【バスケ】 強豪相手に接戦を演じるもまさかの結末 vs筑波大戦

 

リーグ戦1周目を終え、強豪校相手にも実のある試合を繰り広げている慶大。この日迎え撃つのは筑波大。前の試合で戦列を離れた大元がスタメンに戻り、オフェンスを機能させたいところだ。試合は序盤から攻守にわたって慶大のバスケットを展開し最終Qまでリードを守るが、終盤に筑波大の猛追を受け1点差の勝負となる。勝敗が決まったのは試合終了わずか2秒前、無情にも相手のシュートが決まり63-64と悔しすぎる敗戦となった。

 

2015/10/10(土) @日本体育大学世田谷キャンパス

第91回関東大学バスケットボールリーグ戦 11日目 vs筑波大

 

1Q

2Q

3Q

4Q

合計

慶大

21

14

19

63

筑波大

14

17

13

20

64

スターティングメンバー

PG

#13 西戸良(総3・洛南高)

SG

#5 大元孝文(環4・洛南高)

SF

#4 福元直人(環4・福大大濠高)

PF

#22 トカチョフ サワ(環2・國學院久我山高)

#7 黒木亮(環4・延岡学園高)

主要選手スタッツ(背番号/選手名/成績)

#5 大元孝文 22得点  

#22 トカチョフ サワ 16得点、13リバウンド

 

膝の負傷から復帰した大元。その影響を感じさせずチーム1の得点をあげた。

膝の負傷から復帰した大元。その影響を感じさせずチーム1の得点をあげた。

1Q、スタメンに復帰した大元を中心に、序盤から順調に得点を重ねていく。インサイド陣がディフェンスリバウンドを積極的に取り、オフェンスへとつなげ良い流れをもたらす。西戸、大元の連続3ポイントが決まると、サワはバスケットカウントを獲得。この勢いを続けていきたい慶大だが、ここで強豪校筑波大に対しオフェンスが停滞する。2本のバスケットカウントなど失点が続く。しかし、終盤には黒木と西戸がシュートを決めリードを維持し、21-14で1Qを終えた。

 

2Q、筑波大#92村越を中心にゴール下での得点を許すも、大元がインバウンドからセットプレーで得点を決め、チームを盛り上げる。その後もじわじわと詰め寄られるが、大元がオフェンスを牽引し、途中出場の高橋(政2・慶應義塾高)、サワも得点を重ねる。点差は縮められるが、35-31とリードを死守し前半を終えた。

 

サワはこの日シュートタッチが好調。ダブルダブルの活躍を見せた。

サワはこの日シュートタッチが好調。ダブルダブルの活躍を見せた。

3Q、開始早々、黒木のフックシュートで幸先よく後半が始まる。さらに西戸のスティールから今季リーグで好アシストを連発する福元が受け、西戸のミドルをアシスト。その後もサワが3ポイントやブロックなど、攻守にわたり奮起し、リードをこの試合最大となる16得点に広げる。ここで筑波大はオールコートディフェンスを仕掛けてくる。慶大はファウルを連発し、相手に8回連続のフリースローを与えてしまう苦しい展開に。しかし、筑波大はリングに嫌われ8本中1本しか決まらない。終盤は拮抗するも、相手のフリースローのミスに救われ、10点差の54-44で最終Qを迎える。

 

筑波大戦勝利へ最終Q、両者粘り強いディフェンスで我慢の時間帯が続く。しかし、オフェンスが沈黙する中、開始5分で相手のチームファウルが5つに達する。フリースローチャンスをものにしたい慶大は1本沈めリードは8点。ここから筑波大の追撃が始まる。ダンクシュートに3ポイント、バスケットカウントなど勢いを増す筑波大。ついにこの試合初めて逆転されてしまう。終盤は慶大も食らいつき1点差の一進一退の攻防が繰り広げられる。残り30秒を切り1点のビハインドを、黒木が執念のシュートで1点のリードに。慶大ベンチが歓喜に包まれる中、残り2秒、試合を決めたのは筑波大#92村越だった。慶大は惜しくも63-64で敗戦を喫した。

 

非常に悔しい敗戦となった。前半からリードを奪い、終盤詰められても粘り強く戦い抜いた“勝てた試合”なだけに悔しさは大きいだろう。しかし、1部残留のために負けられない戦いは続く。翌日対戦するのは明治大だ。前回は延長戦の末に勝利を収めた相手に、何としても勝利が欲しい慶大。強豪校の筑波大相手に接戦に持ち込めたことをプラスに捉え、強い気持ちで勝利を掴み取ってほしい。   (記事:近藤侑未)

 

 

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