秋季リーグ戦も今日の試合を含めて残り3戦となった。1部昇格のため負けられない慶大の相手は、昨季ベストスコアラー賞を受賞したエース髙野を擁する亜細亜大。試合は危なげない試合運びを見せた慶大のストレート勝ちに終わった。
10月10日(土)秋季関東大学男子2部バレーボール第9戦 慶大×亜細亜大@亜細亜大学体育館
得点 | ||
慶大 | セット | 亜大 |
25 | 1 | 20 |
25 | 2 | 20 |
25 | 3 | 20 |
第1セット、布川智規(商3・桐朋高)のスパイク、時間差攻撃などで得点を重ね13-9と試合を優位に進める。しかし、18-13からこのセット初の2連続失点を喫し、すぐさま慶大ベンチがタイムアウトを要求。その後は立て直し、25-20で幸先よく第1セットを取る。
第2セットは序盤から両者点を取り合っていく。だが慶大は14-12と中盤にさしかかる段階で5つのサーブミスを重ねるなど、ミスが多く粗いゲーム展開となる。流れが変わったのは20-19の場面。長いラリーを伊藤祥樹(総1・清風高)のブロックで切り、相手のミスもあって3連続得点を奪う。このリードを守った慶大が25-20でセットを連取する。
第3セットも終始危なげない試合展開となった。互いにサイドアウトを繰り返すなか9-9と追いつかれた場面。ここで主将の野瀬将平(環4・東福岡高)がコートで大きな声を出し、チームを鼓舞する。次のプレーで池田裕哉(環3・北嵯峨高)がスパイクを決め、ブロックも飛び出し、2点のリードを奪う。守っては相手のエース髙野の強打をブロックでコースを限定し、確実に拾っていく。試合後半にかけては一度も追いつかれることなく、最後は清水拓朗(環3・弥栄高)のスパイクで25-20となり、試合終了。セットカウント3-0でストレート勝利を収めた。
「安心して見ていました」(宗雲監督)、「自分たちのバレーができた」(野瀬主将)と振り返るように、常に先手を打ち、満足のいく試合となった。次の試合はリーグ全勝の中央学院大。入替戦出場に向け、一つも負けられない戦いが続く。
(記事 岩井邦夫)
宗雲監督
(試合を振り返って)
今日の試合は崩れずパスやボールの裁き方もみんな上手で、安心して見ていました。
(相手エースの強打をよく拾っていた)
対策はして、それをきちっとやってくれたので、よく拾っていましたね。
(明日の試合に向けて)
明日と来週は胸を借りる試合になりますし、今日以上の力を出さないと苦しいと思うので、しっかりやらせます。
野瀬主将
(試合を振り返って)
相手が独特の雰囲気を持っていて、
(対策とは)
7番の選手のほぼ一枚エースというデータが出ていたので、
(自身の調子)
そんなに悪くはなかったと思います。
(チームとして)
今やっていることとして、
(残りの試合に向けて)
厳しいというのは、
サイド | 池田 裕哉(環3・北嵯峨高) |
セッター | 尾木 将(政2・修道高) |
センター | 伊藤 祥樹(総1・清風高) |
サイド | 清水 拓朗(環3・弥栄高) |
サイド | 布川 智規(商3・桐朋高) |
センター | 上野 素希(文3・甲陽学院高) |
リベロ | 野瀬 将平(環4・東福岡高) |
途中出場 | 吉田 純(環4・東亜学園高) |
佐藤 凜太郎(環4・東北高) | |
上田 悠貴(総4・生野高) |