ここまでリーグ戦で勝ち星を挙げられていない慶大。中大に2点を先行されるも、小池玲央(環3) と野崎大希(商1)がゴールを奪い、同点で第1ピリオドを終えた。だが、その後は相手の猛攻を受ける展開に。喫した失点は二桁となり、大差での敗戦を喫してしまった。
平成27年度関東大学アイスホッケーリーグ戦
2015年10月3日(土)14:30F.O. @DyDoドリンコアイスアリーナ
慶應義塾大学2-12中央大学
Period | 1P | 2P | 3P | Score |
慶大 | 2(11) | 0(7) | 0(6) | 2(24) |
中大 | 2(8) | 3(9) | 7(15) | 12(32) |
※()内はシュート数
欠場が続く江口大輔(環4) に加え、今節は鈴木啓介(環4)もメンバー外。初勝利に向け、チームの真価が問われる一戦となった。
開始早々に安藤直哉(政2)が反則を取られ、キルプレーとなった第1ピリオド。シュートを立て続けに打たれるも、ポストに当たるなど運も味方に付けてしのいでいく。5分にはこぼれたパックを拾った金村知紀(政4)がシュートを放つが、これは枠の外へ。すると危ない場面を作られるようになり、9分と10分に連続で失点。だが、慶大は粘りを見せる。小池玲央(環3)のゴールで追いすがると、13分には下村悠介(法3)のアシストから野崎大希(商1)が決めて同点に。攻守が目まぐるしく入れ替わる中、17分には金村が鮮やかにDFをかわしてシュート。ネットを揺らすことはできなかったものの、堂々たる戦いぶりを披露した。
第2ピリオドはディフェンスに回る時間が多くなるが、在家秀虎(総1)が身を挺してブロックするなど懸命なプレーで応戦。一方のオフェンス面では、パワープレーを三回迎えるも、ゴール前を固める中大を攻略することができない。逆に前掛かりになった隙をつかれて得点を奪われるなど、攻守の歯車がかみ合わないままインターバルに突入した。
その歯車は、第3ピリオドでも修正し切れず。3分に失点を喫すると、その後の主導権は完全に中大へと渡ってしまう。相手のゴールが決まるたびに精神的なダメージが重くのしかかり、終わってみれば10点差を付けられての大敗。苦しいチーム状況を打開するきっかけを、この試合でもつかむことができなかった。
一勝が遠いものの、格上を相手にしても割り切った戦い方ができると、互角の展開に持ち込める。それを第1ピリオドで証明することができた。今後のポイントとしては、集中力の持続が挙げられるだろう。来週は勝負の2連戦。最高の準備をし、勝ち点を積み重ねてほしい。
(記事 木下彰)
次節予定
10月10日(土) 19:30F.O. vs日体大 @DyDoドリンコアイスアリーナ