【バスケ】 リーグ最大の壁と激突!今後の課題が明らかに。 vs筑波大

前日の東海大に引き続き、今年の優勝候補のひとつである筑波大と対戦した慶大。前半までは粘りをみせたものの、ジャイアントキリングは達成ならず。

 

2015/09/06() @代々木第二体育館

第91回関東大学バスケットボールリーグ戦 2日目 vs筑波大

 

1Q

2Q

3Q

4Q

合計

慶大

15

14

18

24

71

筑波大

17

20

25

21

83

スターティングメンバー

PG

#4 福元直人(環4・福大大濠高)

SG

#13 西戸良(総3・洛南高)

SF

#5 大元孝文(環4・洛南高)

PF

#22 トカチョフ サワ(環2・國學院久我山高)

#7 黒木亮(環4・延岡学園高)

主要選手スタッツ(背番号/選手名/成績)

#5 大元孝文:24得点、5アシスト、3スティール 

#22 トカチョフ サワ:16得点、7リバウンド

 

この日24得点と大活躍の大元。トランジションからの得点も多く見られた。

この日24得点と大活躍の大元。トランジションからの得点も多く見られた。

1Q、先制点をあげたのは慶大、西戸だった。続いてサワがブロックに成功すると黒木が確実に得点。慶大はディフェンスでも粘りを見せ、好スタートをみせる。続いて勢いそのままに大元が得点。機動力に長ける筑波大センター陣に対して黒木が1回目のファールをおかしてしまうが、それを取り返すかのように2連続得点に成功する。その後慶大は果敢に攻めるも、オールコートディフェンスを仕掛けてくる筑波大に対して決定力を欠き、相手に7連続得点を許してしまう。だが後藤(環3・藤枝明誠高)のアシストもあり、本塾のエース大元が2連続得点を決めるなど終盤の追い上げをみせ、15−17とまずまずの出だしで2Qへ。

 

2Q、開始早々筑波大に得点されるも、その後は慶大の猛攻が始まる。サワ、大元が得点すると、福元のスティールから大元のアシストで西戸が3Pを沈め逆転に成功。さらにサワのアシストから大元が得点するなど流れに乗ったオフェンスを展開する。しかし筑波大もだまってはいなかった。一進一退の攻防が続く。タイムアウト、メンバーチェンジをしながら流れを掴もうと慶大は必死に食らいつくも、残り2分で筑波大に6連続得点を許し8点差で前半を折り返した。

唯一無二の大黒柱・黒木。彼のファウルアウトは大きな痛手となってしまった。

唯一無二の大黒柱・黒木。彼のファウルアウトは大きな痛手となってしまった。

3Q、前半と同様にオールコートマンツーを仕掛ける筑波大に対し、慶大は大元のアシストを受けた黒木が得点する。続けて1対1で大元も得点するも筑波大の厳しいプレッシャーに対し、攻撃のリズムを掴めず24秒バイオレーションをおかしてしまう。その後はサワがフリースロー2本をしっかり沈めなんとか繋ぐも、筑波大の十八番とも言える速攻を2本立て続けに決められ、慶大はたまらずタイムアウトを要求。巻き返しを計りたい慶大は途中出場の高橋(政2・慶應義塾高)が得点すると、大元、サワも得点。更に主将の意地を見せつけるがごとく福元が2連続得点に成功したのだが、筑波の攻撃は緩まず、15点差で最終Qへ。

 

4Q、開始直後筑波大に5連続得点された慶大はタイムアウトを取り、立て直しをはかる。黒木、西戸が得点に成功したが、ここで守備の要である黒木が5ファールで退場となってしまった。大きな打撃を受けた慶大は再びタイムアウトをとる。その後サワが8得点、大元が3P1本とフリースローを含む8得点をそれぞれ稼ぎ、途中出場の鳥羽もシュートを決め追い上げたが、71-83で試合を終えた。

 

2ヶ月間続く秋のリーグ戦。その最初の2試合で最大の壁と激突した慶大。「序盤はかなり点が取れるが後半になってくると、疲れが出たり集中力を欠いたりしてなかなか点を取れない状況が起きてしまっている」とこの試合出場時間が長かったサワが語ったように、体力面や精神面でまだまだ伸び代がある。この2試合での経験をどのように自分たちの力に変えていくのか、慶大の今後の躍進に期待したい。

(記事:宮﨑玲衣)

 

 

阪口HC

勝てると思っていたんだけどね。外から見ててやれる気はするんだけど。ただやっぱり3ピリだったね、同じ轍を踏んでいてもしょうがないんで色々変えていこうと思います。(足りなかった部分は)やっぱりシュート力かな、そこに尽きると思う。ばててるのかわからないけど、シュートが入らなかったね。うちがそこまでシュート力が劣っているとは思ってないし、みんなそれぞれ10cm以上違うからそこで勝負しないとね。あとディフェンス面でももう一歩踏ん張って相手が嫌がるプレーをしていかないといけないね。(来週への意気込み)1番最初に1番強いとことあたったので、これから落ちない努力をしないとね。昨日と今日は優勝する努力をしていたんだけど、これからは切り替えて落ちない努力をしてまた頑張っていくので、応援よろしくお願いします。

 

トカチョフ サワ(環2・國學院久我山高)

先日の東海戦では、後半突き放されてそのままダラダラしたゲームになってしまって、今日の試合も負けちゃったんですけど、後半の部分で点差を縮めることができたっていうのはすごい大きな成長で、今後の試合を見据えてすごいいいことだったのかなと思います。(敗因は)やっぱり一番警戒していた筑波のファーストブレイク速攻を途中やらせてしまって、簡単に得点させてしまったことが一番大きな敗因じゃないかと思います。(得点できた時とできなかった時との違い)やっぱり、今のチームってすごい運動量があって、序盤はかなり点が取れるんですけど、後半になってくると、疲れが出たり集中力を欠いてきて、なかなか点を取れない状況が起きてしまっているのかなと僕自身思っていて、その中でいかに簡単に走って、速攻でイージーなショットを打てるかが今後大事になってくると思うので、そういうところをもっと練習していく必要があると思います。(リーグ戦に向けて準備してきたことは)前よりもシューティングに重きを置いて日々練習してて、実際はなかなか外のシュートが決まらないので、今後はもっと本数を増やして、一生懸命もっと練習していこうと思っています。あと、自分の持ち味であるリバウンドでは、絶対どんなチームにも負けないように、この先のリーグ戦で戦っていきたいと思います。(次の明治戦に向けての意気込み)明治にはまだ今期一度も負けてないので、相性が良い相手と言えるのではないかと思いますし、絶対に勝たなければいけない相手だと思うので、気を緩めずに全力で戦って、必ず勝ちます。

 

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