FINAL4と同日に行われたFINAL。相手は立大α。開始早々にAT吉岡美波(理2)のゴールで先制するも、その後は一進一退の攻防に。前半終了間際にMF大橋知佳(経3)がゴールを決め、前半を5−5で折り返す。後半はまさに「気持ちの勝負」(石川)。両者譲らなかった試合は8−8の同点で迎えたラスト3分にAT友岡阿美(政2)のゴールで決着がついた。10−8で勝利し、見事準リーグ優勝となった。
準リーグ FINAL vs立大α
11/6(日) 13:55ドロー
@立教大学新座キャンパスグラウンド
| 前半 | 後半 | 合計 |
慶大 | 5 | 5 | 10 |
立大α | 5 | 3 | 8 |
スタメン
ポジション | 背番号 | 名前 | 学部・学年 | 出身高 | 得点 |
G | 49 | 横田真央 | 経3 | 渋谷幕張 | 0 |
DF | 14 | 内野紗英 | 商4 | 慶應女子 | 0 |
DF | 19 | 中原早紀 | 経3 | 慶應女子 | 0 |
DF | 62 | 櫨本美咲 | 経2 | 慶応女子 | 0 |
MF | 51 | 石田百伽 | 経2 | 慶應女子 | 0 |
MF | 65 | 加藤博子 | 商4 | 市川 | 1 |
MF | 71 | 高橋麗加 | 経2 | 慶應NY | 0 |
MF | 77 | 橋本ひかる | 政2 | 慶應女子 | 1 |
MF | 97 | 小久保磨里奈 | 政2 | 慶應NY | 0 |
MF | 98 | 大橋知佳 | 経3 | 慶應女子 | 1 |
AT | 32 | 友岡阿美 | 政2 | 慶應女子 | 1 |
AT | 72 | 吉岡美波 | 理2 | 大妻多摩 | 3 |
ベンチ入り選手
ポジション | 背番号 | 名前 | 学部・学年 | 出身高 | 得点 |
G | 28 | 大沢かおり | 経2 | 学芸大附属国際 | 0 |
DF | 87 | 早川芳 | 総4 | 日本女子大附属 | 0 |
MF | 6 | 望月早紀 | 法3 | 慶應湘南藤沢 | 0 |
MF | 17 | 脇坂遥香 | 経1 | 慶應女子 | 0 |
MF | 66 | 石川のどか | 政2 | 品川女子学院 | 2 |
AT | 0 | 廣田靜香 | 総4 | Bishop Kenny | 0 |
AT | 12 | 後藤沙季 | 環3 | 公文国際 | 0 |
AT | 22 | 清水あも | 経2 | 慶應女子 | 1 |
FINAL4の激闘からわずか3時間ほどで迎えたFINAL。対戦相手は立大α。奇しくもFINAL4と同じ立大との対戦となった。この試合の鍵は連戦となった両チームが最後まで走りきれるか。そして実力の拮抗したチーム同士の戦いだけに最後まで気持ちを切らさず戦えるか。”WIN THE DAY”シーズンの一冠目へ、この試合も序盤からめまぐるしく試合が動いた。
開始早々、相手DFパスミスをカットした、AT吉岡(理2)がそのまま無人のゴールにシュートを決め、1点を先制する。5、8分に失点するも、10分にフリーシュートからMF加藤(商4)が得点。13分にはMF橋本(政2)が自らゴール前までボールを運び、最後はシュートを決める。一度ボールをキープし、落ち着かせてからの中に運んでのゴールには、今季トップの試合に出ていた橋本の経験が出たゴールとなった。再び逆転を許し迎えた前半終了間際、DF内野(商4)がボールを奪うとMF石田(経2)につなぎ、最後は MF大橋(経3)がシュートを決め同点。前半を5−5で折り返す。
後半、4分にAT友岡(政2)が得たフリーシュートのチャンスから最後はAT吉岡が決め、勝ち越しに成功するも立て続けにゴールを許し、リードを奪われる。11分にAT清水(経2)が自ら突破し同点ゴールを決める。両者とも体力的に苦しい時間に走れる清水が状況を打開した。両者1点ずつ取り迎えた22分。AT友岡がフリーシュートからシュートを決め、9−8に。この一点が決勝点となった。終盤MF石川のこの試合2得点目で試合を決め勝負あり。10−8で勝利し、見事準リーグ優勝を決めた。
2試合100分を走りきった末に掴んだ勝利。試合後歓喜の涙を流す選手もいた。今季トップチームでなかなか出場機会のなかったメンバーが多かったこのチーム。2試合で成長を見せた選手もたくさんいたこのチームが掴んだ栄冠は、部全体に競争意識を持たせるものとなることは間違いない。16シーズンはまだ終わっていないが、来季日本一への戦いはもう始まっていることも感じさせた。喜びもつかの間、13日にはVリーグのFINAL4も残っている。この日得た自信を胸にあと一つの優勝も勝ち取ってほしい。
(記事:森田悠資、写真:岩見拓哉)
以下、選手コメント
加藤博子(商4=市川)
(優勝おめでとうございます)まず、関東学生リーグ戦で日本一を取れなくて、この準リーグでは絶対優勝しようと思ってやってきたので、優勝できて本当に嬉しいです。(今日の試合を振り返って)FINAL4、FINALと厳しい戦いが予想できた中で、接戦をものにできたのは、今後の自信や来シーズンにもつながると思います。(友岡選手の決勝点について)本当に嬉しかったです。関東学生リーグ戦では出場機会のなかった選手も多いんですけど、こういう場面で強気で攻めて、決勝点になったのは彼女自身にもつながるし、全員で喜べたと思います。(4年生としてこのチームを見て)最初は大丈夫かなと思っていた。予選は実力差があって勝てた部分もあったが、最後の1週間でチームとして個人として詰められた部分があったのでここまで強くなれたから、本当にいいチームになったなと感じます。(今後に向けて)絶対に準リーグもVリーグも2連覇したいので勝ちたいと思います。
友岡阿美(政2=慶應女子)
(優勝おめでとうございます。今の率直な感想は)すごく嬉しいです。2年生の同期も多く出ていたので、勝ちたいという気持ちがより強く出たのが良かったのかなと思います。(今日の試合を振り返って)ライドの部分を重視していて、ひたすら追いかけ回すということを言われていたので、それを体現できた部分は良かったと思います。でも、セットディフェンスであったり、ライドの部分でもまだまだやれる所はあったので、そこはまたこれから詰めていきたいと思います。(決勝に臨む時の気持ちは)準決勝で勝ったので、あとはもう勝つしかないという気持ちでした。(今日はどのようなことを意識してプレーをしていたか)自分は身長的にもデメリットが大きいので、とにかく足を使ってひたすら追いかけ回すということを意識していました。(決勝ゴールを決めたが)嬉しさと、安堵というか、もう取り敢えず嬉しかったです。(今日は連戦だったが)初めて100分間試合に出てみて、走ることに対して辛いなと思うところはあったんですけど、やっぱりその分だけチームに貢献できているなと思う方が大きかったので良かったと思います。(今後に向けて)今年は本戦のリーグに出られなくて悔しい思いをしたので、絶対に来年はリーグに出て点を取ってやるという気持ちで、今からまた詰めてやっていきたいと思います。
石川のどか(政2=品川女子学院)
(優勝おめでとうございます)とても嬉しいです。(今日の試合を振り返って)結構最後は気持ちの勝負のところがあって、相手が同点に追いついてきたときに気持ちが沈んでしまうこともあったので、それを立て直せたのが勝因だと思います。(2試合で厳しい日程だったが、チームとしてどう戦おうとしていたか)今日はとにかく走ろうと言っていて、走れなくなったら負けだなとメンタルを強く持って思っていました。(友岡選手の決勝点に関して)言葉で表せないくらい嬉しかったです。(今後に向けて)Vリーグも絶対優勝します。