慶應スポーツ新聞会

【少林寺拳法】伝統の一戦、節目の年を勝利で飾る! 第50回少林寺拳法早慶定期戦

DSC_6213今年で50回を数える少林寺拳法早慶定期戦。両校のOB、OG、応援部も駆けつけ、手に汗握る試合となった。新人の部では大将の蜂屋(法1)のみの勝利に終わり、1勝4敗と大きく水をあけられる。本戦の部は2勝2敗1分と決着がつかず男子メンバーから選んだ拳士による代表戦に持ち込まれた。主将の青木(政3)が連戦となったこの一戦をものにして、慶大に歓喜をもたらした。

 

第50回 少林寺拳法早慶定期戦 11月29日(日)@慶應義塾高校地下体育館

 

結果

新人の部

慶大                                 早大

西村涼(理1)   0-2鈴木

正田真暉(経1)0-2 源川

谷彩織(政1)     2-3 田中

宮﨑康輔(文1) 1-3尾形

蜂屋啓介(法1) 3-1村上

 

本戦の部

慶大                                 早大

李遊(法2)       1-1久保田

田中雅人(商2)2-7堂脇

宇恵柚花(政3)2-3秋光

栗野隆世(政3)2-1赤岡

青木真秀(政3)4-2田部井

 

代表戦

青木2-1堂脇

 

少林寺拳法の早慶戦は運用法で行われる。運用法とは互いに防具をつけて1対1で戦い、上段の突きと中段への突き蹴りの有効打の本数で勝敗を決める競技だ。今大会は、1試合につき1分のランニングタイムを2セット行い、技あり判定の本数の差によって勝敗を決定するルールで行われた。

まずは1年生が出場した新人の部。先鋒で出場した西村涼(理1)は終盤の2連続失点で敗れる。次鋒の正田真暉(経1)も敗れ、中堅の谷彩織(政1)は中段突きで意地を見せたがわずかに及ばず2-3。副将の宮﨑康輔(文1)も1-3と悔しい結果に終わり、残るは大将戦。「いい試合をしたい」と意気込んで臨んだ蜂屋啓介(法1)は中段突きで先制し、その後も攻め急ぐ相手をうまくいなし、3-1と勝利をおさめる。この結果、新人の部では1勝4敗と大きく負け越したが、最後の蜂屋の一戦は「勝利で終われたというのがすごい大きかった」と青木真秀主将も振り返るように、その後の本戦の部の試合に勢いをつける大きな一勝だった。

新人戦の先鋒として出場した西村(左)

新人戦の先鋒として出場した西村(左)

 

続いて行われた本戦の部。先鋒の李遊(法2)は両者譲らず1-1で引き分ける。次鋒の田中雅人(商2)は相手の的確な攻撃の前に2-7と大差で敗れてしまう。中堅の宇恵柚花(政3)は本戦の部で唯一の女子選手として出場。相手の秋光とは3年連続で対戦しており、「尊敬できる相手」に初勝利を目指したが、中段に蹴りを受け2-3で惜しくも敗戦。1分2敗と早慶戦勝利に向け、後がなくなった慶大。続いて登場したのは副将・栗野隆世(政3)。落ち着いた試合運びを見せ、2-1と勝利をもぎ取る。大将は新体制で主将を務める青木真秀(政3)。序盤から鋭い技を見せ試合を優位に進めると、その後も相手の攻撃をうまくかわし4-2で勝利。2勝2敗1分となり、決着は男子メンバーから選んだ拳士による代表戦に持ち込まれた。

蹴りを見せる青木(右)

蹴りを見せる青木(右)

 

劇的な勝利であった

劇的な勝利であった

慶大からは再び青木が登場。対する早大は堂脇。先日行われた全日本学生大会立合評価法(運用法)男子中量級の部において2位の好成績を収めた実力者だ。厳しい試合になることも予想されたが、事前に相手の技をビデオで研究していたこともあり、「いけるかな」という自信が青木にはあった。互いに礼をしていざ試合開始。序盤、相手の蹴りが大きくなったところに青木の中段突きがヒットし1点。その後追い付かれたが、制限時間残りわずかの場面で繰り出した上段突きが技ありの判定を呼び込み、2-1と接戦をものにした。この結果、慶大の早慶戦勝利が決まり、立役者となった青木を中心に歓喜の輪が広がった。

 

 

 

部員や應援部による熱い応援も勝利を引き寄せた

早慶戦50周年の節目の年を勝利で飾った慶大少林寺拳法部。新人の部では早大に押されていた場面も多くみられたが、本戦の部ではいずれも手に汗握る接戦となった。その中でも頼れる主将・青木の活躍もあり、代表戦までもつれた伝統の一戦を最高の形で締めくくった。「この一つの勝ちは大きい」(李)とのように、接戦の中でも勝ち切れたことは今後の大会にもつながっていくだろう。2週間後には再び運用法の試合が控える。この勢いのまま次の試合にも臨みたいところだ。

(記事 岩井邦夫)

 

 

選手インタビュー

本戦に出場した5人(左から田中・宇恵・青木・栗野・李)

本戦に出場した5人(左から田中・宇恵・青木・栗野・李)

青木真秀主将(政3)・宇恵柚花選手(政3)

(今日の試合を振り返って)

青木 今年は50年で一番上の先輩から皆さんに応援に来てもらって、いつもなら慶應は応援が少なめで早稲田に圧倒されていたんですよ。今年はほんとにいろんな力を借りて勝ったと思います。塾生が多ければ多いほど力になるんで。

宇恵 後ろに信頼できる大将と副将が2人構えていたので、当たって砕けろというような気持ちで臨みました。私は、同じ相手と3年間連続で対戦しているので、すごい貴重なことだし、自分も相手も3年間セレクションに勝っていないといけないし、けがしていたらできないしということなので、相手にも感謝ですし本当に尊敬できる相手と対戦できてよかったです。

(延長戦となった代表戦について)

青木 相手の堂脇選手は中学から少林寺をやっていて、ちょうど2週間くらい前の試合で全日本2位にもなった選手なんですが、逆に言えばビデオなど研究する素材がたくさんあったので、いけるかなって自分を信じてやりました。

(ほかの部員の試合については)

青木 本戦はまずやっぱり先鋒の李が惜しくも引き分けだったんですけど、内容的にはかなり押していて、あれで勢いづいたかなと。あとは、新人の部で4連敗してしまったのですが、最後に大将の蜂屋で新人戦を勝利で終われたというのがすごい大きかったです。

(12月の試合に向けて)

宇恵 2週間後に杉本杯という運用法の大会があって、慶應は去年まで連覇していたのですが、そこで早稲田に負けてしまって連覇が途切れてしまったので、早慶戦での流れに乗ったまま2週間後の大会もしっかり優勝を奪還していきたいです。

 

李遊(法2)

(早慶戦の雰囲気は)

今年は例年に比べて観客も非常に多くて、雰囲気作りはバッチリだったかなと思います。僕がその中で勝ちを手にするだけと思ってやったのですが、結果はついてきませんでしたが最後に主将が粘って粘ってやってくれたと思うので、この一つの勝ちは大きいと思います。

(引き分けという結果について)

今年は本戦ということで、去年の新人戦の部と同じ相手に当たったので、今年こそはリベンジしてやるという気持ちで臨みましたが、去年負けて今年引き分けて、自分が一回負け越しているので、来年もう一度当たる可能性があるので、その時にしっかりと借りを返せればと思います。

(カップ戦に向けて意気込みを)

カップ戦も今回と同じく格闘の部になりますが、自分は部の中でも重要な戦力だと自分でも思っているので、しっかりと実力を発揮することで勝ちに貢献できるようにパフォーマンスを整えていきたいと思います。

 

谷彩織(政1

 (どのような気持ちで試合に臨まれましたか)

前半は相手の動きを見て、狙えるところを狙っていこうと思っていたのですが、守る気持ちが強くなって前半はうまくいかなかったです。

(初めての早慶戦の雰囲気は)

すごく緊張していたのですが、先輩方や同輩の応援で笑顔になれて、個人競技なのですがやっぱり団体戦なんだなと感じて熱くなれました。

(先輩方の戦いぶりを見て)

先輩方がみんなかっこよすぎて、私は本戦には出ていないのですが、本当に感動しました。

(今後に向けての意気込み)

来年は本戦の部に出れるかどうかはわからないのですが、今日戦いを見てすごく出たいなと思いました。

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