相手ということで私たちも油断というものがあまりない状態で臨めたので最初から相手のペースに飲まれず自分たちのプレーができたのがよかったと思います。それが立教大学を上回れた要因であったと思います。(一度負けている相手なのでそれに対する不安はなかったか)不安はありましたね。やっぱりファールとかで自分たちのペースを乱してしまったり、立教大学が奇策を私たちに対して使ってくることがわかっていたので、その部分では自分たちのペースを崩さずどこまでできるかという面で不安がありました。(今後に向けて)関東優勝という一つの区切りの勝利をできてよかったと思います。まだ、大学選手権と全日本選手権が残っているのでこの4試合を勝って「超慶應」を達成したいです。

MF鈴木早紀(政3)

(今日の試合を振り返って)2回同じチームには負けたくなかったので、勝てて良かったです。(今日の試合に向けて)立大も色々な準備をしてきますので、そこに惑わされず強くプレーすることだけを意識しました。(自信のプレーを振り返って)ファールをしないでボールを取りに行くことは終始意識できていましたが、まだまだボールを持っていないときの動きが良くないので強くボールに向かっていけるように修正していきたいです。(自身がこのリーグ戦で成長したこと)試合へむけたコンディションの調整と、試合中にやるべきことを見失わなくなりました。(チームとして成長してきたこと)試合中の修正をずっと言われてきていて、段々チーム内で修正できるようになりました。(大学選手権に向けて)毎週末試合がありますが、相手がどうであれ自分が強くいられるように練習していきたいです

MF細田咲彩(経3)

(今日の試合を振り返って)やるべきことははっきりしていて、それを強くやるだけでした。全員が強く前を向けていて良い試合だったと思います。(今日具体的にやるべきだと思っていたこと)立大戦では一人一人がゴールにしっかりと向かうという当たり前のことができていなくて、そこを意識しました。(今日の試合に向けて)私個人としては明大戦で思い通りのプレーができず、まずはメンタルから作り直すことをやってきました。そこで気持ちを作れたら今までやってきたこと自分の役割を果たすだけだと思いました。(自身の役割とは)ゴールへの仕掛け、中盤の支配、グランドボールへの寄りです。(立大について)相性が悪くやりづらい相手ですし、大事なところで決めてくるので怖いとは思っていました。しかし、慶大がしっかりと前を向けば絶対に負けないと思っていました。(自身のプレーを振り返って)個人的には良くできたとは思いますが、目指しているところはここではなくさらに高いところです。なので、ドロー時のグランドボールへの寄りやディフェンスでの危機察知能力など課題を克服していきたいです。(この大会で自身が成長したこと)昨年は先輩の試合に出させてもらっているという感覚でしたが、今年は自分がやらないといけないと自覚した大会だったので、そこが成長したことです。(チームとして成長したこと)昨年優勝しましたが、まだまだ成長できると思い努力したことが優勝できた理由だと思います。(大学選手権に向けて)目指しているところはここではなく、まだまだ高いところにあるので、大学選手権で個の強さを伸ばして大学選手権優勝して社会人と戦っていきたいです。

MF廣野マキ(政3)

(優勝おめでとうございます!今の感想お願いします)今年はブロックリーグで一戦落としていたので、去年みたいにここまでなかなか順調にはこれなかったんですけど、逆にそれが火を付けてくれました。素直に今は、一度負けた相手に勝てたことが嬉しく思います。(試合内容を振り返っていかがですか)以前負けた立教戦では、自分達のやれることを全然出せなかったので、今日の試合は自分達のやるべきことをやれば絶対勝てる自信を持って臨めたし、それを実際体現して点数にも表せたし、一人一人が強く行けたと思います。(試合への意気込みはどのようなものでしたか)関東ファイナルという一区切りつく一戦だったので、関東二連覇ってゆうのは達成しなければならない目標だったので、内容にこだわって、チームとしても個人としても強くいきたいと思っていました。(今後に向けて目標をお願いします)大学選手権もまだ通過点の一つで、全日本選手権まで見据えてまだまだチームの伸び代もあるので、ここまでの試合で学んだ強さを練習中からしっかり体現してまた一つレベルアップした慶應をお見せできるように頑張ります。

Leave a Response

Please note: comment moderation is enabled and may delay your comment. There is no need to resubmit your comment.