【ソッカー男子】開幕前特集第3弾! 端山豪

 開幕前特集第3弾は天才・端山豪。今季には全日本選抜にも選ばれ、デンソーカップでは10番を託され見事優勝を果たし、個人でもベスト11にも選出された。充実のプレシーズンを過ごし、リーグ開幕へ。上級学年となった端山の今年にかける思いとは。

 

―昨季を振り返ってみていかがですか?

 

全体的に厳しい戦いになったんですけど、後期の途中から本当にあとがない試合が続いて、苦しい戦いの中で皆成長できた部分もあったと思います。残留できたので、その成果を今年出したいなと思います。

 

―昨季一番印象的だった試合は何ですか?

 

後期の順天大戦ですかね。本当にそこで負けていたら終わっていたと思うので。後期の後半は全部が印象に残っているんですけど、特に順天の試合と、東洋の試合とかです。

 

―昨季の経験から得たものは何ですか?

 

リーグ戦の開幕からふわっと入ってしまったのではないか、というのは皆感じたと思います。前期の前半だったり、後期の前半だったり、勝てない試合が多かったのはやっぱり(気持ちが)入っていけてなかったのかなと思います。後半になってから本気を出すのでは遅いので、一試合一試合を大事にして、目の前の一試合で全力を出しきらなければいけないと思います。

 

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―では今季について質問します。昨季端山選手はケガの時期もありましたが、今のコンディションはいかがですか?

 

今はケガもなくやれているのでそういう意味ではコンディションも悪くないと思うんですけど、開幕まで1週間あるので、もうちょっとコンディションを上げてフィットしていけたらいいなと思います。

 

―新チームの印象はいかがですか?

 

武藤だったり前の主将だった松下純土君だったり、主力が抜けたんですけど、大半の選手が去年の残留争いを経験しているので、そういう意味で危機感を持ってプレーできているというのが今季の印象です。危機感とか緊張感を、日々の練習や練習試合でも持ちながらやれています。

 

―新1年生の印象はいかがですか?

 

今一緒にやっているのは手塚という静学から入ってきたヤツだけなんですけど、真面目だしポテンシャルも高くていいと思います。

 

リーダーシップを出してやっていかなければいけない

 

―今季、端山選手が須田監督に期待されていると思う役割は何ですか?

 

具体的なプレーでいうと、今年はいい守備をして、失点数を減らして攻撃をしようというサッカーをするので、まずは自分はボランチとして守備の部分は期待されているというのは分かっています。そこはやならきゃいけないことの一つなんですけど、あとは全体的なこととして、一試合通してゲームをコントロールするというのが監督から任されている役割だと思います。監督が全部ピッチ上のことを指示して動かすのは難しいので、僕が判断してピッチ内では自分が試合をコントロールする、というのは監督が自分に任せてくれていると思うし、期待されていると思います。

 

―3年生となり折り返し地点ですが、1・2年生の頃と比べて心境の変化はありますか?

 

1年のときは一番下の学年だったので、がむしゃらに、特に自分の能力を上げていこうということにフォーカスしていました。2年になって、ああいう戦いをして、そのへんからもっとチームの全体のことを考えなければいけないとか、組織のことを考えなければいけないとかを思うようになりました。今3年になって、もう上級生なのでそれを学んでいくというより、ここからは実際に行動で示していかなきゃいけないと思います。もちろんやりながら学んでいくというのもあると思うんですけど、学びながらというよりはできる全てのことをして、リーダーシップを出してやっていかなければいけないかなと思います。

 

―では、昨季東京ヴェルディの特別指定選手となってJの舞台でも活躍されていますが、その点についてはいかがですか?

 

去年はタイミングよくそういう話をもらって、Jリーグにも出場させてもらうことができたんですけど、別にJリーグで自分が結果を残したわけでもないです。そういう経験ができたのは自分の中でもすごくプラスなことではあったんですけど、変に過信するのではなくて、今はしっかりと地に足をつけて、大学サッカーでチームを勝たせたり、パフォーマンスをしっかり発揮したりするというのが一番だと思います。

 

―全日本選抜での経験を振り返っていかがですか?

 

キャンプがあって、最初はチームとしてバラバラでした。だけど、デンソーカップだったりその後のキャンプだったり、そういうのを通じてチームとして徐々にまとまっていくのを分かったし、その中で自分ができることというのもあったと思います。サッカー的なことでももちろん学んだこともあったんですけど、組織的な部分でチームとしてまとまっていく過程で自分ができることを学べたので、とても良かったと思います。

 

チームの目標を達成させるというのが自分の目標

 

―ライバル校やライバル選手はいますか?

 

ライバル校は、やはり早稲田ですかね。早稲田に今までずっと負けてきたので、リーグ戦でしっかり勝ちたいというのはあります。だけど、個人としてはそんなに特別には意識していないです。

 

―昨季は開幕4連敗を喫してしまいました。今週末からリーグ戦が開幕しますが、どういうスタートにしたいですか?

 

もちろん4連敗は避けたいんですけど、明治戦に勝つということをずっと言ってきてやってきているので、まずは明治に勝つ。それだけしか考えていないです。

 

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―最後に、チームとしての目標と個人としての目標を教えて下さい。

 

チームの目標としては、リーグ戦でしっかり一戦一戦戦ってインカレ出場。そのインカレで日本一を獲るということです。チームの目標を達成させるためには、やっぱり僕自身相当これからやらなきゃいけないことが多いと思います。チームの目標を実現できれば自分も今年一年成長できたと思えるので、チームの目標を達成させるというのが自分の目標でもあります。

 

(取材 窪山裕美子)

 

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