いよいよこの時がやってきた。前節東洋大相手に3-1で勝利し、降格圏を脱出した慶大。勝てば自力での残留が決まる、まさに運命の最終節を迎えた。試合は開始5分松下純土主将(総4・國學院久我山高)のゴールで先制に成功するも、その後は互いに譲らず拮抗した展開に。すると後半、立て続けにゴールを奪われ逆転を許してしまう。しかし、増田が執念のゴールを決め、何とかドローに持ち込んだ。この結果、慶大は自力で残留を決めることは出来なかったが、日体大が引き分けに終わったため、慶大の残留が確定。後輩たちに、「たすきをつなぐこと」(松下)に成功した。
JR東日本カップ2013 第87回関東大学サッカーリーグ戦 1部リーグ 第21節
2013/11/23(土)13:50KO@龍ヶ崎市陸上競技場たつのこフィールド
慶應義塾大学2-2流通経済大学
【得点者(アシスト者)】
〔慶〕松下純土(5分=増田湧介)、増田湧介(77分)
〔流〕中山雄登(64分)、椎名伸志(74分)
◇慶大出場選手
GK |
福本晋也(商4・暁星高) |
DF |
溝渕雄志(環1・流通経済大学付属柏高) |
DF |
望月大知(環1・静岡学園高) |
DF |
久保飛翔(環2・済美高) |
DF |
保田隆介(法3・横浜Fマリノスユース) |
MF |
端山豪(総2・東京ヴェルディユース) |
MF |
松下純土(総4・國學院久我山高) |
MF |
岩田修平(総4・名古屋グランパスU-18)→74分 山浦新(総3・東京ヴェルディユース) |
MF |
増田湧介(環3・清水東高) |
FW |
平戸奨眞(法3・暁星高)→77分 山本哲平(政1・國學院久我山高) |
FW |
武藤嘉紀(経3・FC東京U-18) |
前節の大一番でようやく降格圏を脱出した慶大は、最終節となる今節夏の王者流経大と対戦。奇しくも、昨年の最終節と同じ相手、同じ会場での試合となった。 最初にチャンスを掴んだのは流経大。2分、慶大の甘いチェックをかいくぐり、中盤を突破すると、松下がたまらずファール。PAぎりぎりの所でFKを与えてしまうも、ここは守護神福本晋也(商4・暁星高)のファインセーブで切り抜ける。対する慶大もチャンスを迎える。保田隆介(法3・横浜F・マリノスユース)、松下のパス交換から、保田がクロス。クロスの跳ね返りに反応した増田のシュートは防がれるも、こぼれ球に反応した松下が執念のゴール。慶大が幸先良くリードを奪う。 早い時間帯で先制に成功した慶大は、その後もペースを緩めることなく流経大を圧倒。溝渕雄志(環1・流通経済大学付属柏高)、端山豪(総2・東京ヴェルディユース)が積極的に仕掛けていく。対する守備面でも、平戸奨眞(法3・暁星高)を中心とした前線からのプレスにより、流経大を自陣に閉じ込めていく。この流れをものにしたい慶大は16分再び大きなチャンスを迎える。右サイドではっていた武藤嘉紀(経3・FC東京U-18)が、独力で強引に突破。武藤からのクロスは惜しくも合わず、クリアされてしまう。クリアボールに松下が反応するもこのシュートも枠外へとそれ、決めきることが出来ない。
大きなチャンスをものに出来なかった慶大だったが、その後も落ち着いたゲーム運びを見せる。奪われても素早い切り替え、中盤での早いプレスなどでその後も相手を圧倒し続ける。すると、36分またしても決定的なチャンスが訪れる。溝渕のプレスから前線でボールを奪うと、武藤へパス。武藤はゴール前へと切り込み狙い澄ましたシュートを放った。しかしながら、武藤の足から放たれたボールは惜しくも枠外。チャンスは作るも、追加点を挙げられないまま前半を終了した。 続く後半、慶大は前半からの良い流れを断ち切らせない。攻撃面では、武藤、端山らが躍動する一方、守備面で活躍を見せたのが久保飛翔(環2・済美高)だ。身長187cmを誇る大型CBは、持ち前の対人の強さを発揮。相手FWに入る楔のパスをことごとくカットしチャンスを摘み取っていく。後期、大きく成長した久保が、自身の成長を観客に証明する。 久保の活躍に応えたい攻撃陣は、10分チャンスを迎える。この日も果敢な仕掛けを見せる溝渕が右サイドからクロスを上げると、相手キーパーが必死のクリア。クリアボールに増田湧介(環3・清水東高)が詰めるも、DFにブロックされてしまう。
大きなチャンスを決めきれない慶大は徐々にペースを失い始める。17分、DFのミスからピンチを招くも望月大知(環1・静岡学園高)のカバーリング。しかし、その直後一瞬の隙を突かれてしまう。流経大は、CKのチャンスに上背のある慶大守備陣を避け、ショートコーナーを選択。マークが揃わないまま、PA内へと侵入を許すと、そのまま逆サイドへと叩き込まれてしまった。 一瞬の隙を突くことに成功した流経大は、このゴールをきっかけに波に乗り始める。22分右サイドを崩されシュートを打たれると、25分再び右サイドを崩されクロスを挙げられる。保田の頭上からの打点の高いヘディングシュートを放たれるが、ここは枠外へとそれる。何とかピンチをしのいだ慶大だったが、続く2分後松下がPA内で相手をひっかけPKを献上。これをきちんと決められ、ついに逆転を許してしまう。 自力での残留を決めるためにはあと2点が必要。慶大は、苦しい状況に追い込まれるが、まだまだ諦めていなかった。32分、端山のサイドチェンジから増田が左サイドでボールを受けると、そのまま中へ切り込みシュート。このシュートが逆サイドへと吸い込まれた。 最終節にふさわしい、そして4年生の花道にふさわしい試合を演じていく両チーム。試合終了間際まで、互いにチャンスを作り続けていく。ロスタイムには、フリーキックが二つ続くがこれを決めきれず、試合はそのまま2-2で終了。残留の行方は、24日の日体大戦の結果に持ち越されることとなった。
残留のライバル日体大の試合は、慶大選手も全員で観戦する中翌24日に行われた。日体大が引き分けか負けで、慶大の残留が決まるという条件だ。インカレ出場のために勝つしかない中大と、残留のためには勝つしかない日体大、互いに気持ちがぶつかり合う好ゲームとなった。日体大が押し気味に試合を進めるも、中大の守護神シュミットダニエルがそれをことごとくストップ。結局両者チャンスを決めきれず、0-0のスコアレスドローに終わった。この結果、慶大の1部残留が確定、観客席で見守っていた慶大ソッカ―部の選手たちも、喜びを爆発させた。 最後の最後でつかんだ残留という結果。一時は、5連敗を喫し大量失点での敗戦が続いた。「先が見えない状況」(須田芳正監督)に、選手たちは試合が終わるたびにピッチに崩れ落ち、選手たちを陰で支えるスタッフはその目を涙で一杯にした。リーグ12チーム中最下位に沈み、負ければ終わりという絶体絶命の試合も何度もあった。誰もが降格を覚悟したに違いない。
しかし、そこから慶大イレブンは見事に復活を成し遂げてみせた。残留へと目標を変えたことで、チームは再び「一つになれた」(岩田修平副将)。後期リーグ、前半試合での大量失点を除けば、第16節からの7試合で、4勝3敗と勝負強さを発揮。課題の失点数も、5試合で21失点から、7試合10失点と大きく改善した。 当初シーズン初めの目標は日本一。選手たちの中には「悔しい」(後藤)気持ちも当然あるだろう。しかし、後輩たちに1部の舞台を残すことができたことの意味は大きい。昨年、今年と2シーズン連続で苦しい残留争いを経験したチームが、来年どのような成長を遂げているか楽しみにしたい。
(記事 石塚大樹)
※1年間ケイスポの取材に快く応じてくださった選手の皆様、取材活動の手伝いをしてくださいました、長井副務をはじめとするスタッフの皆様に、この場を借りて御礼申し上げます。本当にありがとうございました。
<21節終了時の下位の順位表>
(下位2チームが2部降格)
順位 |
チーム名 |
勝ち点 |
得失点差 |
9 |
順大 |
24 |
5 |
10 |
慶大 |
22 |
-22 |
11 |
日体大 |
21 |
-9 |
12 |
東洋大 |
19 |
-13 |
※勝ち点が並んだ場合は得失点差による
<リーグ戦最終順位表>
(下位2チームが2部降格)
順位 |
チーム名 |
勝ち点 |
得失点差 |
9 |
桐蔭横浜大 |
27 |
-15 |
10 |
慶大 |
23 |
-22 |
11 |
日体大 |
22 |
-9 |
12 |
東洋大 |
19 |
-17 |
※勝ち点が並んだ場合は得失点差による
以下、慶大監督選手コメント※付きは、取材日が残留が決まる前11月23日、それ以外は残留が決まった後に取材を行いました。
須田芳正監督※
(今日の試合を振り返って)
勝てば自力で残留という状況だったんですけど、残留を目指して一生懸命やったんですが。最後勝ち切ることが出来なかったというのは実力かなと思いますね。ただ、選手たちは一生懸命やってくれたし、勝ち点1は日体にもプレッシャーがかかったのかなと思うので、良く追いついてくれたと思います。
(リーグ終盤8試合での追い上げに関してはいかがですか)
やっとチーム一丸となって戦うことが出来るようになったのかな思いますね。戦術の変更があって、まずは失点しない様に守備から入ろうと。しっかりと守って、堅守速攻ということで、手数をかけずにゴールまで向かおうというコンセプトの下試合を進めました。もちろん、ボールを回してポゼッションをしてゲームを進めるのもサッカーだし、この戦い方もサッカーだし、リーグ戦の中で大量失点をしてしまうというのは、上には上がっていけないなということを学ぶことが出来たので。(1部に残留しても2部に降格しても)いずれにしても、これをベースに戦ってくのが大事かなと思いますね。
(前期4連敗と後期5連敗と苦しい時期が二つありました。二つの時期今振り返ってみていかがですか)
何か先が見えない状況でした。まずは、僕としても上手くチームをまとめることが出来なかったというのは反省ですね。学生の中でも反省というものもあったと思います。そうした中連敗の中でも、ミーティングを重ねて、脱出したというのは、人間としてもサッカー選手としても成長したのではないかなと思いますね。そういった苦労があったからこそ、最後8試合で、見ている人に感動を与えられるようなゲームが出来たんだと思います。苦しい時期もあったけれども、良くそれを乗り越えてやってくれたという風に思います。2部に落ちたとしても長い目で見ればプラスになることだと思いますね。
(須田監督が慶大監督に復帰して3シーズン目ですが、今年のチームの良い所をどういった所でしょうか)
良いところはやっぱり最後追い上げられたところですかね。皆、人間的に真面目だし、謙虚だしそこの所は続けていかないといけないと思いますね。サッカー的には、皆個性があると思うので、そこの所を高めていって欲しいし、チームとしての戦い方も、そういった個々の良い所を引き出せるようなサッカーをしていきたいですね。中町から始まって、河合の代、藤田とプロに行く選手が出ているし、今年も松下が松本の方に決まったので。これで4年連続だし、武藤や端山も強化指定選手に選ばれているし。こうして、毎年プロに行く選手が排出されるというのはソッカ―部にとっても良いことだと思うので。大学というのは、戦術だったり、フィジカルの面で成長するところでもあると思うんですが、メンタル的な成長も大きいと思います。特に今年は、苦しい時期が続いたということで、上(プロ)でサッカーを続けていく選手にとっては、プラスになることだと思います。
(松下主将に関して須田監督はどのように感じますか)
最後は、チームのために本当に良くまとめてくれたと思います。彼自身も、主将をやることで、人間的に大きく成長したと思いますね。部員120人をまとめるというのはとても大変だと思います。11人だけまとめれば良いという問題ではないので。大変だったと思うんですが、この経験を生かしてプロに行っても、リーダーとして即戦力として、チームを引っ張るような選手になってもらいたいと思います。
(引退を迎える4年生に関してはいかがですか)
今年は、本当に苦しいシーズンだったんですが、そうした中で、このようにまとめ上げてくれて、良いチームにしてくれてありがとうと言いたいです。長い、慶大ソッカ―部の歴史の中でも1ページになったと思うので、感謝をしたいです。
松下純土主将(総4・國學院久我山高)
(1年間振り返っていかがでしたか)
主将として4年生として、苦しい時期が多くて、やっぱり試合に出ている立場として、応援してくれている選手、保護者に対して結果で恩返しが出来なかったというのは、悔しいですし、不甲斐ないという気持ちも大きいです。ですが、最後こういった形で、残留することが出来たので、終わりよければ全て良しではないですけど、後輩たちにたすきをつなぐことはできて良かったと思います。
(ラスト8試合の追い上げは勢いがありましたね)
5連敗する中で、自分たちの掲げていたものが全くできなくて。最後8試合で、最後最後の一丸で勝利を掴むということが出来て良かったです。
(6月アミノバイタルカップ戦準優勝という結果についてはいかがですか)
そうですね。その大会に関しては僕は一試合も出ていないので(笑)その大会に関しては、端山など後輩たちが、僕を全国へ連れて行ってくれると言ってくれたので、本当に頼もしかったですね。僕も裏方で、チームをサポートしていたので、あの時の感触を後期も持ち続けていれば、問題ないと思ったんですが、そうも上手くはいかなかったなと。
(4年生が少ない中での主将でしたが、何か難しい局面はありましたか)
心細かったというのは正直ありましたけど、後輩たちが当事者意識をもってやってくれたので、そこまで気負うことはなかったです。ただ、結果がついてこなかったので、もどかしさはあったんですけど、最後残留出来て良かったです。
(後輩たちに対して何かメッセージはありますか)
本当に頼もしい奴らばっかりで、練習の時から盛り上げてくれました。今回たすきを何とかつなぐことが出来たので、来年こそは僕らの元々の目標である日本一という目標を成し遂げてもらいたいですね。
(4年間一緒に戦った4年生に向けてのメッセージはありますか)
しょうもない主将で、これまで3代主将を見てきましたけど、その中でも違ったタイプの主将で。色々な迷惑もかけましたけど、そうした中でも、応援してくれた皆に恩返し出来なかったので申し訳なさはあります。そんな中でも、僕らについてきてくれて本当に感謝しかありません。
(来年以降は、いよいよプロ生活が始まるわけですが、今の心境はいかがでしょう)
そうですね。キャンプがおそらく2月からなので、とりあえずサッカーから離れるというか、堕落した生活を送るとかそういうわけではなくて(笑)、しばらく2か月ちょっと充電して、3月からスタメンで出れるように高い目標を持ってやっていきたいです。
岩田修平副将(総4・名古屋グランパスU-18)
(残留を決めた率直な感想)
日本一という自分たちの目標を後輩たちに託せるので、来年以降楽しみにしていたいという前向きな気持ちでいます。
(今日の日体大戦のときの心境は)
やることは自分たちの中でやったと思っていて、あとはもう信じて、絶対残留できると思っていたんですけど、それでもやっぱり緊張して胃が痛くなるような感じで、ずっと祈っていましたね。
(苦戦が続いた今季を振り返って)
当初自分たちが日本一という目標を立てて、そこから開幕4連敗があったりとか、後期も5連敗したりだとか、蓋を開けてみれば苦しいことばかりだったという印象ですけど、ただ目標を日本一から残留へ変えてからチームとしてまた一丸になれたというか、最後チームが一つの目標に向かってやっていくことの強さを感じられて、さらに結果も出たので、シーズンを通して苦しいこともありましたけど、最後終わり良ければすべて良しだと思っています。
(今シーズン自分が成長できたと思う点は)
前期の途中で試合に出れなかったり、怪我も多くてなかなか試合に絡めなかった部分があって、本当に自分を責めるというか、自分が責任を果たせていなくて、チームに迷惑をかけているという気持ちが一年間を通してすごく強くて。ただ最後ピッチに戻ってきて、責任感という部分でチームのためにプレーすることだったり、そういうところが4年間、まあ今シーズンに限らず4年間通して自分としては培ってこれた部分だと思っています。
(副キャプテンという立場で一番大変だったことは)
副キャプテンとして何かしたかと言われたらほとんど何もできなかったんじゃないかなと思っているんですけど、その中でも(松下)純土の側でサポートしたりだとか、常にチームのことを見渡して、チームが一つのベクトルを向けてやっていくようにすることが大変でした。
(今季で一番やりがいを感じた時期は)
最後の残り、目標を残留に変えてからの8節ですね。
(後輩たちに残せた物は何か)
1部残留しか形としては残せなかったですけど、チームが一丸となって目標に向かっていけば強い力が発揮されることを出ている選手が一番感じたと思うし、それ以外の選手も強く感じてくれたと思います。そこは慶應の強みだと思うし、これからもそれを活かして、日本一を目指すにあたって必要不可欠な部分だと思うので、そういった部分は自分たちが1年の時から、一体感を持ってやっていこうと意識していたので、そのような意識は後輩たちに残せたと思います。
(監督にメッセージを)
いろいろありましたけど、最後残留がかかった試合で信頼して使ってもらったことだったり、2.3年間下で見てもらって試合もたくさん使ってもらいましたし、本当に感謝しています。これからどういう道に進むか未定なんですけど、監督から人としてのアドバイスもいただきましたし、そういう意味でも監督との出会いを大切にしてこれからもやっていきたいと思います。
(岩田選手にとって慶應ソッカー部とは)
自分にとって慶應ソッカー部は人生の誇りです。本当に宝物です。
天野弦主務(政4・西南学院高)※
(今日の試合を外から見て感じたことは)
本当にチーム一丸となってやっているのが伝わってくるゲームでした。
(今日の試合のために天野主務が行なってきたことは)
チームに年間通してやれたことはあまりないんですけど、出来ないなりに後輩たちに一部という舞台を残せるようにサッカーに集中できる環境を一生懸命つくってきたつもりです。
(この一年間の総括を)
この一年自分自身いろいろ後悔があって。選手や監督に申し訳ないこともいっぱいあったんですけど、最後こうやってチーム一丸となってやれたのは後輩にとっても自分にとっても財産となったので明日一部残留が決まって後輩たちが来年も一部でできるように祈ってます。
(今シーズン印象に残っている試合は)
前期の国士大戦と前節の東洋大戦はやっぱり自分の中ですごい残っています。
(最後に後輩たちに一言)
今年一年、自分自身主務という立場でやっていて、いろんな人と関わる中で一番大事なのはチーム一丸となってやることだというのが身にしみた一年だったのでそういう伝統を絶やさず、明日の結果次第なんだけど、来年は日本一取れると思っているので。来年は最初からチーム一丸となって日本一取って欲しいと思います。
呉田幸子マネージャー(政4・東京学芸大学付属校)※
(今日の試合を外から見て感じたことは)
昨日練習試合があったんですけど、それも4年生が活躍してくれて。気持ち入っていて。試合前から選手の目の色が違うなと思って。試合中も気合い入っていて、すごい胸を打たれるゲームでした。
(この一年間の総括を)
すごい苦しいシーズンで。アミノバイタルカップとかいい思い出もある一方で連敗して。みんなで悩んで言い合いながらやな思いしながらやってきたので、自分の中では一人の人間としてすごい成長したなと思います。けど、本当に苦しいことが多くて。最後笑って終わりたかったのですけど、引き分けという形になってまだ整理がつかないんですけど、その中でも本当に同期とやってきたことがすごく良かったし、この同期で良かったなと思ってます。
(具体的に同期のどういった部分が良かったと感じるか)
昔から先輩たちにもすごい弱い代で、サッカーも下手だし、ぱっとしないと言われていて。私は途中からマネージャーになったのですけどその時も温かく迎えてくれて、それはチヤホヤするだけじゃなくて一人の部員として認めてくれて、いろんなこと助けてくれて。地味だけど真面目に頑張るのが取り柄というのがみんなわかってやってきて。昨日も早稲田との練習試合でも、こんなに真面目にやっていて、みんなが本当にがむしゃらになに一つ文句言わずにできる学年はないのかなと思って。それが後輩にも伝わってるかなと思ってすごく嬉しかったです。
(今シーズンで一番印象に残っている試合は)
やっぱりこの間の試合(東洋大戦)です。(その理由は)負けたら終わりという状況で、今日は勝ったら残留でしたけど。今日もまた時が経てば印象に残った試合になるかなと思いますけど、この間は本当にチーム一丸で。日本一という夢は叶えることはできなかったけど、同時に一丸になりたいという目標があったので。それが叶えられた瞬間だったなと思います。 (最後に後輩にエールを) 来年の戦う舞台がまだ決まってないので難しいですけど、苦しいことがたくさんあるしマネージャーにしかわからないような苦しさとかいっぱいあるけど、こんなに頑張れることはないし、今終わっちゃったんだなというすごく悲しい気持ちもあるので。ひとつひとつ悔いの残らない、やったらやるだけ、報われないかもしれないけど、自分に返ってくると思うので、頑張ってやって欲しいと思います。
沢田真洋(経4・慶應義塾湘南藤沢高)
(残留が決まった今の気持ちはいかがですか)
一言ほっとしたという感じですね。日本一を目指していたので、悔しかったですけど、後輩たちに一部の舞台を残すことが出来て本当に良かったです。あとは今週本当に、引退したくない気持ちが大きくて。本気でやれるスポーツって本当に格好良いなと思うんですよね。もう一年やりたいなという思いもありますし、あとちょっとインカレの舞台で一か月やりたかったというのが本音ですね。
(3年間中々出場機会に恵まれない中で、最後の最後で出場機会が回ってきましたが、それについてはいかがですか)
正直、僕自身も出れるとは思っていなくて、トップチームに上がれたことも夢みたいに思っていました。出れたのも、自分だけの力ではなく、動機や社会人スタッフであったり、色々な方のサポートがあって出ることが出来たと思っているので感謝したいです。また、トレーナーをやっている中で、トレーナーの三浦さんから、トレーナーとしてではなく、選手として試合に出ることが俺の一番の望みだといつも言われていました。兼任している中で自分を見失わずできたので良かったと思います。
(4年間のソッカ―部人生でつらかったことは何ですか)
同期23人いるんですけど、グラウンドマネージャ―、竹尾、田村を出す時であったり、主務の天野を出すであったり、ミーティングをひたすらひたすらしていた時は本当につらかったですね。皆が皆チームに100%貢献できるわけじゃなくて、どうしても気持ちのむらがあったりとか、そういうチームをまとめていくのが学生スタッフ筆頭に本当に苦労していました。そうした中でも、最後は皆がついてきてくれて、一丸になることが出来たので本当に良かったですね。
(4年間で何か成長したなと思うことはありますか)
ブログとかにも書いたんですけど、努力をすることしかできなかったので。それも才能の一部だと思ってやっていました。その結果報われたかは分からないんですけど、最後関東リーグ出場であったり、残留という結果を掴むことが出来たのかなと思います。
(これでソッカ―部は引退となりますが、卒業後はサッカー続けていかれるんですか)
今迷っているんですね。僕は内部校出身で、中学引退後すぐに高校の部活に入部したので、サッカーと離れる機会がなかったので、自分が今後サッカーと離れてどういった気持ちになるかは分からないですし、逆にそれは楽しみですね。もうサッカーはやりたくないと思うかもしれないですし、サッカーをやりたいと思うかもしれないですね。それは分からないです。ただ、さっきも言ったんですけど、本気でやるスポーツは本当に格好良いと思うので、できることならプロでやったり、この部活でインカレへ行ってもう少しサッカーをやりたかったです。
(同期の4年生に向けて何かメッセージをお願いします)
1,2年生の時から、かなり厳しく、人の気持ちを考えずに言ってきたと思うんですよ。そういう中でも、反論せずに付いてきてくれたのは本当に感謝をしています。
福本晋也(商4・暁星高)
(残留の感想をお願いします)
ここ1ヶ月くらいはプレッシャーの中でやっていたので、ようやっと解放されたなとホッとした気持ちが第一ですね。
(昨日の試合を振り返っていかがですか)
早い段階に純土が点を取ってくれていけるかなと思ったんですけれども、なかなか2点目が入らなくて苦しい時間帯が続いて。セットプレーは本当に気をつけなければいけないなと思っていた時間帯に取られてしまったので、そこが反省点です。でも追いつけたことが今日の残留に繋がったので、その部分では良かったなと思います。
(日体大戦はどのような心境で見られていましたか)
やることはやったので、中大を信じるだけでした。
(今シーズン通して自身のプレーを振り返っていかがですか)
前期にしても後期にしても連敗しているときとかに出始めたことが多かったので、そこで連敗を止められたということはチームの流れを変える上ではとても良かったなと思いますし、後期は比較的コンスタントに試合に出させてもらっていたので、その中でインカレには届かなかったが残留という目標を達成できたので良かったと思います。
(この1年で成長したなと思う点などありますか)
プレーというよりも責任感の部分で、試合に出してもらっているという意味でもそうですけど、4年生としてチームに何ができるのかということも考えていましたし、それがゲームの中でも出ているのではないかなと思ったので、責任感の部分が成長したなと思います。
(今シーズンで印象に残った試合はなんですか)
後期の順大戦は負けたら終わりという状況で、無失点で勝ったのが初めての試合だったので、あの試合が1番良かったなと思います。
(今シーズンで苦しかった時期は)
ずっとですよ。ずっとですけど、後期5連敗したあたりは本当に辛かったですね。
(4年間を振り返ってお願いします)
仲間に恵まれたなということに尽きると思います。同期はもちろんですけど、後輩もトップチームに4年生が少ない中で頼りになる後輩でしたし、そういうのも含めて仲間に恵まれたなと思います。
増田湧介副将(環3・清水東高)
(最終節振り返って)
自分たちが勝てば残留決められたのですが、勝てずに今日の結果を待つことになってしまって、残念だったのですが結果的には良かったと思います。
(10位という結果については)
シーズン初めの目標からは程遠い結果になりましたが、最終的に残留を目指してやってきて、最後10位と11位で本当に大きく変わっていたので、来年に向けては本当に価値ある残留だったと思います。
(降格圏から抜け出せなかった時期を振り返って)
つらかったのが正直な気持ちですが、そのときはそのときで、常に良い準備して、目の前の試合に集中してやってこれたので、この結果につながったと思います。
(1年間を振り返って)
とりあえず今は残留にほっとしているので、またシーズンしっかり振り返って、個人的に成長できた部分だったり、改善しなきゃいけない部分だったりを分析してまたやっていきたいです。
(来年は最高学年としてどのようなチーム作りを考えていますか)
今まで3年間、その年その年で4年生見てきましたが、どの代が良かったっていうのじゃなくて、それぞれで学ばせてもらうことがあったので、みなさんの良いところをプラスしつつ自分らの学年の良さを出して、一体感のあるチームをつくっていけたらなと思っています。
(来年に向けて意気込みをお願いします)
目標は日本一で、自分は4年生としてしっかりチームを引っ張っていけるようにスタートから頑張りたいと思います。
山浦新(総3・東京ヴェルディユース)
(最終節振り返って)
最終節は先制もして勝っている状況だったので、自分の出番はないと思えるくらい良い内容の試合だったのですが、逆転された瞬間にすぐ準備しろって言われて、監督からは自分のプレーして来いと言われました。結果勝てなかったのですが、途中出場して少しは流れも変えられて、増田くんも点入れてくれました。昨日の時点で引き分けっていうことで今日の(日体大の)結果にかかっていたので、勝ち点1取れて良かったです。
(10位という結果については)
途中最下位が続いて結構絶望的な状況の中でみんなが団結して勝ち取った10位なので、その10位以上に価値あるものだったと思います。
(降格圏から抜け出せなかった時期を振り返って)
自分の場合は怪我もあり、試合に出られなかった時期もあり、直接自分の力で何とかできなくてもどかしい時期が続いていました。怪我復帰してから6試合ほどあったのですが、試合に出られないながら自分で好調維持していて、監督から残り2,3試合いけるように準備しておけと言われて、最後少しですが出させてもらって本当に良かったです。
(1年間を振り返って)
本当に毎年大きなけがをしているので、来シーズンは怪我をしないように、ケアなど意識して改善したいと思います。また来年は最高学年になるので、自分はあまり声出したりする人じゃないですが、練習中の姿勢などで後輩たちを引っ張っていかなければと思います。
(来年は4年生としてどのようなチーム作りを考えていますか)
強いチームは4年生がしっかり試合に出て軸をつくっていると思うので、来年は試合に出れる時間を増やしていって、同期皆で引っ張っていきたいと思います。
(来年に向けて意気込みをお願いします)
チームとしてはやはり日本一目指して、自分の目標としては、今年コンスタントに試合に出れてない分試合に出ることです。
川田悠介(環3・桐蔭学園高)
(今のお気持ちは)
本当にほっとしたというのが正直な感想です。来年もこの1部の舞台で戦えるということを心に刻んで、来シーズンに向けて準備していきたいなと思います。
(最終節をピッチ外から見た感想は)
前半の最初に点が取れて、慶應のペースのときに追加点を取れなかったというのは、一番引き分けの原因だったと思います。そういうところでしっかり点を取らないと勝てるチームになっていかないので、来シーズンはそういう流れでしっかり結果を出せるチームになればいいなと思います。
(今季のご自身のプレーを振り返って)
今季に入って初めて関東リーグに出させていただいて、自分のプレーを全然出せなくて終わりました。結局関東リーグに慣れた、という感じで終わってしまいました。また、定着して試合に出られなかったというのは、ケガも含めて今シーズンは悔しいシーズンだったなと思います。
(最高学年となる来季に向けて意気込みを)
来シーズンは個人的にはレギュラーに定着して、しっかり得点とアシストを重ねて結果を出したいです。チームとしては今年果たせなかった日本一という目標に向かって、チーム一丸となって戦っていければいいなと思います。
保田隆介(法3・横浜F・マリノスユース)
(今のお気持ちは)
とりあえずほっとしていて、今はチームを変えようと努力して下さった4年生の方々に感謝の気持ちでいっぱいです。
(最終節を振り返って)
引き分けという結果でしたけど、最初は引き分けでいいなんて考えていなくて、とにかく勝利だけを目指していました。ゲーム内容に関しては、1点目を早い時間に取れて、その後もずっとこちらのペースで試合を進めることができていたんですけど、そこで追加点を取れなかったということが最終的に引き分けという結果になった一番の理由だったのかなと思います。
(今季のご自身のプレーを振り返って)
過去2年に比べたら、シーズンを通して試合に絡むことができたので、そこに関してはある程度満足はしています。だけど、前期に比べたら後期はコンディションが上がっていなくて、自分の納得する試合が本当に少ない感じでした。正直個人のプレーを見たらほとんど満足はしていないシーズンだったし、結果を見ても勝利につながっているようなプレーは少ないし、失点数も多いので、課題ばかりが残ったシーズンだったかなと思います。
(最高学年となる来季に向けて意気込みを)
今回の残留争いを通じて、一試合一試合の持つ重みとか、1部で戦うことのありがたさというのを、3年生だけでなくて他の下級生も感じたと思います。試合に出る人だけでなくて、部員全員で一丸となって戦うということを徹底させることができるような学年を目指して、まずはチームを作っていければいいなと思います。
武藤嘉紀(経3・FC東京U-18)※
(今日の試合を振り返って)
今日は4年生最後ということもあって、自力で残留を勝ち取りたかったです。だけど、その気持ちとは裏腹に引き分けてしまって、4年生に対しても勝って終わらせることができなくて本当に申し訳なく思っています。
(松下主将が点を決めたが、4年生の姿はいかがでしたか)
勇ましかったというか、やっぱり4年生の大きさというのを感じましたし、後輩たちも来年からまた4年生の気持ちも背負って、いい結果を残したいと思いました。
(昨季の最終節と同じ対戦相手・同じピッチでしたが)
今年は自力残留が懸っていたので何としても勝ちたかったんですけど、去年はもう残留が決まっていた状態で4年生が最後に全員出て、ゆとりというか心の余裕がありました。だけど今年はそれもありませんでしたが、逆転された後に追いついて、何とか次につながるというか良くない終わり方ではなかったので、それは良かったなと思います。
(ご自身のプレーを振り返って)
前半も後半も得点できるチャンスがいっぱいあったんですけど、それを外してしまったのがこの結果につながってしまったのかなと思います。反省しています。
(今季全体を振り返って)
ここまで結果が出ない中でも応援してくれたチームメイトやOBの方々に、感謝しないといけないなと思います。この順位まで落としてしまって、自分はFWなので点を決めてチームの勝利に導くという立場で申し訳なく思っています。
(来季に向けて意気込みを)
来季はインカレを狙える順位にまずリーグ戦を持っていき、大臣杯で日本一を目指したいな、と思います。
長井俊興副務(経3・慶應義塾志木高)
(残留が決まった今の気持ちはいかがですか)
いや本当に嬉しいです。2部だと、大臣杯しか日本一になれるチャンスないじゃないですか。来年も1部で戦えるということは、大臣杯そうだけど、インカレで日本一目指して戦えるということなので、本当に嬉しい、その一言です。
(副務として1年間はどういったものでしたか)
本当につらかったですね。天野さんはアツイ人だから、選手、4年生に対して厳しいこと言ってたりして、そこが俺には足りない部分かなと思うので、来年主務になってからは、そのアツサと行動で示すということを身に付けたいです。今年の副務は仕事大変でした。(苦笑)早慶戦のプログラムを作ったのも僕と早稲田の副務なんですが、本当につらかったです。
(来年は黄金世代ということですが、その代の主務としてどうチームに関わっていきたいですか)
黄金世代と言いつつも、新しく入ってきた1,2年生にポジション奪われてしまっている人も大いから。俺らが1年生の時の4年生がインカレ3位になったんですが、その時の4年生はチームの半分以上が出てて、今年の早稲田もそうですが、4年生の力というのは大きいと思うので、俺らの代からより出られるようになりたいです。俺が、何かできるわけじゃないんですが、そういったことを伝えて、サッカーを頑張らせないとなと言う風に思います。さらに、3位を取った4年生の代はB,Cチームも強くて、下のチームが強いと上のチームも強くなると思うんですね。俺たちの代は37人いると思うので、その全員がトップチームというのは無理なので、各チームで中心となって強い慶應を作り出せたらなと思ってます。
(天野主務に向けて何を言いたいですか)
1年間本当に良くしてもらったので、ありがとうと言いたいです。本当に仲良くしてもらったし、お互い助け合うことが出来たかなと思います。
(来年一年間に向けての意気込みをお願いします)
来年は、ケイスポからの期待もあるし(笑)、引退していった人たちの期待もあるし。いかに、関東リーグ優勝、インカレ優勝、大臣杯優勝という3冠を狙えるチームにしていくかは、主務としての力の見せどころなので、頑張ります。
平戸奨眞(法3・暁星高)
(残留した感想はいかがですか)
前期4連敗して後期5連敗して、降格圏を抜けるどころか最下位も長く続いて本当に苦しくて辛い1年間だったが、誰一人下を向かずに諦めずにやってたからこそ、このような結果に繋がったんじゃないかなと思います。4年生には最後勝って送り出したかったんですけど、少しは恩返しできたんじゃないかなと思います。
(昨日の試合を振り返って)
1点先制することはできて良かったが、そこから少し受け身になってしまって逆転もされてしまったんですけど、結果的に最後みんなが一丸となって追いつくことができたので、それに関しては良かったのではないかなと思いました。
(日体大戦はどのような心境で見られていましたか)
それはもうドキドキ騒いでいました。それだけです。
(今シーズンの自身のプレーを振り返っていかがですか)
アミノバイタル杯で点を決められたこととか、筑波戦で点を決められたこととか、重要なところで点を取れたことはよかったですが、まだまだ得点も少ないですし、もっともっと個人としてレベルアップしていかなければなと思いました。
(成長したなという点はありますか)
試合の入り方とか細かい部分とかは成長できたと思いました。
(今季1番印象に残った試合はなんですか)
東洋戦ですね。本当に絶対負けられない試合で、同期も点を取ってくれたし、個人的にはなかなかいいプレーはできなかったが3年生が一丸となって結果を残したので、それは良かったと思います。
(今シーズンで苦しかった時期は)
それはもう毎日ですね。その中でも誰一人下を向かず諦めなかったので、チーム一丸となれたことが苦しかったからこそ、いい経験ができたかなと思っています。
(来季に向けてお願いします)
自分は4年生になるということで、チームを引っ張っていく立場になります。自分たちが1年生のときはインカレも経験して、今では残留争いで、本当に色々な経験をさせてもらっているので、その経験を活かしてチームを引っ張って、後輩にも伝えるべきところはしっかり伝えていきたい。来季は日本一を目指して頑張りたいと思います。
端山豪(総2・東京ヴェルディユース)
(今季全体を振り返ると)
なかなか勝てなくて本当に苦しい時期もあって日本一という目標は成し遂げられなかったけど、結果的に最後は残留を成し遂げられたというのはとても大きいし、来年につながる結果だったのかなと思います。
(残留が決まった瞬間の気持ちは)
素直にほっとしました。
(前期はトップで、後期はボランチとしてのプレーだったが)
チームの中で求められている役割があって、前期はFWで点を取ることだったり、後期は1つ後ろのポジションでゲームをコントロールするのが求められていたので、ボランチでももっと点を取ったりする仕事ができればなとは思いますけど、求められている仕事をするというのはどこにいても大事なことなので、そういう意識でやっていました。
(松下主将とボランチを組んでいたが学んだことは)
攻撃も守備もしなければいけなくて苦しいポジションではあったんですけど、サッカーも早いし体力的にもしんどいポジションではあったんですけど、そういう時でも苦しい顔をせずにチームを鼓舞したり、そういう姿勢は見習って、(松下)純土くんの人間性だったりするので、そこから学ばせてもらったことはあったと思います。
(4年生にメッセージはあるか)
試合に出ている選手が少ない中でも全員がチームのために何かしようと努力している姿は自分の心を動かしましたし、サッカー以外の部分でもお世話になったことが多いので、この残してもらった1部という舞台を来年以降残し続けて、もっと良い結果を出せるように努力していきたいです。
(来季の目標は)
後期始まって少し点は取れるようになったんですけど、自分の仕事は点を取ることではなくて、チームを勝たせることだと思うので、チームを勝たせられるような選手になることが目標です。
(来季に向けて一言)
今年の最後の一体感を来年は最初から発揮して、より良いチームが作れるように頑張りたいです。
久保飛翔(環2・済美高)
(残留が決まって)
後期から試合に出始めて正直メンタル的に苦しい毎日で一安心した気持ちです。来シーズンはこういう思いをしたくないので今度は優勝争いできるように頑張りたいと思います。
(ご自身の中で1番苦しかった時期は)
最初の連敗した時も大変でしたけど、下位グループでの対決が1番苦しくて、そこを勝ち切れたことで成長できた部分は大きかったと思います。
(今季からレギュラーに定着してシーズンを過ごして成長できたと思うことは)
プレーの面で試合に出ることでメンタル的に余裕が生まれて、自分のことだけではなくて試合中にチームのことを考えられるようになったことが成長した部分だと思います。
(チームを支えてくれた4年生への思いは)
自分の練習ではないトップチームの練習にもみんな顔を出して盛り上げ役に徹してくれて、そういう4年生の姿を見ていてなんとしても最後は残留して笑って終わりたい気持ちが強くて、4年生には色々学ばせてもらいましたし、成長させてくれたという面でもお世話になりましたという気持ちでいっぱいです。
(来季に向けて)
来季こそは4年生の果たせなかった日本一を絶対獲りたいと思います。
溝渕雄志(環1・流通経済大学柏高)
(残留した感想はいかがですか)
4年生が最後こうやって笑って卒業してくれるというのが、1年生としてすごいお世話になったので、それだけが1番嬉しいです。
(昨日の試合を振り返って)
自分のある意味古巣との対戦だったので、今シーズンの集大成を精一杯やって見せるということだけを考えてプレーした結果2ー2で勝ち切ることはできなかったが、自分なりにこのメンバーでできる最後の一戦を楽しんで充実した90分にできたと思った。残留を決めることはできなかったが、今は本当に満足しています。
(日体大戦はどのような心境で見られていましたか)
負けろとしか思っていませんでした。
(今シーズンの自身のプレーを振り返っていかがですか)
開幕から最後まで多くの試合に起用してもらって、その中で最初の前期は先輩にただしがみつくだけのプレーしかできなかった中で後期に入って、アシストが出てきたりとかチームを勝たすためのプレーが少しづつできたシーズンだったと思う。来季はチームの中心に立って日本一という目標が出せるように成長しなければいけないなという決意を持たせてくれた今シーズンだったと思います。
(成長したなという点をありますか)
メンタルの部分では本当に毎週毎週しっかりとコンディションと気持ちをつくっていくというのは、試合を重ねるごとに強くなったと思う。技術面では持ち味の守備のところとオーバーラップからのセンタリングというのはシーズン通してこれからも自分のストロングポイントとしてやっていくということが明確に感じているので、そこもシーズン通して成長したと思っています。成長したところはたくさんあるし、成長したところがまだまだということが分かったと思います。
(今季1番印象に残った試合はなんですか)
個人のできという点で後期の順大戦は1番印象に残っています。あれが自分の目指すところだなというこがはっきりした試合でした。あの試合は負けたら降格がほぼ決まるという試合だったし、1個前の早大戦が累積で出れなかったので、やってやろうという思いが強すぎると空回りしてしまうし、でもやらなければいけないというメンタルの部分も難しかったし、プレッシャーがかかる中であれだけディフェンスも完封して決勝点をアシストして、チームの勝利に大きく貢献できたと思ったので印象に残っています。
(苦しかった時期は)
開幕4連敗、後期の5連敗は文字通り本当に苦しかった時期だと思います。
(来季に向けて)
ギリギリでしたけど、降格するか残留するか本当に大きな違いだったと思うので、4年生が残してくれた一部残留というのを来シーズン、関東大学リーグ優勝と併せて日本一を絶対に取ります!
望月大知(環1・静岡学園高)
(残留が決まって)
1年生として初めてのシーズンを戦う中で、やはり関東リーグはこれほど難しいものだとは思っていなくて、残留争いの中で1勝の大切さを改めて感じて、それを忘れずに来シーズンは一戦一戦戦いたいと思います。
(ご自身の中で1番苦しかった時期は)
連敗した時期も当然苦しかったですけど、残留争いの中での試合が苦しかったです。
(今季からレギュラーに定着してシーズンを過ごして成長できたと思うことは)
高校から大学に入って大学のスピードやフィジカルに全く対応できていなかったんですけど、徐々に試合を重ねるごとにスピードやフィジカルに対応できるようになったのが成長したと感じています。
(チームを支えてくれた4年生への思いは)
4年生は練習外の面でも試合に出ている1年生のメンタルを心配してくれていて、ご飯に連れていってくれたりオフの時に話しかけてくれて、自分はそれにすごく助けられてそんな4年生と最後残留して笑顔で終わりたいという気持ちが強かったのでこうして笑顔で終われてよかったです。
(来季に向けて)
来季も試合に出続けて1試合でも多く勝利して日本一を獲りたいと思います。
宮元亜由美さん(JUFAガール慶大担当)※
(この1年を振り返って)
はじめは選手の名前と顔が一致しなかったんですけど、マネージャーさんや選手が回数を重ねるごとに話しかけてくれて、最初は大学サッカーのことが全然分からなかったんですけど、最後は大好きになってもう一回初めからやりたいです。
(担当校の慶大と東海大が共に残留争いをしていて苦しい1年だったか)
そうですね。1試合1試合が大事だったので。
(1年間JUFA GIRLをやってきて自分にプラスになったことは)
選手の方が毎試合頑張ってる姿を見てすごい元気がもらえたし、自分ももっと頑張らなきゃと思いました。
(大学サッカーファンへ一言)
大学サッカーはテレビであまり放送されないので、ぜひ会場に観に来てください!
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