【アイスホッケー】リードを守れず無念の引き分け 初の連勝はお預け 法大戦

多くの得点に絡んだ安藤

多くの得点に絡んだ安藤

「悔しいです」という江口大輔主将(環4)の言葉にすべてが詰まっている。鈴木啓介(環4)が先制点を奪うとその勢いで追加点も得る。しかし第3ピリオドには同点に追い付かれてしまう。一時は再び突き放すもまたもやリードを守り切ることはできず、前節の日大戦に続く連勝とはならなかった。

 

平成27年度関東大学アイスホッケーリーグ戦

2015年10月17日(土) 14:30F.O. @DyDoドリンコアイスアリーナ

慶應義塾大学4-4法政大学

 

Period

1P

2P

3P

Score

慶大

0(6)

2(13)

2(12)

4(31)

法大

0(10)

0(8)

4(14)

4(32)

※()内はシュート数

 

前節では攻撃陣が爆発し待望の初勝利を挙げたスケート部ホッケー部門。第2ラウンドへさらに勢いを付けるような勝利が望まれる一戦であった。

 

第1ピリオド。3分には自陣でのミスからピンチを招くも田中寛之(経2)のナイスセーブで失点を免れる。その後も押し込まれる展開が続く中、9分にはカウンターから安藤直哉(政2)がシュートを放つが惜しくもGKに阻まれた。14分には相手の反則からパワープレーとなった。しかし数的優位を生かすことができず、両チーム得点を決めることができないまま第1ピリオドを終えた。

 

待望の先制点。喜びが爆発

待望の先制点。喜びが爆発

第2ピリオドは一転して慶大ペースで攻め立てる。開始早々に小池玲央(環3)、史習成リックがシュートを放つもGKの好守に阻まれる。しかし4分に試合は動いた。相手の反則により数的優位となった状況で、江口のパスを受けた史が鋭く右サイドを駆け上がり中へ折り返す。これを鈴木が合わせて待望の先制点を奪う。その後も攻め続けた慶大は16分に安藤の右サイドからの折り返しを滝智弥(政1)が合わせリードを2点に広げた。

 

ペナルティーショットなどから失点を重ねた

ペナルティーショットなどから失点を重ねた

このまま慶大ペースで試合が進むと思われた第3ピリオドであったが、開始早々立て続けにシュートを打たれる嫌な流れに。3分にはパスをつながれ今日初めての得点を許すと、4分には自陣でのパスミスから招いた反則によりペナルティーショットを与えてしまい同点に追い付かれる。しかしその直後の5分には小池のパスを受けた安藤がスラップショットをたたき込み再びリードを奪うと、11分には安藤とのコンビネーションから滝が追加点を奪う。再度奪った2点のリードを守り切りたい慶大であったが「メンタルの部分で落としてしまった」(滝)というように14分、16分と立て続けに失点し同点に追い付かれる。このまま両チーム得点を決め切ることができずに同点のまま試合終了。「本当に勝てる試合」(滝)だっただけに非常に悔しい結果となってしまった。

 

2巡目の巻き返しに期待だ

2巡目の巻き返しに期待だ

オフェンス面では前節の勢いを持続していたが、第3ピリオドに4失点を喫するなどディフェンス陣が踏ん張り切ることができずに2度のリードを守り切ることができなかった。リーグ戦の1巡目を終えて7位と「第1ラウンドで存分に力を発揮することができなかった」(江口)。2週間のブランクを経て再開する2巡目ではスケート部ホッケー部門のさらなる奮起を期待したい。

 

(記事 合場將貴)

 

次節予定

1031() 19:30F.O. vs東洋大 DyDoドリンコアイスアリーナ

 

以下コメント

 

江口大輔主将(環4)

(今日の試合を振り返って)立ち上がりはみんな良いプレーができていたと思うのですが、第3ピリオドになってリードした点数を埋められてしまうという展開でした。この試合のように負けてしまう展開がこのリーグ戦で3試合ぐらいはあったと思うのですが、そのあたりの集中力や試合の運び方といったところが、まだまだ経験不足で修正していかなければいけない点なのかなと思いました。(前節は初勝利でしたが、この試合に向けてどのような点を意識したか)日体大が法大に勝ったということで、自分たちも負けられない試合だったので、それなりに準備はしてきました。(4得点を挙げたオフェンスに関して)オフェンスは本当に良い動きをして得点を取れたと思います。得点以外にもディフェンスゾーンでの守りもすごく良い動きができていたと思います。(第3ピリオドに4失点を喫してしまったが)ディフェンス陣だけのせいではないですけど、第3ピリオドに4失点してしまうと、やはり自分たちはなかなか勝てないので。3失点までにしようとやっていたのですけど、立て続けに失点してしまったのでそうすると勝つことは難しくなると思います。(第2ラウンドに向けて意気込みを)第1ラウンドで存分に力を発揮することができなかったので、幸いにも2週間という時間があるので第1ラウンドで見つけた修正点を直して、第2ラウンドはもっとレベルアップして臨んでいきたいです。

 

滝智哉(政1)

(大事な法大戦で引き分けだったが率直な気持ちを)本当に勝てる試合だったので、2点リードが2回もあって、メンタルの部分で落としてしまったところがあったので、非常に悔しいです。(引き分けの中でも自身は2得点。どう捉えて今後につなげていきたいか)2得点は嬉しいことでもあるのですが、1つ目のウィングで出ている以上、点を取るのが仕事だと思っているので、最後チャンスがあったのに逃してしまったのでもう1回一からそういうところをしっかり決められるようになって、チームを勝たせられるように頑張っていきたいと思います。(2週間後の次戦に向けて一言)本当に1次ラウンドは納得のいく結果ではなかったので、2次ラウンドでは自分自身の結果もですが、まずはチームの結果を第一に考えて、しっかり第1戦の東洋大戦から勝っていきたいと思います。

 

~星取表~

 

東洋

日体

×

△(3-3)

○(5-0)

●(1-2)

○(6-3)

○(10-1)

○(5-0)

○(6-2)

△(3-3)

×

△(4-4)

○(2-1)

○(5-2)

○(12-2)

○(7-2)

○(6-0)

東洋

●(0-5)

△(4-4)

×

○(4-2)

●(3-4)

○(7-3)

○(9-0)

○(6-0)

○(2-1)

●(1-2)

●(2-4)

×

○(3-2)

○(7-2)

○(4-1)

○(6-5)

●(3-6)

●(2-5)

○(4-3)

●(2-3)

×

△(4-4)

●(3-4)

○(8-0)

●(1-10)

●(2-12)

●(3-7)

●(2-7)

△(4-4)

×

●(2-3)

○(9-2)

日体

●(0-5)

●(2-7)

●(0-9)

●(1-4)

○(4-3)

○(3-2)

×

△(2-2)

日大

●(2-6)

●(0-6)

●(0-6)

●(5-6)

●(0-8)

●(2-9)

△(2-2)

×

※2回戦総当たり。今節で1巡目が終了

 

~勝敗と勝ち点~

 

勝ち点

5

1

1

16

5

2

0

17

東洋

4

1

2

13

5

0

2

15

2

1

4

7

1

1

5

4

日体

2

1

4

7

0

1

6

1

 

明:明治大学 中:中央大学 東洋:東洋大学 早:早稲田大学 法:法政大学

慶:慶應義塾大学 日体:日本体育大学 日:日本大学

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