【バスケ】接戦の末僅差で惜敗  vs白鴎大戦

筑波大に敗れ順位決定戦にまわった慶大の次なる相手は白鴎大。1部リーグに所属し、昨年のトーナメントでも敗戦を喫した侮れない相手だ。試合は序盤から終盤まで点差が大きく開かない息詰まる展開に。残り1秒までもつれた大接戦だったが、あと一歩及ばす、悔しい連敗となった。  
2015/05/06(水)@代々木第二体育館
第64回関東大学バスケットボール選手権大会 vs白鷗大
1Q 2Q 3Q 4Q 合計
慶大 10 23 19 10 60
白鷗大 12 16 27 10 65
◆慶大スターティングメンバー◆
PG 福本直人(環4・福大大濠高)
SG 大元孝文(環4・洛南高)
SF 真木達(環4・國學院久我山高)
PF 木村能生(環2・東山高)
C 黒木亮(環4・延岡学園高)
 

トーナメントでスタメン起用が続く真木

トーナメントでスタメン起用が続く真木

1Q、ここ数試合で課題となっていた試合の入りで、先制を決めたい慶大であったが、この日もオフェンス面で苦しみ、初得点を得るまで3分半も要してしまった。しかし持ち前のディフェンスは確実に機能。大元はこのピリオドだけで3スティールを奪い、木村も豪快なブロックで魅せた。守備を軸に試合を進めていき、相手のフィールドゴールを6本に抑え、第2ピリオドへ。 停滞していたオフェンスを盛り上げたのはベンチメンバーであった。高橋(政2・慶応義塾高)、鳥羽(環1・福大大濠高)といった若手の有望株が3ポイントを沈めチームを活気づける。司令塔福元もこのピリオドだけで、4アシストの活躍。徐々に試合の流れは慶大へ傾いていった。終わってみれば1Qより2倍近い得点をあげ、5点のリードを奪い前半を終えた。

黒木はこの日チームトップとなる11リバウンドを獲得

黒木はこの日チームトップとなる11リバウンドを獲得

3Q、掴んだ流れを維持したい慶大は真木の一対一からのミドルシュートや、福元のアシストからの黒木のインサイドで得点を重ねる。しかし白鴎大も黙ってはいなかった。#5川島が慶大のディフェンスをかいくぐり、このピリオドだけで4本の3ポイントを沈める。これが重くのしかかった慶大は再びビハインドを背負う展開となり、勝負の第4Qへ。 最終ピリオドは開始3分間でお互いに得点を決められない息苦しい展開に。そこから黒木のフリースロー、大元のミドルシュートが決まり、残り5分を残した時点で慶大が3点をリード。対する白鴎大も川島が連続得点を奪い再び逆転。さらに慶大のターンオーバーや、リバウンドの隙をつき、2分を残して7点をリード。厳しい展開となったが、木村が3ポイントを沈め3点差にまで詰め寄る。ラスト1プレーで黒木がスティールを奪い、最後の望みを大元の3ポイントに託すも、ブザーとともにリングに弾かれ試合終了。文字通りの死闘となったが、あと一歩勝利には及ばなかった。   悔しい敗戦とはなったが、序盤の入りや、ディフェンスリバウンドなどを少しでも改善できれば勝てるという感触は確かにあった。さらにこの試合はスタメン全員が30分以上出場というタフな状況であったが、これは確実にスタメンの地力をあげることにつながっただろう。この敗戦を糧に秋リーグでこの借りを返してくれることを期待したい。 (記事:岩田亮)

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