2015年7月5日(日)第87回早慶対抗水上競技大会 @東京辰巳国際水泳場
得点 | 1 | 2Q | 3Q | 4Q | 合計 |
慶大 | 2 | 1 | 3 | 2 | 8 |
早大 | 5 | 3 | 4 | 0 | 12 |
先日閉幕した関東学生水球リーグ戦では1部8位となり、2部1位チームとの入替戦の末、残留を勝ち取った慶大。対する早大は1部3位の成績を収めた強豪だ。
両校の応援団による大きな声援のなか始まった第1ピリオド。いきなり2点を先制される苦しい展開となるも、相手の退水のタイミングを逃さず谷川展大(法3・武蔵高)、小沢鷹士(経3・慶應高)がそれぞれ得点。しかし終盤に立て続けに得点を奪われ2-5で終える。
第2ピリオドもなかなか試合の流れをつかめない。「早稲田のプレスがかなり強かった」(入内嶋祐太主将・経4・慶應高)と振り返るように、球際に強くいく相手の厳しい守備を打ち破れずこのピリオドは1点しか奪えなかった。最終的に3-8となり、前半を折り返した。
第3ピリオドは両者点を奪い合う展開となる。リーグ戦で新人王を獲得した井上翔太(商1・慶應高)が2点ゴールを決めるなどこのピリオド3得点を挙げる。だが早大も力強い泳ぎから慶大の守備を破り4得点を挙げる。
6-12と点差を広げられ、迎えた第4ピリオド。鈴木雄太(経4・逗子開成高)、井上(翔)のゴールで追い上げ、ポストに当たる惜しいシュートも見せるなど、慶大ペースで試合が進む。また守ってはこのピリオド無失点。ゴールを守る熊谷晶(環3・慶應高)を中心に最後まで集中を切らさなかった。だが試合は序盤の失点が響き、8-12で終了。連敗ストップとはならなかった。
リーグ戦では上位のチームに一方的な展開で敗れることが多かった慶大。だが強豪相手に「最後まで気持ち切らさずに立ち向かっていた」(入内嶋主将)と試合後振り返り、また終盤点差を縮めたことを含め、その試合内容に確かな手応えも感じた試合だった。特に後半はスコアで上回っており、井上(翔)がチーム最多の4点を挙げるなどルーキーの活躍も光った。 早慶戦を終え、秋には学生選手権、日本選手権予選が控える。特に学生選手権は昨年1回戦敗退と悔しい思いをした。雪辱を期し、より一層の活躍を見せたいところだ。
(記事 岩井邦夫)
選手コメント
入内嶋主将(経4)
(今日の試合を通して良かった点、悪かった点)最後まで気持ち切らさずに立ち向かっていたところは良かったと思います。ただ悪かったところは、12失点というのがちょっと多い。一桁に抑えたかったのでそこは残念でした。
(攻撃面については)早稲田のプレスがかなり強かったこともあるのですが、シュートを打っても決まらないということは課題かなというのは改めて感じました。
(今後の試合に向けて)学生リーグで上位の学校に対してなかなか勝てなかったので、インカレではその学校たちとあたるチャンスがありますし、そこで倒してベスト4という当初の目標を達成したいと思います。
井上翔太選手(商1)
(今日の試合を振り返って)水球部創立100周年なので、いつもに増して勝たなければいけない試合だったのですが、自分が前半で調子が悪く、チームを引っ張るどころか足を引っ張ってしまったことが申し訳ないです。4年生の最後の早慶戦だったので、勝たせてあげたかったのですが、勝てなくて残念です。
(早大の印象は)早稲田はスポーツ推薦を取っていて強い選手が揃っているので、やはり強かったですが、そういうところを倒していかないと日本代表は狙っていけないと思うので、これからまた出直して、一生懸命練習して、インカレも頑張りたいと思います。
(4得点を挙げましたが)4得点できたことは正直に嬉しいし、ホッとしているのですが、シュート決定率という面では低いので、もう少しシュートの精度を上げたいと思います。
(リーグの新人王に選ばれたことは)素直にすごく嬉しいです。1ヶ月の長い間、集中力を切らさずに頑張った甲斐があったと思います。
(今後への抱負)目の前にある試合を1つ1つ大切に戦って、一戦必勝のスローガンを守って一生懸命頑張りたいと思います。
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