【バレーボール】緊張の初戦をストレートで突破!全日本インカレ1回戦vs山形大

スタメンで活躍した佐藤

  スタメンで活躍した佐藤

今季の慶大バレー部が出場する大会も残り1つ、全日本インカレのみとなってしまった。今大会が終わると、4年生は引退となる。今大会1回戦は山形大との対戦となった。試合を通して、自分たちのバレーをすることができずにいた。納得のいく内容からはほど遠いものではあったが、3-0のストレート勝ちで慶大が2回戦へ駒を進めた。

 

 

 

11月29日(火)全日本大学バレーボール大学男子選手権大会1回戦 慶大×山形大@稲永スポーツセンター

 

得点

 

 

慶大

セット

山形大

27

25

25

22

25

18

 

 

この試合のスタメンでは正セッターの尾木将(政3)ではなく、池田裕哉(環4)が起用された。

 

ブロックで相手をしのいだ

  ブロックで相手をしのいだ

第1セット。池田とスパイカーとの息が合わず、序盤からリードを許してしまう。黒田彪斗(環3)が持ち前のジャンプ力を活かした強烈なスパイクを放ち、応戦するが、なかなか差が縮まらない。7-8と1点リードされている場面でサーバーは池田。池田の攻めの姿勢を見せるサーブが相手のレシーブを乱し、ここから4連続得点で、11-8と慶大がリードを奪う。このまま第1セットを取るかと思われたが、慶大がサーブでミスを連発してしまう。このセットだけで5本のサーブミス。なかなかリズムを作れずに、気が付けば、24-25で相手のセットポイントに。このピンチに対しマルキナシム(総1)、黒田がきっちり3本連続でスパイクを決め、27-25で第1セットを取る。

 

第2セットも流れをものにできない。慶大が連続してポイントを奪うと、山形大も負けじと反撃を見せ、なかなか点差を広げられない。それでも富澤太凱(経1)、途中出場の岩本龍之介(商2)が決めるべきスパイクをきっちり、得点にしてゆき、25-22でなんとかこのセットも取る。

 

レシーブでチームに貢献した松岡

  レシーブでチームに貢献した松岡

第3セットも出だしは波に乗れない。相手のサービスエースから3連続でポイントを奪われてしまう。なんとか粘りたい慶大はリベロ・松岡海(文3)を中心にラリー戦で素晴らしいレシーブを見せると、その後は黒田、富澤の攻撃が次々と決まり、終わってみれば、25-18でこのセットを取り、ストレートで勝利した。

 

 

「初戦だったんで堅かった(宗雲監督)」と語るように、自分たちのバレーができなかった慶大バレー部。明日の相手である全日本代表・石川祐希率いる中大に対して慶大はどこまで自分たちのバレーを貫き通すことができるのか。その点に注目したい。

 

                    (記事・後藤理央、写真・太田彩恵)

 

宗雲監督

 

(今日の試合を振り返って)堅かったね。相手を知らないので手探り状態で最初いって、決まらなきゃいけない所をアンラッキーに相手につながれてしまいました。あのあたりからは歯車が狂い始めたので堅さが倍増しました。

(慶関定期戦から状態も上がっていないのでしょうか)慶関定期戦は持っているものはそこそこ出せたと思います。結果的に負けたので全部ダメと思われるかもしれないけど、関西学院大の方が強かったので向こうをたたえた方がいいのかなと思います。今日はただ心配していた池田のトスとスパイカーが合わなかったのでそれで尾木選手に代えました。

(尾木選手のケガは完治したのでしょうか)選手としては8割くらいしか動けないのですが、もう最後の試合で、そういうことも言ってられないですし、本人にも話してはいたので不満もなく、今日はああやって出てくれたのでよかったです。

(明日のゲームプランは)今日、中大の試合を久々に観ていたら、決めていたゲームプランが通用しないような感じだったので明日組んでから考えます。

(今日終わったあと選手へはどんな声掛けをしましたか)初戦だったので堅かったということと自分たちが自分たち自身を信用していなかったので劣勢の時に慶大らしいバレーができなくなってしまいました。明日は付け焼刃でもいいので自分たちを信じて、自分たちのバレーをしてくれと話しました。

 

黒田彪斗(環3)

 

(今日の試合を振り返って)山形大学しっかり力あるチームなんですけど、ちょっと1年生2人が堅くスパイクがあまり決まらないので自分がカバーしなきゃなという面もあって、一応試合の途中から思っていて、でもそれをしっかりカバーできて1セット目取ったのが勝因だと思います。

(1セット目は結構な接戦だったが)そうですね。でもああなったときにトスが上がってくるのはいつも僕なんで、しっかり責任持ってスパイク決めないとなといつも思っているんですけど、慶関戦ではちょっと決められなくて、悔しい思いをして、ここ2日くらいあまり寝られていないんですけど、今日はしっかり決められたので良かったです。

(初戦の今日はどのような気持ちで臨まれたか)僕の中では次の中央大とやることしか頭にないんで、今日はしっかり今まで練習してきたことを再確認するような試合にしたいなと思って臨みました。

(今日のスパイクの調子は)そんなに相手も高さのあるチームじゃなくてしっかり上から打てば決まるかなという感じで思っていたので、まあまあというくらいですかね。

(今日はセッターに池田選手が起用されたが)僕と池田さんは結構あうんの呼吸で合うので好きですけどね。良い人ですし。

(明日はいよいよ中央大ですが)現日本チャンピオンとやるっていうのは僕の中でも燃えるものがありますし、4年生最後の試合が明日になるかもしれないので今まで1年間通して4年生がしっかりメニュー考えてくれて、こういうバレーをしようって言ってくれたのをすべて出し切れるように頑張りたいと思います。

 

 

 

サイド

マルキ ナシム(総1・川越東高)

センター

佐藤 康平(環3・桐蔭学園高)

セッター

池田 裕哉(環4・北嵯峨高)

サイド

黒田 彪斗(環3・富山第一高)

センター

上野 素希(文4・甲陽学院高)

オポジット

富澤 太凱(経1・慶應高)

リベロ

松岡 海(文3・慶應高)

 

長澤 翔吾(環3・盛岡第一高)

途中出場

尾木 将(政3・修道高)

 

布川 智規(商4・桐朋高)

 

岩本 龍之介(商2・仙台第二高)

 

 

コメント

  1. […]   スタメンで活躍した佐藤今季の慶大バレー部が出場する大会も残り1つ、全日本インカレのみとなってしまった。今大会が終わると、4年生は引退となる。今大会1回戦は山形大との対戦となった。試合を通して、自分たちのバレーをすることができずにいた。納得のいく内容からはほど遠いものではあったが、3-0のストレート勝ちで慶大が2回戦へ駒を進めた。 11月29日(火)全日本大学バレーボール大学男子選手権大会1回戦 慶大×山形大@稲永スポーツセンター 得点 慶大セット山形大271252522225318 この試合のスタメンでは正セッターの尾木将(政3)ではなく、池田裕哉(環4)が起用された。   ブロックで相手をしのいだ第1セット。池田とスパイカーとの息が合わず、序盤からリードを許してしまう。黒田彪斗(環3)が持ち前のジャンプ力を活かした強烈なスパイクを放ち、応戦するが、なかなか差が縮まらない。7-8と1点リードされている場面でサーバーは池田。池田の攻めの姿勢を見せるサーブが相手のレシーブを乱し、ここから4連続得点で、11-8と慶大がリードを奪う。このまま第1セットを取るかと思われたが、慶大がサーブでミスを連発してしまう。このセットだけで5本のサーブミス。なかなかリズムを作れずに、気が付けば、24-25で相手のセットポイントに。このピンチに対しマルキナシム(総1)、黒田がきっちり3本連続でスパイクを決め、27-25で第1セットを取る。 第2セットも流れをものにできない。慶大が連続してポイントを奪うと、山形大も負けじと反撃を見せ、なかなか点差を広げられない。それでも富澤太凱(経1)、途中出場の岩本龍之介(商2)が決めるべきスパイクをきっちり、得点にしてゆき、25-22でなんとかこのセットも取る。   レシーブでチームに貢献した松岡第3セットも出だしは波に乗れない。相手のサービスエースから3連続でポイントを奪われてしまう。なんとか粘りたい慶大はリベロ・松岡海(文3)を中心にラリー戦で素晴らしいレシーブを見せると、その後は黒田、富澤の攻撃が次々と決まり、終わってみれば、25-18でこのセットを取り、ストレートで勝利した。 「初戦だったんで堅かった(宗雲監督)」と語るように、自分たちのバレーができなかった慶大バレー部。明日の相手である全日本代表・石川祐希率いる中大に対して慶大はどこまで自分たちのバレーを貫き通すことができるのか。その点に注目したい。                    (記事・後藤理央、写真・太田彩恵) 宗雲監督 (今日の試合を振り返って)堅かったね。相手を知らないので手探り状態で最初いって、決まらなきゃいけない所をアンラッキーに相手につながれてしまいました。あのあたりからは歯車が狂い始めたので堅さが倍増しました。(慶関定期戦から状態も上がっていないのでしょうか)慶関定期戦は持っているものはそこそこ出せたと思います。結果的に負けたので全部ダメと思われるかもしれないけど、関西学院大の方が強かったので向こうをたたえた方がいいのかなと思います。今日はただ心配していた池田のトスとスパイカーが合わなかったのでそれで尾木選手に代えました。(尾木選手のケガは完治したのでしょうか)選手としては8割くらいしか動けないのですが、もう最後の試合で、そういうことも言ってられないですし、本人にも話してはいたので不満もなく、今日はああやって出てくれたのでよかったです。(明日のゲームプランは)今日、中大の試合を久々に観ていたら、決めていたゲームプランが通用しないような感じだったので明日組んでから考えます。(今日終わったあと選手へはどんな声掛けをしましたか)初戦だったので堅かったということと自分たちが自分たち自身を信用していなかったので劣勢の時に慶大らしいバレーができなくなってしまいました。明日は付け焼刃でもいいので自分たちを信じて、自分たちのバレーをしてくれと話しました。 黒田彪斗(環3) (今日の試合を振り返って)山形大学しっかり力あるチームなんですけど、ちょっと1年生2人が堅くスパイクがあまり決まらないので自分がカバーしなきゃなという面もあって、一応試合の途中から思っていて、でもそれをしっかりカバーできて1セット目取ったのが勝因だと思います。(1セット目は結構な接戦だったが)そうですね。でもああなったときにトスが上がってくるのはいつも僕なんで、しっかり責任持ってスパイク決めないとなといつも思っているんですけど、慶関戦ではちょっと決められなくて、悔しい思いをして、ここ2日くらいあまり寝られていないんですけど、今日はしっかり決められたので良かったです。(初戦の今日はどのような気持ちで臨まれたか)僕の中では次の中央大とやることしか頭にないんで、今日はしっかり今まで練習してきたことを再確認するような試合にしたいなと思って臨みました。(今日のスパイクの調子は)そんなに相手も高さのあるチームじゃなくてしっかり上から打てば決まるかなという感じで思っていたので、まあまあというくらいですかね。(今日はセッターに池田選手が起用されたが)僕と池田さんは結構あうんの呼吸で合うので好きですけどね。良い人ですし。(明日はいよいよ中央大ですが)現日本チャンピオンとやるっていうのは僕の中でも燃えるものがありますし、4年生最後の試合が明日になるかもしれないので今まで1年間通して4年生がしっかりメニュー考えてくれて、こういうバレーをしようって言ってくれたのをすべて出し切れるように頑張りたいと思います。 サイドマルキ ナシム(総1・川越東高)センター佐藤 康平(環3・桐蔭学園高)セッター池田 裕哉(環4・北嵯峨高)サイド黒田 彪斗(環3・富山第一高)センター上野 素希(文4・甲陽学院高)オポジット富澤 太凱(経1・慶應高)リベロ松岡 海(文3・慶應高) 長澤 翔吾(環3・盛岡第一高)途中出場尾木 将(政3・修道高) 布川 智規(商4・桐朋高) 岩本 龍之介(商2・仙台第二高)  […]
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