慶應スポーツ新聞会

【バスケ】完全アウェイの中あと一歩及ばず、東海大に敗れる。

インサイドで激しい攻防を演じた岩下(総4)

第86回 関東大学バスケットボールリーグ戦

2010/10/2(土)@東海大学湘南キャンパス

慶大‐東海大

  1Q 2Q 3Q 4Q 合計
慶大 17 25 21 25 88
東海大 27 20 25 18 90
リーグ戦も5週目の折り返し。今週は東海大のホームゲーム開催。会場は東海大の生徒や関係者でほぼ満員の盛況ぶり。チアやブラスバンドの応援などもあり、完全アウェーの中での試合。慶大にとっては厳しい結果となった。

慶大のスタメンは酒井副将(環4)、岩下(総4)、家治(環3)、蛯名(法1)、中島(総1)

序盤、東海大のタイトなディフェンスの前に、慶大はオフェンスでノーマークを作れず苦戦。それでも岩下や金子(環3)のミドルシュートなど、個人技で得点をつなぎ2点ビハインドで食らい付く。すると酒井のスリーポイントで逆転し、初めてリードを奪う。だがその後、東海大#0満原がホームの声援に後押しされ、怒涛の連続得点。得点が止まった慶大を尻目に、スリーポイントを3本決めるなど、1Qだけで21得点。ラストプレイでも東海大にスリーポイントを沈められ17-27。「出だしがすべてだった。」(酒井)という言葉通り、10点ビハインドで1Q終了。2Q、中島のインサイドプレイや、家治の速攻などで徐々に詰め寄る。しかし東海大のアウトサイドもなかなか落ちず10点差のまま試合は進む。

1年生とは思えぬ落ち着きを見せ、チームに貢献する蛯名(法1)

互いに一歩も譲らない展開の中、終盤、金子がスリーポイントを決めると、立て続けに難しい態勢からシュートをねじこみ奮起。更に、直後のディフェンスではチャージングを奪いチームの危機を救う。金子のプレイでリズムを取り戻した慶大は終盤に家治が見事にバスケットカウント。42-47と点差を縮めて試合を折り返す。

後半開始早々、慶大は激しいディフェンスから速攻につなげ、中島、岩下の連続得点で一気に1点差。しかし、岩下が3つ目のファウルで交代すると東海大が連続得点。突き離されそうになるも、家治、中島が速攻を確実に決め、東海大に食らいつく。そこからは金子・家治の3年生コンビで得点。東海大も意地を見せ、両校のクロスゲームが続く。だがここで踏ん張り切れなかった慶大。東海大が好調なオフェンスを展開する一方で、慶大はなかなか得点出来ず、苦しい展開に。63-72と一気に点差を離され3Q終了。最終Q、会場の大声援を一身に受ける東海大の勢いを止められず、またも連続得点を許し14点差。重い点差が慶大にのしかかる。タイムアウト後、慶大は今大会初めて1-2-2のゾーンディフェンスを敢行。このディフェンスを前に、東海大オフェンスの歯車が狂うと、慶大はここから怒涛の追い上げを見せる。

今の慶大にとって酒井(環4)の存在感は随一。

矢嶋、酒井のゴール下、家治のスリーポイントで3連続得点。その後金子のタフショット、酒井のバスケットカウントで6点差まで詰め寄ると、慶大の勢いは止まらず。更に蛯名のアシストからの岩下のダンク、酒井のスリーポイントと怒涛の反撃で一気に2点差に。残り22秒、決死のディフェンスで金子がスティール。フリーの状態で同点をかけたジャンパーを放つもリングに嫌われてしまう。だがオフェンスリバウンドを拾った家治がゴール下の混戦の中、倒されながらシュート。しかしリングを大きく外れファウルの笛もならず、88-90で試合終了。

チームを引っ張った家治、持ち前の得点力を見せた金子、速攻から得点を重ねた中島、要所で巧みなプレーを見せた蛯名。各自が自分の役割を果たした中での敗戦。追い付けそうで追い付けない展開が続き、3Q終盤から4Qにかけての勝負所で踏ん張り切れなかったのは、「4年生の出来の悪さ」(佐々木HC)なのだろうか。いずれにしても、先行逃げ切りを狙う慶大において、出だしの悪さは致命傷になりかねない。入りから圧倒する慶大本来の形を早く取り戻したいところだ。

By Yosuke Okada

コメント

佐々木HC

4年生の出来が悪すぎる。(東海の予想外の部分は)ないです。うちの4年生の出来が悪かっただけです。(逆転をかけた最後の作戦は)1-2-2のゾーンプレスから、初めてハーフコートのゾーンを仕掛けて、一番最初に仕掛けた時に相手がミスをしたんだけども、リバウンドをとられてスリーを入れられてしまった。あれをとれてれば勝ったか負けたか分からないけど流れは変わったんじゃないかなと思います。ゾーンプレスでいくしかないと思ったのでそれはそれでしょうがないです。(リーグも折り返しだが伸びた部分と伸びなかった部分は)4年の出来があまりにも悪くて、チームが強かったり弱かったりするんで計ることができない。本当は強いと思うんだけどね。今の東海なら勝つのも難しくはないと思うんだけど。ちょっとムラがありすぎる4年生の。1年生が少し良くなってきてるんだけど、それが定着しないのは4年がしっかりしないから。彼らがしっかりすれば相当な伸びが期待できると思います。(明日のキーマンは)家治とか金子とか3年かな。1年はある程度のことをやってくれてるので。

酒井副将

出だしが全てだと思います。そこで僕とかもミスが多くて波に乗れずに、最終的にはいいところまで行ったんですけど、結局勝てなかったので。毎度の悪いパターンが出たかなという感じです。(東海大対策は)一応相手はインサイドと、インサイドからの合わせのスリーとかがあったので、そこは注意してましたけど、相手というより自分達のいいところを出していくということに重きを置いていました。(自分達のバスケットの出来)そこが出来なかったというかやらせてもらえなかったです。でもそれでは勝てないので、明日こそはやりきりたいと思います。(これまでのリーグ戦を振り返って)各自の役割というか、首脳陣に期待されていることが段々明確になってきて、それを果たそうという姿勢が見えてきたかなと思います。後半戦は上位チームと当たるので、チーム状態はいいといえないんですけど、限られたメンバーでいかに勝っていくかが、インカレにも来年以降にも繋がっていくと思うので、4年生としてはそういった姿を見せれる様に頑張りたいと思います。(明日に向けて)入りですね。やっぱりアウェーなので、元々のビハインドがあると思うので、その雰囲気に飲まれないためにも入りを特に意識して頑張りたいと思います。

岩下

入りが悪かったので最初に相手に10点差くらいつけられてしまった。で、中盤で追いつける大事なときに僕ら4年生のプレーがよくなかったので、そういう所が接戦をものに出来なかった原因だと思います。(1Qで点差をつけられたが)ディフェンスで詰められなくて相手に簡単にシュートを打たせてしまった。(リバウンドについて)オフェンスリバウンドが少なかったし、ディフェンスリバウンドも安定しなかった。意欲というのがディフェンスとリバウンドにおいて足らなかったと思います。(満原選手とのマッチアップは)ずっと代表で一緒にやってるんで、お互い特徴は把握していた。これまでのリーグ戦では外からのシュートがあまりよくなかったんで、そこまで気にしてなかったんですけど今日は入ってしまったのでああいう所でアジャストしないといけないと思います。(明日はどのようなことを意識して臨みたいか)僕達の特徴である、ディフェンスリバウンドからのファーストブレイク、速攻というのをやりたいと思います。そこに尽きますね。

家治

相手のホームということで追いかける展開になると、不利になると思っていたのでいつも通り先行逃げ切りでスタートから頑張ろうと思っていたんですけど、逆に相手が乗ってしまったのでそこが今日の敗因に繋がってしまったと思います。(アウェーでのやりにくさはあったか)僕自身はホームとかアウェーとか気にしないので、自分のプレーには影響は無かったんですが、相手は相手の守備に入る度に盛り上がって乗りやすい環境にあったのは少し嫌かなというのはありました。(試合展開について)2Qの終わりに少し追い付いて3Qの出だしですぐ追い付いて1点差までいったんですけど、そこで点数を勝ち越せなくて、また相手の流れになって追いかける形になってしまったので、自分たちに良い流れが来ている時にもう少し攻めれたら良かったと思います。(ラストプレーについて)峻也が思い切って撃ったのは良くて、それが外れて僕のところにリバウンドが落ちてきて、時間も無かったので思い切りシュートにいったんですが外れてしまったので、あれは決め切らなければいけないと思います。(明日に向けて)僕らはディフェンス頑張って走るチームでそれで今まで勝ってきているので、もう一回ディフェンス頑張って、今日はリバウンドがあまり取れていなかったのでディフェンス頑張って速攻を繋げて自分たちのバスケットを40分間貫いて勝ちたいと思います。

金子

(敗因は)ミーティングでも話が出たのですが、入りの悪さだと思います。あとは、自分が最後ジャンプシュートをしてしまったという選択ミスですね。最初と最後が敗因だったと思います。(今日の試合を通じて改善したいところ)今日の試合を通して、東海と思ったよりも互角に戦えるというのが実感できました。その中で「取れる」という自負も芽生えたので、明日はもっと攻める気持ちを前面に持って頑張りたいですね。ディフェンスをもっと仕掛けられると思ったので、積極的にディフェンスしていきたいと思います。(明日への意気込み)先生からの話などを受けて、明日4年生はすごく強い気持ちで取り組んでいくと思うので、それに僕たちがついていけるように入りから自分たちのバスケをしたいと思います。相手のホームということもあり、審判の判定が厳しくなることはある程度想定内で、それを言い訳にはできないと思うので、しっかり攻めたいと思います。もう負けられないので頑張ります。

中島

東海のホームゲームで相手が有利だと意識して入ったんですけど、ちょっと入りがだめでそれを最後まで引きずっちゃったかなって思います。(課題は)僕個人としては、良いところでスリーポイントを決められなかったということで、明日は特にフォロースルーを意識して絶対スリーポイントを決めて勝ちたいと思います。(満原選手や遥選手とマッチアップしてみて)そうですね…二人とも大学でもトップの選手なので、とても大きな経験になりました。(明日に向けて)さっきも言ったように3P、それとリバウンドを意識して頑張って、アウェーで勝利するっていうのはほんとに大きな意味があると思うので、絶対勝ちたいと思います。

蛯名

今日の試合は勝ち切れなかったことがとても悔しいです。今のチーム状態で自分の役割がはっきり見えなくて、ちょっと迷っています。試合に出ても、点も取れないし、何も出来ていないので明日はちゃんと攻めていきたいと思います。(多嶋選手とのマッチアップはどうでしたか)マッチアップはあんまり意識する必要がないくらい普通にディフェンスもつけたし、抜きかけることもできたので、ちょっと自信になったというのが正直な感想です。(明日に向けて)明日はなんとか自分らしさを出して、勝利に貢献できるように頑張りたいと思います。

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