春季リーグを1部4位で終えた女子ホッケー部は、秋季リーグ初戦の山梨学院大戦に臨んだ。関東の大学を相手に20年間負けなしという、絶対王者の山梨学院大に守備に徹する時間が長くなる。フルプレスやFB陣の対応に良い点も見られたものの、終盤ペースタウンし、0-18で初戦を終えた。
関東学生ホッケーリーグ秋季 グループリーグB
2014.9/13(土) 13:00~ @慶應日吉グラウンド
慶應義塾大学 0-18 山梨学院大学
(前半0-6、後半0-12)
【得点者(アシスト者)】
―
<スタメン>
G寺岡真希(文4)、FB境夢見(経4)、林田明子(理3)、芦川真祐子(商3)、吉本絢香(総2)、MF森本涼(経4)、國友萌果(経3)、岩本早紀子(文3)、FW原登子(経4)、松島佳奈(政2)、宮本舞(経2)
春季リーグを1部4位という結果で終えた女子ホッケー部。山梨・駿河台・早稲田の3強には及ばなかったが、それに次ぐ4位という成績で上位進出を果たした。そして全日本を経験した女子ホッケー部はこの夏1年生を加え、秋に更なる期待がかかる。初戦の相手は奇しくも春季と同じ山梨学院大。関東リーグ20連覇中で、約20年間負けなしという聖域となっているチームのため、どれだけ慶大の守備がはまるかが注目される。
試合開始のホーンが鳴り響くと山梨学院が猛攻、開始2分でPCを奪われる。しかし相手の鋭い1打ちヒットシュートをGK寺岡真希(文4)がファインセーブ、得点を許さない。序盤は山梨学院のFBからのパスに上手く慶大のプレスがうまく機能し、パスをつながせない。そして自陣25Yに侵入を許しても境夢見(経4)らFB陣が人数をかけて食い掛かり防ぐなどいい守りの時間帯が続いた。さらにそれでも絶対女王の対応力はさすがだった。7分に左から崩された慶大は必死にゴールを守りに密集するが、リバースシュートを決められて先制を許す。巧みな個人技でかわしてくる山梨学院に対し、慶大は春と同様に人数をかけて守り、相手シュートがポストに当たってノーゴールになる運にも恵まれた。前半計9本のPCを許すと、寺岡のファインセーブで守ったのも多かったが、男子顔負けのフリックシュートを放たれるなどで得点を許し、6失点で前半を終える。
後半は山梨学院大が、FBも押し上げて超攻撃的姿勢で仕掛けてくる。開始3分でPCを2本決められると慶大の守備も対応され、個人技で上回る相手を止めることができなかった。慶大の攻撃の見せ場は55分。芦川真祐子(商3)の果敢な当たりでボールを奪うと、吉本絢香(総2)のパスが森本涼(経4)にまでつながり、相手サークル付近までボールを運んだ。しかしシュートまでは至らず、得点機とはならなかった。その後はやや疲れも見え始め、足が止まった慶大は失点を重ねてしまい、0-18で試合を終えた。
王者相手にプレスが効いたことや、守備でも要所でいい場面が見られた。特に前半立ち上がりは、FWのフルプレスが相手にはまり、パスを出させなかった。しかし体力がつらくなった後半に立て続けに失点を許し、春季の10失点から18失点に増えてしまったことも事実。次戦の相手は学習院大学と慶大が上位進出を目指すためには必ず勝ちたい相手。時間は少ないが準備を万全にし、勝負の一戦に臨みたい。
(記事:荒川智史)
☆グループB ※9/16現在
|
山梨学院 |
慶應義塾 |
学習院 |
東農 |
勝ち点 |
得失差 |
山梨学院 |
― |
○18-0 |
10/4 |
9/20 |
3 |
18 |
慶應義塾 |
×0-18 |
― |
9/20 |
10/4 |
0 |
-18 |
学習院 |
10/4 |
9/20 |
― |
9/27 |
|
|
東農 |
9/20 |
10/4 |
9/27 |
― |
|
|
次戦 9月20日(土)vs学習院大学(春季リーグ5位)13:00~@慶應日吉グラウンド
コメント