慶應スポーツ新聞会

【端艇】対校エイト13年ぶりの三連覇達成! 第83回早慶レガッタ

喜びを爆発させた対校エイトクルー

喜びを爆発させた対校エイトクルー

4月13日(日)隅田川にて第83回早慶レガッタが行われた。慶大が対校エイトを連覇して迎えた今年、13年ぶりの三連覇を目指しての戦いとなった。レースは序盤から慶大が少しずつ差を広げていき、慶大優位の展開となる。終盤は早大の必死の猛追で迫られるも、最後までトップを明け渡さない。結果、11/4艇身差で慶大は見事対校エイト三連覇を達成した。また第二エイトはレース前に早大の艇が沈没し中止、女子舵手付クォドルプルは5艇身差を付けられ敗北となった。  

今年も隅田川に早慶レガッタがやってきた。距離が3750メートルに伸びた昨年、インコース側という精神的不利な状況にもかかわらず、7艇身差という大差をつけ隅田を制した慶大。見事に連覇を収めた。そして迎えた今年、平成11年~13年にかけて達成されて以来、13年ぶりの三連覇を目指す熱闘となった。

 

息の合った漕ぎが勝利を手繰り寄せた

息の合った漕ぎが勝利を手繰り寄せた

多くの観客が詰めかける中行われた対校エイト。今年は慶大がアウトコース側での優位なスタートとなる。川独特のうねりや波という難しいコンディションの中、レースは序盤から慶大ペース。「最初の両国橋のところで並ぶか少し出ている」(山本主将・政4)レースプランで臨んでいたが、まずは慶大がリードを奪う。その後も安定したリズムと漕ぎで着実に差を広げていく。そんな中、何とかして三連覇を阻みたい早大も黙ってはいない。「早稲田の必死さが感じられた」と振り返るように、相手も必死の漕ぎで食らい付いていく。しかし、大観衆が見守るゴールの桜橋付近に先に現れたのは慶大だった。最後までクルー全員の息が合った力漕を見せ、11/4艇身差、時間にして約4秒の差を付けて宿命のライバルを蹴散らした。フィニッシュ後、艇上で大きなガッツポーズを見せるクルーたち。三連覇達成の嬉しさを体現してみせた。

 

対校エイトより先に行われた女子舵手付クォドルプル。スタートから早大が果敢な漕ぎを見せ、慶大は見る見るうちに差を広げられてしまう。結果、5艇身差で敗北。25連覇を許してしまう形となった。だが、「今までの漕ぎの中で一番いい漕ぎが出せた」(辻次主将)と言うように、今後の飛躍に期待が持てるレースとなったことに違いない。

 

慶大にとって一つの目標である早慶レガッタ対校エイト勝利を三連覇という偉業付きで達成した。しかし、「早慶戦での勝利は一旦喜ぶのですが、これは通過点にしか過ぎないと思っている」(山本主将)。最終目標はあくまでも全日本選手権での優勝、ただひとつ。創部125周年を迎える今年、端艇部にとって最高の1年にしたい――。その思いがクルーたちを次なる目標へと突き動かす。

(記事 山内貴矢)

 

◆選手コメント

山本尚典主将(政4)

(今日のレースを振り返って)荒れたコンディションの中で、自分たちの漕ぎを早稲田より表現できていたと思っています。9人で同じことを考えて思いきりレースをして勝てたことが嬉しいです。(どのようなレースプランを考えていたか)一番最初の両国橋のところで並ぶか少し出ているレースを想定していて、もし仮に若干出られていても、焦らずにしっかり信頼し合っていこうというレースプランを考えていました。実際のレースでは少し出ていたので、気持ち的にも余裕ができて自分たちの漕ぎを大きく表現できたと思います。(普段のレースと違い、隅田川でのレースだったが)荒れたコンディションだったので途中つらい場面もありましたが、本当の意味で信頼し合って漕げていました。マイクが入らないというアクシデントもありましたが、それも声で繋ぎあって乗り切りました。(去年のレースとの違い)早稲田も三連敗だけは免れたいと思っていたと思うので、死ぬ気でやってくるのは当然で、早稲田の必死さが感じられたので、自分たちもそれに負けないくらい必死にやらなければならないと思っていました。(今後に向けて)早慶戦と他の戸田(公園)でのレースは全く別物だと思っているので、早慶戦での勝利は一旦喜ぶのですが、これは通過点にしか過ぎないと思っているので、最後の全日本選手権で優勝するためにまた新たにチームを作っていけたらなと思います。

 

辻次美祐主将(環4)

(レースを振り返って)まず、今までの漕ぎの中で一番いい漕ぎが出せたことはすごくよかったです。始めから一体感のある漕ぎも出せて最後少し縮めることもできたんですけど、やはり基本的な力の差が出てしまったことが反省点です。(練習の成果は発揮できたか)今までやってきたことは120%出せたと思います。正直今日出た差が基本的な力の差だと考えています。(レース展開について)スタートで8艇身くらい出られてしまってその後ぐいぐい離されて、ミドルスパートで少しつめたもののまた相手もスパートをかけて離されてしまって。ただラストこっちがレート三枚あげてつめたけれども届かず4艇身半でゴールしました。(見えた課題は)基本的なパワーや基礎体力が不足していると思うので、もう一度このレースが終わった後体づくりから始めて8月、9月の試合に備えたいと思います。(今後に向けて)慶應の強さは一人一人の力ではなくチームでまとまったときの力の強さだと思うので、それを最大限発揮して日本一目指して頑張っていきたいと思います。

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