5月30日(土)春季関東大学男子バレーボールリーグ入れ替え戦 慶大×駒大@駒澤大学玉川キャンパス体育館
得点 | ||
慶大 | セット | 駒大 |
18 | 1 | 25 |
14 | 2 | 25 |
12 | 3 | 25 |
第1セット序盤はミスが続き、5-10と差を広げられてしまった。大一番ゆえの緊張で萎縮していたのだろうか、選手たちのプレーが固く映る。中盤以降も目立った反撃はなく、18-25でこのセットを落とした。
第2セットは駒大の多彩な攻撃を止められず、またも劣勢に。それでも10-12と何とか食い下がっていたが、2度の4連続失点などで大差をつけられてしまった。このセットも14-25で続けて落とした。 こうなると両チームの勢いの差は歴然だった。
第3セットは開始直後から10連続で失点。あっという間に大差をつけられた。その後は交互に得点するも、反撃に出る余力は残されていなかった。12-25でこのセットを落とし、ストレートで敗北。この結果、慶大は2部リーグへの降格が決まった。
「衝撃的」の文言ではとても形容できない、あまりにも無残な敗北だった。試合を通して、慶大の連続得点はわずか5つで、すべて2連続。反撃の気勢をそぐサーブミスをはじめ、精彩を欠くプレーが続いた。実力を発揮できず、それぞれのチームを取り巻くムードの差が如実に結果として表れた。
試合後の選手たちは昇格に沸く駒大を尻目に、残留をなし得なかった無念さ、惨敗への悲嘆などが渦巻き、暗い雰囲気に包まれた。この敗戦に象徴されるように、春季リーグ戦を通して多くの課題が明らかになった。1つ1つクリアして、次の昇格のチャンスは必ずものにしてほしい。 稀に見る大敗だったが、上半期ではまだ早慶定期戦、東日本インカレが残されている。気持ちを新たに、はつらつとしたプレーを期待したい。
(記事:平島将大)
選手・監督コメント
宗雲監督
(今日の試合を振り返って)何にも出来なかったですね。ただその一言に尽きます。(春季リーグを振り返ってみて)すべてのプレーに、偶発的なものばかりで確実性のないプレーだったから、ゲームそのものもそんな内容だったと思いますね。ずっと。(フルセットまでいったり、あっさりと敗れてしまったり)フルセットでとりきれないのも、偶然サーブが入ったのをそのセットを取っているだけで、力がないですよね。偶発的なプレーを自分たちの本物の力と勘違いしていたところもあると思うので、高い授業料になるかもしれないですけれど、今日の結果はいい薬になるかなとは思っていますね。(昨年のスタメンから大きく変わってのここまでの戦いだったが、難しい部分もあった)それは学生スポーツなので必ず4年で卒業していくし、昨年4年生が4人入っていたそのあとをきちんと選手を確保できていなかった、我々スタッフ、監督である私の責任であるので、そういう中期的なスパンで選手を確保できていなかった。これはもう学生には全く責任がないことで私の力のなさというものをここ2.3年は強く感じていますので、抜けたから負けた、弱くなったというのを今の学生に責任を押し付けるのはかわいそうなことだと思います。(早慶戦・東日本インカレに向けて)早慶戦は今年は相当胸を借りる状態だと思うんですけど、少なくとも今日のような受け身の内容では未来がないので、早慶戦にはまず仕切り直しのような、向かっていけるようなチームを作りたいなと思います。
野瀬主将
(今日の試合を振り返って)見ての通りだと思うんですけど、何もできていなかったです。(2部降格となってしまいました)結局は自分たちがやってきたことの甘さが出ていますし、メンタル的な弱さも露呈したので、絶対秋1部に上げるのが僕たち4年の責任だと思うので、頑張りたいと思います。(どういったバレーを目指していきたいですか)今より1段階2段階とあげてやらないと1部には行けないでしょうし、バレーの内容というよりかは一人一人の人間としての成長があとは必要なのかなと今日すごく感じたので、夏の間に全員で1部を目指して頑張りたいと思います。
黒田選手
(試合を振り返って)言葉がないです。応援してくださったOBの方、保護者の皆さんに申し訳ないです。(秋季リーグ戦に向けて)今すぐに切り替えというのは難しいですが、1部に戻るため、夏の間を含め全力を尽くします。
サイド | 黒田彪斗(環2・富山一高) |
セッター | 尾木将(政2・修道高) |
センター | 上田悠貴(総4・生野高) |
サイド | 池田裕哉(環3・北嵯峨高) |
サイド | 布川智規(商3・桐朋高) |
センター | 上野素希(文3・甲陽学院高) |
リベロ | 野瀬将平(環4・東福岡高) |
途中出場 | 吉田純(環4・東亜学園高) |
佐藤凛太郎(環4・東北高) | |
林智之(商4・高知学芸高) | |
増田拓人(環2・習志野高) |
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