【バスケ】インカレ王者に果敢に挑むも敗戦 vs筑波大戦

前日の関東学園大との一戦ではルーキーの活躍も光り、好ゲームを繰り広げた慶大。この日迎えたのは筑波大との戦い。昨年秋1部リーグで対戦した相手だ。試合は、前半の大量ビハインドが後を引き、点差を縮められなかった。終わってみれば21点差をつけられ、敗戦を喫した。
2015/05/05(火)@代々木第二体育館
第64回関東大学バスケットボール選手権大会 vs筑波大
1Q 2Q 3Q 4Q 合計
慶大 12 23 21 63
筑波大 19 23 19 23 84
◆慶大スターティングメンバー◆
PG 福本直人(環4・福大大濠高)
SG 大元孝文(環4・洛南高)
SF 真木達(環4・國學院久我山高)
PF 木村能生(環2・東山高)
C 黒木亮(環4・延岡学園高)
 

フロアリーダーとしてパスを供給する福元

フロアリーダーとしてパスを供給する福元

1Q、序盤から懸命にディフェンスリバウンドを取るも、得点に結びつけることができず。ディフェンスではファウルがかさみ、リードを許す展開に。着実にものにしたいフリースローや、アウトサイドからのシュートの確度が低く、終盤の連続失点から差をさらに広げられてしまう。主将の福元が反省点と振り返るように、消極的な立ち上がりとなり、7-19で1Qを終える。   2Q、筑波大はこのピリオドも3ポイントやゴール下など攻撃の手を緩めない。ここでもフリースローの精度がなかなか上がらず苦しい展開が続く。そんな中、福元が体を張ったプレーでボールを死守し、大元が着実に得点にすると、徐々にチームに活気が出てくる。相手にバスケットカウントを与えてしまうも、大元がチーム初めての3ポイントを決め、福元のアシストから黒木がゴール下。これがこの試合で初めての連続得点となる。木村がオフェンスリバウンドからそのままゴールを沈め、途中からコートに入った高橋(政2・慶應義塾高)もディフェンスで奮闘するなど、リズム良いプレーが生まれ、開いた点差を13点にまで縮めた。しかし、終盤リバウンドが取れないことから相手に怒涛の攻撃を許してしまい、19-42と23点ビハインドで前半を終えた。

積極果敢なオフェンスを仕掛ける大元

積極果敢なオフェンスを仕掛ける大元

3Q、打開をはかろうと、福元がオフェンスを牽引する。序盤、福元と黒木が得点し、良い流れをもたらす。大元の2本の3ポイントを始めとし、木村も苦しい体勢から3ポイントを決めるなど得点を重ね、オフェンスが機能した。オフェンスの流れをディフェンスにも繋げたいところだが、筑波大#17杉浦の勢いを止めることができず、このQだけで11得点を奪われてしまう。福元が良かったと語る「ボール運び」で一時は点差を縮めるも、42-61で最終Qを迎える。   最終Q、高橋、鳥羽(環1・福大大濠高)が開始からコートに入り、一矢報いたい慶大。大元が速攻やフリースロー、ブロックを決めるなど、チームを鼓舞する。その後も高橋が得点を決め、会場を盛り上げたが、筑波大もシュート確度が高く、差を詰めることができず。連続得点が取れなかったことや、序盤のファウルが響きディフェンスが消極的になってしまったことなど課題が見られ、63-84と21点差で敗戦を喫した。   前半で大量リードを奪われたものの、後半では一進一退の攻防となった。リバウンドなどの反省点があるが、攻撃のリズムは試合を通して改善が見られた。翌日からは順位決定戦を控えている。「一試合一試合収穫を得ながら」(福元)勝利を手にしてほしい。 (記事:近藤侑未)

 

 

 阪口HC (試合を振り返って)残念だったね。ただ秋は追いつけるんじゃないかなという感触は少しあったかな。相手は嫌がっていたと思うよ。(具体的に通用した部分というのは)やっぱりディフェンスが相変わらず向こうが嫌がっているなと。あとはサイズとか得点力の部分をどうにかしないとね。高さがある分シュートが1つずつずれているんだよね。大元に馬場がついてるしね。だからこれからもっといろんなことを考えて、秋までに準備していきたいです。本当にあとはオフェンスだね、ディフェンスはもう充分なんじゃないかな。(前半は杉浦をよく抑えられていたのでは)うん、まああれは黒木のファウルもあったんだけどね。ただそういう意味でもなんとかなりそうではあるよね。やっぱり柔道もそうだけどさ、小さいのが大きいのに勝つという、その醍醐味を味わいたいよね。(1年生の投入もあったが) あれは舞台に慣れる練習です。早慶戦もここ代々木ですごい雰囲気になるからね。澤近なんかは代々木でやったことないんじゃないかな。ちょっと出しておかないとね。(プレスに対してのフォーメーションについては)あれはNBAからもってきてるプレーなんだよね。1,2個ミスはあったけど、運べてはいたよね。去年からオールコートのプレスに対してはトラウマがあったからさ、これで自信が出てきてくれれば。こういった部分では、早慶戦や秋に向けて収穫になったんじゃないかな。最後の大元の裏に抜けるプレーが決まるかもしれないし、ちょっと気を抜くとああいうのは出てくるから。 (明日に向けて)今日に焦点を当てていたからね。明日は若手を多く使いたいと思います、頑張ります。    福元直人主将(環4・福大大濠高) でかくて速くて強い相手とやる上で、気持ちが後ろに行っちゃうとどうしても勝てないっていうのがあるのですが、それを出だしのところで5人がやってしまったのでそこは反省しなくてはいけないと思っています。その反面できた部分もとても多いと思っていて、ボール運びはそこまでミスなくできたと思いますし、あとはそこをできるだけハーフに入ってスムーズにオフェンスに繋げられればもっといい組み立てができるかなぁと。収穫はあったと思います。(筑波大への対策は)ボール運びとリバウンドを挙げていたんですけれども、リバウンドは結果的にそこまでできていなかったなと思います。(勝ち切れなかった要因は)練習中もそうなんですけど、ボールを目で追ってしまって自分のオフェンスがしっかりできてない、まだ詰めきれないままの状態でトーナメントに入ってしまったのでそこはちゃんとしようと思います。(順位決定戦にむけて)幸いなことに三試合できるので、しっかり戦って三連勝することが目標です。去年はこの時期にチームが崩れてしまってもったいない時間を過ごしたので、今年は一試合一試合収穫を得ながら、勝利をつかんでいきたいです。

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