【バスケ】対法大戦2連勝、波に乗ったまま最終週へ!

第86回 関東大学バスケットボールリーグ戦

2010/10/24 (日)@明治大学和泉キャンパス

慶大‐法大

  1Q 2Q 3Q 4Q 合計
慶大 26 28 25 35 114
法政 16 17 21 25 79
前日、法政初戦を危なげなく勝ち取った慶大であったが、第1Qこそ慶應のイージーミスがかさみ、競った。しかし、2Q以降は慶應らしいバスケットを存分に発揮出来た試合となった。司令塔二ノ宮(環4)が復帰し、期待の活躍を見せた。いい流れのまま、第二戦に臨む。

スタメンは二ノ宮(環4)、酒井(環4)、岩下(総4)、家治(環3)、中島(総1)。

1Q、慶大はタイトなディフェンスから法大のターンオーバーを誘発。そのチャンスを慶大は逃さない。前日復帰した二ノ宮から、走りこむ家治へのロングパスが連続して鮮やかに通り、慶大らしい速攻が出る。法大♯11長谷川にスリーポイントの得点を許すも、家治がタフショットを沈めてバスケットカウント。1Qを26-16と慶大は幸先良く終える。2Qも慶大の勢いは止まらない。岩下がオフェンスリバウンドから正確にゴール下で得点。それに酒井も続いて積極的なペネトレーションからチャンスを作り、法大をさらに引き離す。最大25点差をつけられた法大は♯11長谷川のスリーポイントで応戦しようとするも、慶大のいい流れを断ち切ることができず、54-33と慶大リードで前半を終える。

3Qは岩下のゴール下、二ノ宮のフェイダウェイが決まって、慶大が再び点差を25点に。しかし、中盤は両者ともにターンオーバーが多い安定しない展開。すると、途中♯21加藤を筆頭に、法大のアウトサイドのシュートが落ちず。この試合初めて慶大側に暗雲が立ち込め始める。慶大はタイムアウト後に二ノ宮、酒井、岩下をコートに戻し、立て直しをはかる。酒井が3Q最後にタフショットを沈めて、バスケットカウント。しっかり期待に応え、79-54で終了。4Qは、途中出場の矢嶋(総1)が積極的にシュートを放ち、そのリバウンドから酒井、原田(環3)が得点。一方で、慶大のファールがかさみ、法大にフリースローを許してしまう。しかし、矢嶋が鮮やかなターンからのシュートを落ち着いて沈める更に、次のオフェンスでもゴール下の本橋(環1)へのノールックパスを通し会場を沸かせる。法大は終盤2本連続でスリーポイントを決めて食い下がるも、春本(環3)のスリーポイントでとなり、114‐79と大差をつけて慶大が勝利した。

対法大戦を2連勝で終えた慶大。「今日は内容にこだわってやりました。」(酒井)とチームを振り返った酒井。司令塔の二ノ宮の復帰を受け、「今まで蛯名と金子が積み重ねてきたものに上乗せできればいい。」(岩下)と残り1週となったリーグ戦に向けて選手たちは前向きである。最終週である来週は日大戦。このリーグ戦を2位で終わってインカレにつなげたい慶大としては必ず2勝しなければいけないカードである。今週、日大はリーグ戦唯一全勝であった青学に初黒星をつけた「勢いにのっている」(岩下)チームだ。その勢いを止めて、慶大らしいバスケットを繰り広げることができるのだろうか。インカレにつなげるためにも、リーグ戦をいい形で締めくくるためにも、非常に重要な大一番だ。

By Nozomi Honda

コメント

佐々木HC

途中良い感じだったんだけども、メンバーを変えるとまたガタガタになってしまいました。ただ二ノ宮もまだ本調子じゃないし、岩下は良くないし、祐典も筋肉が本調子じゃないので、あんまり負荷かけられないかなと思います、(今日良かった人は)二ノ宮だね。あと裕典がポイントも得点もリバウンドも出来るようになったので、それは来週も計算できるんじゃないかな。あと家治がまだディフェンスの前でシュートを打っているので、ディフェンスが激しい日大には苦労すると思います。でも、意欲的に得点とりにいこうっていう彼の意識は去年よりは数段良くなっています。攻める気持ちが出てくるのはポイントゲッターには大事なことなので。(リーグで伸びている選手は)家治じゃないかな。安定感が出てきた。ぐっと伸びたとは言えないけど、大体どことやっても20点くらい取れるし、ディフェンスも辻(青学大)について35分くらい抑えたわけだから。家治の安定感が一番目立つのかな。(来週は日大戦ですが)4番、5番が日大と比べると負けているので、4番、5番が頑張るように、練習でやっていきたいです、1、2、3番は対等だと思っているので。勝たないと2位はないので、2位は絶対とらなければならないと思います。優勝を目指していたわけですから。

酒井

昨日の内容が悪かったので、今日は内容にこだわってやりました。入りであったりリバウンドであったり、そういった所はそれなりには出来たかなと思うんですけど、40分はずっと出来なかったので今週1週間練習して、来週に臨みたいと思います。(佐々木HCがリーグ戦で無理していると言っていたが自身は)僕はやるだけと思ってやっているんで、それが結果的に体が耐えられなくなってるかもしれないんですけど、4年がやらないと下がついていかないので、気持ちでプレイしています。(来週の日大戦に向けて)自力2位もあるんで、しっかり2勝してインカレに向けて勢いをつけたいんで、連勝を狙いたいと思います。

岩下

内容的には良かったと思うんですけど、バックアップが出た時に不安定になるというのが問題だったかなと思います。(自身の出来は)昨日は得点という面では良かったんですけど、それが今日継続出来なかったです。外と中の噛み合い方、ポストフィードのパスとかが少し難しかったかなと思います。あとは中でゴリゴリやっていくというのを今日は相手に抑えられたかなと思います。(二ノ宮が復帰して)やっぱりブレイクが全然違いますね。パス出すタイミングや技術がずば抜けてると実感したので、今まで金子や蛯名が積み重ねてきたものに二ノ宮でさらに上乗せ出来ればいいかなと思います。(日大戦に向けて)勢いに乗ってると思うので、それをなんとか止められるように1週間しっかりやっていきたいと思います。

家治

入りからディフェンスを頑張れて、リバウンドも取れて、二ノ宮さんからの速攻が決まって自分達の流れに出来たのを前半継続出来たのでゲーム的には良かったかなと思います。(リーグを通しての成長)リーグの前半は調子が良ければ点は取れるけど、悪いと点が取れないという感じで安定しなかったんですが、そこでファウルをもらってフリースローでの得点を稼いだり、速攻で走ることを意識するようにしているので、そういった意味では前半戦よりは調子が悪い時の点の取り方を学べて安定感が出て来たかなと思います。(二ノ宮の復帰で速攻への意識は上がったか)ニノさんはもらった瞬間前にパスを出すので、しかも全力で走ってギリギリ届くぐらいの所に出してくるので、速攻に繋がるしチームにとって復帰は大きいと思います。(チームを引っ張る意識は)先生も4年生がいない時は声を出すようにと言ってくれていて、やはり周りを引っ張る意識というのを持って最近はやってますね。(日大戦に向けて)勢いに乗ると強いチームなので、乗せないためにもディフェンスを頑張って、40分間トランジションゲームをしたいと思います。


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