慶應スポーツ新聞会

【バスケ】第5週 アウェーの地で激戦を制し、リベンジを果たす 東海大②

苦しい場面で得点し続けた、慶大エース家治(環3)

第86回 関東大学バスケットボールリーグ戦

2010/10/03(日)@東海大学総合体育館

慶大-東海大
  1Q 2Q 3Q 4Q OT 合計
慶大 21 20 22 23 16 102
東海大 24 25 19 18 9 95
前日、東海大ホームで接戦を演じるも、わずか2点差で敗れてしまった慶大。様々な課題があがったが、一番の課題は佐々木HC曰く4年生の出来だと言う。今日はその雪辱を果たすべく迎えた第2戦。4年生がチームを引っ張り、勝利に導くことが出来るのか。ホームの大声援が東海大を後押しする中、試合は開始した。

慶大のスタメンは酒井副将(環4)、岩下、家治(環3)、蛯名(法1)、中島(総1)。

ゲームは慶大ボールでスタート、序盤は両校一進一退の展開を見せる。慶大は酒井が先制点となるジャンプシュートを決めるも、その後ターンオーバ―を連発。東海大の速攻を許してしまう。しかし中島、金子のスリーポイントなどで東海大に食らいつき、家治も積極的なカットインから東海大のファールを誘発。慶大は終始リードを許す展開ながらも3~4点差を死守し、21-24で1Qを終える。2Qは最悪の立ち上がり、ターンオーバ―から東海大にスリーポイントを許す。更にスリーポイントへのファールをとられ、21-30と点差は9点までに開く。慶大はタイムアウトで立ち直りを図るも東海大の勢いを止めることができない。2Q開始1分半で点差は14。2度のタイムアウトを経て慶大は下級生中心の布陣で追い上げを図る。まずは中島がフリースロー、ゴール下で得点し先陣を切ると金子もスリーポイントで続く。東海大の勢いを完全に止めるには至らないが、着実に点差を詰めていく。終盤は岩下のブロックも飛び出し、慶大ペース。残り1分で家治が体制を崩しながらもスリーポイントを含む5得点をあげ、41-49。点差を一桁に戻し、試合を折り返す。

ルーキーながら物怖じしないプレイを連発する中島(総1)

後半は東海大ボールからスタートするも、蛯名がすぐにボールを奪い、家治にボールが渡る。慶大らしい美しい速攻が決まり、バスケットカウント。後半は最高の立ち上がりとなった。ここから慶大は岩下のゴール下などで次々と得点を重ねる。3Q残り6分、金子のスリーポイントが決まり、53-54。ついに東海大をとらえる。しかし、ここからは両校譲らない展開。東海大がスリーポイントなどで再び飛び出すが、慶大も家治、酒井の得点で食い下がる。リバウンド争い1つにも息をのむような好勝負。3Qは64-68と勝負の行方は最終Qへ持ち越された。4Q序盤は両校センターの激しい争い。岩下が高さを活かしたゴール下で連続得点するも、相手センターも譲らない。緊迫した試合が続く。しかし、試合が動いたのは4Q残り5分、これまで得点源だった東海大センターが5ファールで退場。慶大に追い風が吹く。ここから慶大は金子のスリーポイントでついに東海大を逆転。岩下のファールアウトというアクシデントもあったが、チームは焦る東海大から次々とファールを誘発し、家治、中島のフリースローで引き離しにかかる。しかし東海大も譲らず残り9秒、85-86で酒井がフリースローを獲得する。「自分が勝負を決めてやるという強い気持ちを持っていた。」(酒井)と勝ち越しをはかるが、決まったフリースローは1本。86-86で延長戦へ。

延長戦はあっさりと慶大がペースを握る。立ち上がり、蛯名がレイアップからのバスケットカウントで先制。金子、酒井がレイアップで続き、リードを広げる。対する東海大の放つスリーポイントは、ことごとくリングをはじく。残り1分で97-92としたところで東海大にファールゲームを仕掛けられるも、酒井や金子が落ち着いて対処。慶大が102-95で熱戦を制し、第1戦のリベンジを果たした。

1日目の敗戦から見事切り替え、二日目は22得点をあげた金子(環3)

延長戦までもつれこんだ試合を見事制したのは慶大。「リベンジしか頭になかった」(岩下)と4年生が強い気持ちで試合に臨んだのが伺える。「相当良かったと」(酒井)と下級生の今日の活躍をしっかりと評価した。上級生のみならず下級生も活躍し、「良い意味でゲーム慣れしてきた」(金子)と二ノ宮の穴を余りある活躍で埋めてみせた。「中央戦に絶対二つ勝たないと。」(佐々木HC)と来週の中大戦はリーグ戦の順位に後々大きく影響する大事な試合。今日の試合で得た経験を糧にチームは更なる成長を遂げることが出来るのだろうか。

By Arisa Hakuta

 

コメント

 

佐々木HC

延長で勝てたのは良かったというか若い力が良くやってくれた思います。(テクニカルファールの件について)あの場面は、相手がぶつかってくるから態勢を壊してトラベリングになってるわけ。ルール上、同時期に何か起きた場合は、重い方の罰則が適応される。バイオレーションとファールはファールの方が上なので当然あれはファールをとらないとだめ。ということで僕はそれを主張しました。ああいうのは初めてかな。女子の監督とか国際ゲームも経験したけど初めてでしたね。 (4年生の出来は)こういう状況で、おんぶにだっこの状態をずっと作ってきてるから、耐えきれない部分があると思います。これをしのがないと青学とか日大とかインカレの優勝はあり得えません。去年あれだけ出来た子達なので、早くそこに到達させたいなと思っています。下級生があれだけつないでくれているので、考えられない4年生ではないので。頭は良いので。 来週から普通に戻るよねとお願いしてきました。もうそろそろ普通に戻ったらと笑。 (1年生の出来は)蛯名は俊発系の筋肉を持っている子なので、これからの課題はスタミナかな。1試合出れるだけのスタミナ。中島は持久系も出来るので、それを順調に育てるためには、中島はもうちょっと筋トレしなきゃいけない。蛯名と中島、それから4年生が本橋の事も誉めてたけど、短い間自分の力を出そうとする姿勢が下級生には大事なので。良い感じだと思いますけどね。あの二人だけでなくて。 (今の1年生と今の4年生が1年生の時の似ている部分と違う部分は)似てるっていえばそれぞれのポジションに選手がいるっていうのは全く一緒です。センターがいて、ガードがいて、フォワードがいる。これを順調に伸びてくれればまたインカレ狙えるようなチームに今の1年生も育ってくれないかなと思ってます。違う部分はある意味今の4年はポジションに人はいるんだけど、若干力の差がある。今の1年は5人とか6人の力の差があんまりないんですよ。それぞれがスターターに使ってもいいくらい。それは相当違いますよ。 (来週の中央戦に向けて)学生には言っていないんだけど、中央戦に絶対二つ勝たないと。こういう混戦になっているので最終までどういう勝敗になるかわからないので、安全を期すためにも中央戦には勝っておかないと。入れ替え戦にも蹴落とされそうな混戦なので

酒井

昨日勝てる試合を落としたんですが、しっかり切り替えました。2連敗は出来ないので。 あとは完全なアウェイで、昨日経験したことはちょっとは良い方向に向いたと思っているので。 バックアップの充実感というか、1年生の本橋君であったり自分の役割をプレイで発揮した所が随所で見れた所があったので今後に繋がる試合だなと思いました。 (4年生としての意識は)二ノ宮がいない、岩下が退場してしまった時に頑張らなければいけないのは僕なので、ゲームの流れを見つつ勝負所で決めるっていうのを意識していました。 (フリースローでの心境は)今まで確立が悪かったので、一本一本集中していましたね。緊張僕めっちゃする方なので。でも今回は自分が勝負を決めてやるという強い気持ちを持っていました。 結果的にオーバータイムになる一本しか入らなかったんですけど、 逆に一本決めれて良かったかなと、前向きに。 今までは大事な所で落としていたんで、最低限の役割はちゃんと出来たかなと思います。 (下級生の出来は)相当良かったと思いますよ。2Qとか4年生がふがいないプレイをしてしまった時に、コート上で4年がいなくて下級生だけっていうときもあったんですけど、 しっかりとついていくどころか詰めていったり、自分達の流れに持っていったり。そこは自信持っていってほしいですし、それが来年度のチームになるので。今年のチームも大切なんですけど、来年のこともしっかり考えつつ彼らにはプレイしてもらいたいと思っています。 (中央戦に向けて)1試合目全然勝ち切れていないんで、反省点が生かされていないというか最初の出だしが良くなかったので、最初に離したら楽にプレイ出来ると思うので、そこを練習からやっていけたらなと思います。 。

岩下

ほんと今日勝ちきれたことはよかったと思います。ただ、2勝出来なかったっていうのはほんとに悔いの残るものだったので、僕らの良さっていうのを発揮して…毎週毎週勝ち星をあげて積み上げていけるように、練習から色んなこういった経験を積み重ねて頑張っていきたいです。(ファールアウトについて)そうですね…ほんとにいらないファールを3回くらい、手を出したりしているので、やっぱりそういうコントロールが出来てなかったっていうのが非常に悔やまれるし、チームのスタートを任されている人間として恥ずかしいことだと思います。(4Qで岩下選手の得点でチームを引っぱっていましたが)そう…ですか。なんか僕あまり自覚がなくて…(笑)とにかく皆が頑張ってくれていたなっていう印象しかないので。(今日の試合前の心境は)もうほんとにリベンジしか頭になかったので、そういった中で…そうですねやっぱり自分の中で果たせなかったっていうのが悔しいです。(次の中大戦は)来週中央戦で、ここでやはり2勝をあげないことにはこのチームの上がりそうな状況のときの成長っていうのは伺えないと思うので、ここで絶対にほんとに成果、結果っていうのを重視して頑張っていきたいと思います。

家治

(勝因は)昨日は2点差で悔しい思いをしました。出だしで点差をつけられて追う形となり、相手ホームということでその展開は苦しかった。しかし、今日は最初からがんばろうとみんなで意識して、気持ちを切らさずにできたことが良かったです。(ポイントは)1つは、2Qの途中で点差をあけられはじめて、4年生がいない状態になった時、みんなで守ってリバをとって速攻までできたこと。2つめはし、終盤に相手センターや岩下さんが抜けた時のリバウンド争いで向こうより意識を高くできたこと。(スリーポイントを多く打つようになったが)高校の時は打つキャラではなかったのですが…。大学ではポジション的にフォワードだし、流れ的に打つべき場面で決めきれないとチームの流れも悪くなってしまうので。(次の中大戦は)ディフェンス面では、中央は高さがない分、外からのシュートを打ってくるのでそのケアとトランディションを注意する。オフェンス面ではこっちには岩下さんがいるので、春のトーナメントでも点取ってくれたりリバとってくれたので得意なトランディションゲームに持ち込んで連勝したいと思います。

金子

昨日負けてしまったんで、今日は勝てたっていう結果がついてきて良かったと思います。 (昨日からの切り替えは)昨日は自分のせいで負けたと思っていたんで、今日は絶対にシュート入れてやろうと思っていたし、昨日、はずしてしまった原因に迷いっていうのがあったんで、絶対迷わないで、自分のタイミングで打とうと思っていました。 (成長している部分は)良い意味でゲーム慣れしてきた部分があって、体力の面で持つようになってきましたし、自分のプレイがしっかり出せるようになってきた。まだ波はあるんですけど、出来るようになってきたとういうのはあります。 (今日4ファウルだったが)自分ディフェンスが下手なんで、足使って多少ファウルでも行かなきゃいけない時もあると思ってます。無駄なファウルが多かったんですけど、延長に入ると最初から思っていなかったので。ちょっと4ファウルは痛かったと思います。 (東海大キャプテンとマッチアップしてみて)朝飛(東海大♯5多嶋)さんは憧れていて、テレビとかで見ていてすごいなと思っていました。目標ではないですけど、点取れるガードで憧れていた人とマッチアップだったので、自分がどこまで通用するのかそういうことを意識してやっていました。 試合中も会話とかできて、良い人だったし、自分としても全然及ばないんですけど、ある程度戦える部分も見えてきたので、今年中に逆転したいと思います。 (中大戦に向けて)中央は電鉄杯とか結構試合しているんですけど、個人的には中央と相性が良いと自分で勝手に思っています笑。ガードも特徴をある程度つかんでいるし、個人的には1個下に負けたくないです。 そういうのは大前提として、チームが勝たなければ意味がないと思っていますし、インサイドの部分が明らかに勝っているので、そこをうまくゲームメイクしてやっていきたいなと思います。

蛯名

昨日は勝ち切れなかったので今日は勝てて良かったです。みんなが相手と対峙した時にしっかり攻めることが体現できた。(勝負所で力を発揮していたが、特にポイントは)しいて言えば、延長1発目のバスケットカウントで流れをもって行けたと思います。(次の中大戦は)明治戦みたいにしっかり気持ちをもって、みんなの意識が勝利にむかえば2連勝できると思います。

中島

延長戦っていう大接戦と、このアウェーの中で勝利できたっていうのはほんとに大きな意味があると思うし、個人的にも、こういった試合に長い時間出場できたっていうのはほんと大きな経験になったと思います。(相手センター陣に良い戦いぶりでしたが)いや僕はまだ全然…体格もそうですし…ほんとに。岩下さんがいなくなって僕がワンセンターになったときに、インサイドでそこまでリバウンドが取れなかったので反省しています。(筋トレは自分の中で課題ですか)そうですね皆からも言われています。今上半身は出来ないんですけど下半身などはやっています。(このリーグを通して成長していると感じるところは)夏休み位からですが、リバウンドの意識が特に求められるようになったのでその意識が高まったのと、一部の試合を通してだいぶ試合の経験が積めて慣れてきたってところが成長してきたなと思います。(緊迫した場面でのフリースロー決めていましたがそのときの心境は)正直もう…震えていました(笑)でもいつも通りやろうと。今日も試合に来る前に記念館でフリースロー結構打ってきたので、それが入ってほんとよかったです。(来週の中大に向けて)中央大は走るチームということなんですけど、走るってことに関して慶應は絶対負けちゃいけないと思うし、絶対勝利したいと思います

本橋

満原選手とマッチアップしてすごい疲れました。完全にパワー負けしてました。フィジカルとかが1部の人、満原さんみたいなトップレベルの人とやってみて足りないかなと。そこが課題なので、しっかりとこれから鍛えていきたいです。先生から求められているのがリバウンドとかディフェンスなのでリバウンドをもっと頑張れるようにしたいです。(来週に向けて)中央はスリーポイントとかアウトサイドが主体で、打てば打つほど落ちると思うんで、落ちたボールをしっかりリバウンド取ることでチームに貢献したいと思います。

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