【ソッカー男子】早慶戦企画第6弾!山本哲平選手インタビュー

リーグ前半戦ここまで5ゴールとチーム最多得点を記録しエースとしてチームを引っ張る山本哲平(政4・國學院久我山高校)選手。今季から背番号10を背負っている。最高学年となった今年、自身最後の早慶定期戦に臨む心境と自身の今後について語ってもらった。DSC_9412

 

――まずシーズン前半戦を振り返って自身の出来を総括して下さい

 

チームとして前半戦の始めの方と後半の方とで出来が違ったので、調子の良くなってきた後半の方はボールもよく集まり得点することができました。でもチームの調子が悪くても得点できる選手にならないといけないと思うので、出来としてはあまり良くなかったかなと思います。

 

――前半戦、チームの調子が良くなってきたというのはどの辺りで感じましたか

 

やっぱり順大戦の前にゲームキャプテンが元貴(宮地)から大(井上)に代わって、チーム全体が危機的状況を感じた時くらいから変わってきたと思います。

 

――前半戦で特に印象に残っている試合はありますか

 

自分としては専大との試合が印象に残ってますね。この試合の前半は何も出来なくてハーフタイムに須田監督にすごく怒られて、そこでもうこのままだと後がないということを言われてから失点はしたものの自分も得点できて、結果として専大に勝てたというのは大きかったと思います。

 

――その専大戦で2ゴールした時の気持ちを教えて下さい

 

1点目取ったときはまだ負けていたので自分が得点したことよりも早く次の点を取らなくてはという気持ちでした。2点目もまだ同点だったのでまだ勝てていないという気持ちで、結果相手のオウンゴールだったんですけど勝ち越しゴールが入ったときに初めて喜べました。

 

「 チームを引っ張っていく」

 

――今年は4年生になって最高学年となりましたが、去年と比べて自身の変化はありますか

 

去年は3年生でも上級生ではあったのでチームを引っ張るという意識はそれなりにあったが、今年は去年より一層練習から声を出したりしてチームを引っ張っていこうという意識はしています。

――具体的にどんな声の掛け方をしていますか

 

練習中とかやっぱりどうしても声が少なくなったり静かになってしまう時があって、そういう時に声を出したりします。あとは、後輩とも積極的にコミュニケーションをとって後輩たちもやり易くなるように心がけています。

 

――去年の4年生が抜けてチームカラーの変化はありましたか

 

去年の4年生はどちらかというと静かであまり個性が強くはなかったんですけど、自分達の代はみんな個性が強くて、その分まとまるのが大変ですね。そういうところもあってシーズン前半戦はチームの調子も良くなかったと思うんですけど、最近は段々まとまってきていて個性が強い分まとまると強い集団になれると思うのでこれからだと思います。

 

――まとまってきたターニングポイントはありましたか

 

前半戦の初めの方で連敗をしていたときに応援してくれている4年生が一生懸命やってくれたり、Iリーグで勝ったりしてチームの雰囲気を良くしてくれたおかげだと思います。

 

――今季ここまでFW陣の中では一番コンスタントに試合に出場しているが、フォーメーションやコンビを組むFWの選手が変わることにどの様にして対応していますか

 

誰と出ていても自分が得点をするという意識は変わらないんですけど、その中で見方のFWの特徴は大体分かっているし、相手も自分の特徴ややりたいプレーを理解してくれていると思うので特にやりにくさは感じないです。

 

DSC_0145――得意なシュートコースや得点パターンはありますか

 

クロスに合わせて得点するのは結構得意ですね。大学に入る前まではクロスに会わせるのはあまり得意ではなかったんですけど、大学に入ってからは手塚(手塚朋克)や溝(溝渕雄志)などクロスを上げるのが上手い選手がいて、二人とも自分の要求しているボールや場所を分かってくれているので点が入りやすいんだと思います。

 

――理想のFWはいますか

 

アグエロとかですね。体は大きくないけど背の高いDF相手にゴールを量産しているのでよくプレーを見たりしてます。

――今まででやりにくかったDFはいますか

 

去年の早稲田の二人のCBですね。背の高いDFには結構慣れていたんですけど、背の低いDFはあまりいなかったので少しやりにくかったです。

 

――自身の強みは何ですか

 

シュートですね。得意ではあるんですけど最近はさらに本数を増やして、尚且つしっかりと枠により良いシュートを打つことを意識しています。

 

――自身の課題は

 

それもシュートですね。得意ではあるんですけどもう打ったら入るくらいまでなりたいので。

 

――入部当初から比べて変わったところはどこですか

 

やっぱりフィジカルや技術の面では高校と大学では全然違うので、早いスピードのなかでの細かい技術なんかは成長したと思います。あとはシュートも高校の時より練習できる時間が多いので練習しているうちに両足でも蹴れるようになりました。

 

DSC_5220――慶應に入ると決めた理由は何ですか

 

久我山高校の先輩が結構慶應に行っていたというのと、プロを目指すつもりではいたんですけど選択肢を広げるということもあって勉強面のことも考え決めました。

 

「出るからには得点したい」

 

――早慶定期戦ではどのようなプレーを見てほしいですか

 

やっぱりシュートを決めるところですね。出るからには得点したいと思っているので。

 

――4年生になり最後の早慶定期戦となりますが思い入れなどはありますか

 

自分は1年生の時から試合に絡ませてもらっているんですけど、今までで1度も勝てていなくて毎回相手が喜んでいる姿を見て悔しかったので、最後の今年はリーグ戦での勝利に満足することなく早稲田相手に全勝したいです。

 

――改めて最後に早慶定期戦に向けての意気込みを聞かせて下さい

 

まずはチームとして勝つということが第一で、その中で自分が点をとって勝利に貢献できたら良いと思います。DSC_0152(取材 岩見拓哉)

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