慶應スポーツ新聞会

【テニス】新体制始動企画『奪還』/♯8野田哲平

野田 写真

DSC_5511団体戦への出場機会にはあまり恵まれてこなかったが、下級生時からメンバーとして活躍している野田哲平(政3・長崎西高)。昨季は、新進のダブルスで準優勝という結果を残した。そんな野田も今季がラストイヤーとなる。慶應庭球部での3年間について、さらに最上級生として、王座準優勝の悔しさを3回知る者として、今季に懸ける思い、日本一に懸ける思いを伺った。

 「昨季はチームに迷惑をかけてしまった」

――新進のダブルス準優勝から始まった昨季、振り返っていかがですか

ちょっとずつですけど結果が変わってきて、(渡邉)将司さんに引っ張ってもらって新進のダブルスで準優勝、シングルスは関東学生にも上がれなくて、春関で初めて関東学生に上がってダブルスも本直、自分の立場がちょっとずつ変わってきてどちらもインカレ予選になって、そこで自分の中に過信であったり、ハングリーさに欠けてしまって春の早慶戦はメンバーではなくてインカレでも結果を残せなくて、一番思うのはその甘えでチームに迷惑をかけてしまって申し訳ない気持ちです。春関からインカレの期間が後悔の気持ちでいっぱいです。リーグにも出場できなくて、僕とか(井上)智文とか食い込んでいかなくてはいけない選手がそういった甘えたことをしていると、チームの成長は妨げられると思います。本当に後悔しています。

DSC_0084――今年は野田さんにとってチャンスの年だと思いますが、チームの中でどのような選手になっていきたいですか

ダブルスではもちろんなんですけど、シングルスでもメンバー入りして単複2本とってこられる選手になることです。新進はダブルスには出られないので、シングルスに集中して優勝を狙って、春関のシードを取りたいです。春関でシードがつくとインカレにも出やすくなるし、インカレでの最終目標はまだそこまでの結果が出ないとわからないんですけど、とりあえずは新進で結果を出して、春関インカレにつなげるかですね。

――3年間で伸びた点はどこだと思いますか

球際の強さだったり、ここ最近なんですけど攻める気持ちであったり、あと執念だと思います。

――キャプテンの井上さんはどんな人ですか

春関のときは調子とか良くなかったと思うんですけど、春の早慶戦もメンバーで、「絶対に出てやるんだ」という気持ちとハングリーさで、僕がそのときに一番持っていなかったものを持っていて、それがインカレの結果に繋がって、インカレ2回戦では準優勝の諱に対して、競ったことがあいつの中では自信になったんだと思います。プライドというよりも目の前の1試合に対する執念がすごいです。

DSC_5509「『野田哲平がこんな結果を出すとは』という結果を残したい」

――この3年間で一番印象に残っている試合を教えてください

印象に残っている試合は2つあるんですけど……。僕、志賀さんと同じ部屋だったし、権さんとも寮で仲が良くて、僕らが1年生のときの王座、準決勝の関西との試合の4-4で迎えた志賀さんと相手の主将の浦上との試合と、2年生の王座、準決勝の権さんと関大の中村との試合ですね。その権さんのファイナルセット、タイブレークのラスト2ポイントの動画が携帯に入っていて、モチベーションが下がったときに見ています。

――慶應庭球部の魅力は何ですか

みんながテニスに懸けて、ひたむきで、日本一という目標に対してメンバーはもちろん、メンバーでない人も自分が何をしなくてはいけないのかを考えて、全員でやっているところですね。

――最後に今季の意気込みと日本一への思いを聞かせてください

今年こそは、誰も野田哲平がこんな結果を出すとはという結果を残して、個人戦の結果もチームに対して還元できるというか、団体戦では単複2本取る。シングルスでは自分の中では下位のイメージでダブルスではどこでもいけるというイメージで、そこで起用されれば確実に2本取れる選手になりたいと思います。この3年間、日本2位で終わっていて、今年は戦力ダウンと言われている中で、自分たちが成長していくことへの楽しみだとか、いかに食らいついていくか、という気持ちが強いので、それを楽しみながら毎日毎日日本一に貪欲になって、最後に日本一になりたいです。志賀さんも権さんも谷本さんも仲良くて、誰よりも間近で見てきたので、その人たちの思いも胸に目の前の試合に向かっていくだけですね。

(企画・取材:太田悠貴)

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