【ラクロス(女子)】苦戦も4連勝でFINAL4進出決定! / 関東学生リーグ 法大戦

力強いショットを放つ浅野

力強いショットを放つ浅野

勝てばFINAL4進出が決まる慶大だったが、この日は前半から法大のゾーンプレスに苦しみ、得点を奪えない展開に。前半は2-2で折り返し、後半もリードを許す厳しい試合となったが、武山沙妃(経4)の得点などで勝ち越す。一時5-5と追いつかれるも、竹村薫(環2)と坂本麻衣子(法4)の得点で粘る法大を振り切った慶大は辛くも勝利し、リーグ戦1試合を残して8年連続FINAL4への進出が確定した。

 

 

第27回関東学生リーグ女子 Bブロック

9/26(日) 13:10ドロー @フクダ電子スクエア

 

 

前半

後半

合計

慶大

法大

 

スタメン

ポジション

背番号

名前

学部・学年

出身高

得点

21

高橋未帆

経4

慶應湘南藤沢

DF

坂本佳子

政4

都立戸山

DF

30

松本彩花

経3

慶應女子

DF

20

岩波友香

法3

慶應女子

MD

11

竹村薫

環2

桐蔭学園

MD

44

渡邉ひかり

法3

慶應女子

MD

50

福井爽香

商4

慶應女子

MD

54

浅野玲子

環3

国際基督教大付

MD

96

白子未祐

文2

慶應女子

AT

99

出原佳代子

経2

慶應女子

AT

18

武山沙妃

経4

慶應女子

AT

57

坂本麻衣子

法4

東京女学館

 

 

開幕3連勝で勝てばFINAL4という状況でフクダ電子スクエアに乗り込んだ慶大。迎える相手の法大とは昨年同じ地で対戦し、前半こそ苦しんだものの18-5と大勝を収めており、この日も二桁得点を期待したい試合だ。

今季FW陣を引っ張る坂本麻

今季FW陣を引っ張る坂本麻

 前半、先制したい慶大は最初のドローを獲得するのに失敗するも、ターンオーバーするとスタメンに起用された出原佳代子(経2)が前線に持ち込みファールを獲得する。このフリーシュートは外すものの、後ろからボールをキープした坂本麻衣子(法4)が裏から回ってシュートを決め、先制に成功する。そのまま得点を重ねたかったが、法大のゾーンプレスの前に「個で対応してしまいミスを連発」(坂本麻)してしまった慶大。逆に法大に8分と10分に連続失点し、逆転を許してしまう。初めの3本続けてドローを奪えなかった慶大はようやく4本目でボールキープに成功し、武山や浅野玲子(環3)の連携で打開を図るも、なかなかゴールまでたどり着けない。それでも坂本佳子(政4)を中心としたディフェンスからリズムを作り、徐々にボールキープ率を上げていく。すると19分に坂本麻がフリーシュートのチャンスをつかむと、これを素早くゴールのニアポストに詰めていた浅野にパスし、そのまま浅野がゴールを決め同点に追いつく。前半は2-2の同点で試合を折り返す。

激しいグラボ争いから飛び出す竹村

激しいグラボ争いから飛び出す竹村

 後半、「前半と切り替えて」(杉村奈美(商4))臨んだ慶大だったが、29分に失点し勝ち越しを許す。それでも31分にゴール裏のフィードに浅野が飛び込み同点。さらに3分後に武山がシュートを決め逆転に成功する。さらに37分には攻め込まれるも坂本佳からの大カウンターから竹村薫(環2)がフリーシュートを獲得すると、落ち着いて決めて5-3とリードを奪った。このまま得点を重ねたかったが、竹村と白子未祐(文2)がフリーシュートを外すなど、好機を逃した慶大は徐々に後手に。「積極的なディフェンスがだせな」(杉村)くなると、自陣でのファールが増えてしまった。フリーシュートを2本決められてしまい5-5の同点に追いつかれてしまう。残り5分に差し迫ったドローで渡邉ひかり(法3)がドローを獲得しそのまま大きくゲインに成功。最後は竹村がフィニッシュをしっかりと決め、6-5と勝ち越した。さらに終了間際に坂本麻がダメ押しの得点を決め、7-5で苦しみながらも勝利を手にした。

坂本佳の堅実なプレーにチームは救われる

坂本佳の堅実なプレーにチームは救われる

全体を通して苦しんだ試合展開だった。グラウンドボール獲得数で法大に負けたことに加え、「気持ちの部分では法大に完敗だった」(杉村)とふりかえるように、終始押される展開だった。しかしその中にも「勝ち切れたことが収穫」(竹村)だった。コンディションが万全ではないながらも勝利を収められたのは慶大の強さを物語る事実だろう。FINAL4進出を決めたことにより、もう一度チーム状況を見つめなおし、立て直したい。まずは次週残る明学大戦に確実に勝利し、全勝でのグループ通過を目指す。

 

(記事・写真:荒川智史)

次戦 10月11日vs明治学院大学 10:10~ドロー @学習院北グラウンド

 

☆関東学生リーグ Bブロック 星取表・日程表

 

慶應義塾

立教

東海

法政

明治学院

日本女子体育

勝ち点

得失点差

慶應義塾

×

○6-3

○10-6

○7-5

10/11

○7-2

12

14

立教

●3-6

×

○12-6

○10-4

○9-1

○10-2

12

25

東海

●6-10

●6-12

×

○12-7

○9-0

○14-6

9

12

法政

●5-7

●4-10

●7-12

×

○8-5

○8-7

6

-9

明治学院

10/11

●1-9

●0-9

●5-8

×

○9-7

3

-18

日本女子体育

●2-7

●2-10

●6-14

●7-8

●7-9

×

0

-24

 

以下、選手コメント

 

坂本麻衣子(法4=東京女学館)

(今日の試合を振り返っていかがでしたか)本当だったら2桁とって勝たないといけないので、良くない試合でしたね(前半中々得点を取れませんでした)パスのテンポが悪くチャンスを作れませんでした。(法大のディフェンスはいかがでしたか)相手がゾーンディフェンスを敷いてきたのに、個で対応してしまいミスを連発してしまいました。(今日良かったことはありますか)全員がゴールに強く向かえていたのは良かったと思います。(明学大戦に向けて意気込みをお願いします)FINAL4が決まってチームとして詰めていくところだと思いますし、相手をリスペクトしつつ勝ちたいです

 

杉村奈美(商4)

(今日の試合を振り返って)全体的にやりたいことができなかった試合でした。メンバーが揃わなかったこともあるのですが、私たちが格上なのに、堂々とプレーできず負けるかも、という意識の下でプレーしちゃいましたね。気持ちの面では法大に完敗でした。(前半は同点で折り返しましたが、アドバイスなどは)前半の内容は切り替えて、0から切り替えようということはコーチから言われました。(ここ2試合少し失点が増えている印象ですが)積極的なディフェンスが私たちの持ち味なのに、そこが発揮できていないなと感じています。FINAL4も決まったので、そこまでに修正しなければなと思います。(明学戦へ向けて)出られるかは分かりませんが、私たちのような層が頑張らないと、底上げができないと思うのでしっかり準備していい試合ができるように頑張りたいです。

 

竹村薫(環2)

(今日の試合を振り返って)勝ち切れたという意味では良かったですが、コンディションや体調不良もあり万全なチームで臨めなかったのは残念ですね。(貴重な2得点をあげられました)自分の持ち味は前への強いプレーやキープ力だと思うので、決められたことは良かったのですが、決められないシュートもあったのでもっと精度をあげていきたいなと思います。(グラウンドボールの競り合いでは苦しんだ印象です)私は直接絡んだケースが少なかったので、もう少し前へと絡めたらなと思います。(明学戦へ向けて)自分の持ち味を強みにどんどん点を取って、FINAL4に向けて成長できるように頑張りたいです

 

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