慶應スポーツ新聞会

【テニス(男子)】上杉も戴冠!慶大男子が単複二冠に輝く!/全日本学生室内テニス選手権大会

喜びを爆発させる上杉

喜びを爆発させる上杉

上杉海斗(環3・清風高)が吠えた。6回のラリーが続き、中大の望月がネットに掛けた瞬間、上杉の全国優勝が決まった。接戦のファーストセットを奪うと、セカンドセットでは圧巻のパフォーマンスを見せた。終わってみれば、すべてストレート勝ち。「とにかく一本一本自分のテニスを出す」(上杉)。その積み重ねが彼を全国の頂点に押し上げた。これで今大会、慶大男子は単複二冠を達成した。

 

 

2016/12/04@江坂テニスセンター

 

◇男子シングルスFinal

上杉海斗

2{7-5,6-2}0

望月(中大)

得意のフォアが望月を苦しませた

得意のフォアが望月を苦しませた

男子シングルスの決勝の相手は、同じ清風高の後輩である中大・望月だった。ファーストセット、第4ゲームでブレークに成功し先行するが、直後の第5ゲームですぐさまブレークバックを許す。その後は互いにキープする展開が続く。ゲームカウント6-5で迎えた第12ゲーム。積極的に前に出る攻めやリターンエースで流れを引き寄せると、最後はフォアのショットを決め、ブレーク。まず、リードを奪った。

 

 

清風高の後輩との戦いだった

清風高の後輩との戦いだった

セカンドセット第2ゲーム、上杉はミスが増えた望月の隙を見逃さなかった。ブレークに成功すると、第3、5ゲームでは次々にサービスエースが決まり、良い形でのキープが続く。第7ゲームでブレークバックのピンチを迎えるがなんとか切り抜けると、第8ゲームでついに歓喜の瞬間が訪れる。得意なフォアのショットでデュースに持ち込むと、前へ出てボレーをたたき込み、マッチポイント。最後は6回のラリーの末、望月がネットにかけてゲームセット。上杉は雄叫びが江坂テニスセンターに響き渡った。

 

 

 

上杉にとっては、全国のシングルスのタイトルは初めて。「素直に嬉しい」と喜びを口にした。初戦からすべてストレート勝ちでの優勝だ。「一本」にこだわる姿勢が上杉を頂点に導いた。これで、慶大男子が単複で二冠を達成。「チャンピオンが出るということはやっていることに自信がつく」。坂井利彰監督は、部全体が目指す方向の正しさを強調した。快挙の裏にある組織力。チーム一丸となって、また一年間走り続ける。

 

(取材・記事 森本凜太郎)

 

○上杉の優勝までの道のり

1回戦

上杉海斗

2{6-1,6-2}0

前川(神院大)

QF

上杉海斗

2{6-2,6-0}0

齋藤(早大)

SF

上杉海斗

2{6-3,6-2}0

髙村(早大)

Final

上杉海斗

2{7-5,6-2}0

望月(中大)

 

仲間(坂井監督、原コーチ、斎藤、後輩二人)とともに

仲間(坂井監督、原コーチ、斎藤審判長、後輩二人)とともに

◆試合後コメント

 

坂井利彰監督

(慶大男子が単複二冠ですが)

やっぱり王者の貫禄というか風格が出てきたなというのが、一番感じていることです。チャンピオンが慶應の庭球部から出るということはやっていることに自信がつく。本人たちもそうだし、部全体にもそういう自信が出てくるので。あとは層の厚さというか、今の団体戦の中でポイント勘定ができるのが、5本とか6本で9本全部ではなかなかできていないので、プレッシャーがかかりやすくなっているというところがある。でもやっていることが正しいということで、9本全部で行けるぞという風に束になって団体戦にも向かえる。こう、個人戦でチャンピオンが出ることの大きさを改めて感じています。

(女子の総括)

女子の方は、チャンピオンは出ませんでしたが、近年では一番多くの選手が出場したので、やってきたことが実っているのかなと。あとは、チャンピオンを出すというところが次の目標ですが、これだけ数が出られたというのは大きな収穫だと思います。

(来年度は王座優勝という目標があると思うが、現時点で足りない部分は)

層が厚いわけではない。層が厚いチームというのは9本全体で余裕を持って、プレーできると思うんですけど、うちの場合は個人のチャンピオンが出てきているので、そこを自信にして選手たちが自分たちのチームに誇りを持ってプレーできるようになれば、団体戦でもチャンスがでてくると思います。課題というのはそんなになく、やっていることをコツコツやっていこうという所だと思います。

 

上杉海斗(環3・清風高)

(今の率直な気持ちを教えてください)

初めてのシングルスの全国でのタイトルで素直に嬉しいのと、初戦から自分のテニスを出そうとやってきて、結果もそうなんですけど、そこができたことが勝因であり、自分にとって大きい大会になったのかなと思います。

(今大会をどう位置付けていたか)

自分の代になって最初の全国大会で、そこで優勝できるチャンスがある大会だったので、良い出だしができて良かったです。

(試合を通して圧倒していた印象だが)

考え方は初戦から変わっていなくて、とにかく一本一本自分のテニスを出すということでした。今日も最後まで切らさずできたことが勝因だと思います。

(セカンドセットを振り返って)

ファーストを緊張する場面で自分のものにして、セカンドセットも思い切ってできました。相手は1年生で波がありましたが、向こうも懸けてきた部分があった中で自分のテニスに集中できたことが良かったです。

(同じ清風高の後輩との対決だったが)

後輩で意識はしましたけど、いつもの相手よりは上手いというのはわかっていました。ただ、決勝とか後輩とかっていうのは試合に入った時にはすべて忘れてやれたので、そんなに考えていませんでした。

(来年のリーグ戦でも対戦する可能性があるが)

リーグもインカレも最後一年、厳しい戦いが続くと思うのでリーグとか誰とか関係なく今日できたようにしっかりと自分の実力を出すことに専念していきたいです。

 

 

チャンピオンスピーチ

dsc_2023まず始めに今大会を主催してくださいました学連の皆様、スポンサーの皆様、関係者の皆様、ありがとうございました。また、予選の時から応援してくださいましたOB・OGの皆様、坂井監督、原コーチ、お母さん、お父さん、昨日優勝した逸崎、畠山、ありがとうございました。大きな大会で後輩とともにこうやって優勝することができて嬉しく思います。去年、けがでこの大会に出場できなくて、またこの舞台に戻ってきて最後のインカレインドアで優勝できたこと、嬉しく思います。決勝の舞台で生意気な後輩をしっかり倒せて良かったと思います。単複ともに慶應が優勝できて、これから大学テニス界を背負えるように頑張ろうと思うので応援宜しくお願いします。

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