慶應スポーツ新聞会

【フィギュアスケート】北の大地で氷上決戦始まる! 日本学生氷上競技選手権大会①

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8位入賞を果たした橋本

第89回日本学生氷上競技選手権大会(通称:インカレ)が北海道・苫小牧にて行われている。慶大スケート部フィギュア部門からは7名がエントリー。全国から精鋭の集まるこのインカレで、シーズンの集大成を披露すべく挑んだ。大会初日の6日にはB・Cクラスの競技が行われ、各2名ずつが出場。なかでも橋本は見事8位入賞し、健闘した。

 

第89回 日本学生氷上競技選手権大会 フィギュア部門

1月6日 @沼ノ端スケートセンター

クラス

選手名

学部学年

得点

順位

団体順位

男子Bクラス

橋本將太

政2

53.81点

8位

6位

 

富田雄登

商4

37.56点

12位

男子Cクラス

竹居峻治

政2

35.11点

11位

8位

女子Cクラス

棟尾観月

文3

36.02点

9位

 

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『トロン』で会場を一つにした竹居

慶大の先陣を切ったのは竹居峻治(政2)。男子Cクラス最終滑走を引き当てた。けがのため昨年は出場できず、竹居にとってはこれが初めてのインカレだ。冒頭のアクセルを成功させ、笑顔を見せた。こだわりの振付部分では、会場から手拍子をもらった。その後のジャンプも大きなミスはなく、まとめ上げたように思われたが、後半にかけて失速。演技後は天を見上げて悔しい表情を見せた。結果は11位、課題も残ったが次につながるイメージをつかんだ。今季使用のプログラムの披露も残り僅か。竹居の個性が生かされた演技に、今後も期待したい。

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さらに完成度を上げて披露した棟尾の『Miss Saigon』

同じくCクラスに出場した棟尾観月(文3)は、次の級を意識して臨んだ。棟尾にとってはインカレも3回目。やや緊張したか、練習では決まっていたというジャンプがはまらない。5種類のジャンプを構成に盛り込んだが、1度崩してしまった流れは変えることはできなかった。昨年は表彰台にも上ったが、結果は9位。首位とは約3点という小さな差だが、本番で確実に決められるような調整が必要になるだろう。しかし、彼女のスケーティングの上達は目を見張るもの。結果に表れず歯がゆいインカレとなったが、最終学年に向け、確実に成長を続けている。

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橋本の『斬鉄剣』は大きなジャンプも見どころだ

 続いて、男子Bクラスには橋本將太(政2)、富田雄登(商4)の2名が出場した。両者とも今季からクラスを上げ、挑戦の年となった。先に登場した橋本は、インカレ予選での雪辱を果たすべく、入賞を目指して挑む。冒頭のダブルアクセルを決め、勢いづいたかに見えたが、その後のジャンプで転倒、着氷後に手をつくなど細かいミスも続いた。しかし、レベルの高い6級の選手たちと同じ土俵で戦うことは、橋本に刺激を与えているようだ。5級に上がって間もないが、結果は8位と、見事目標にしていた入賞を果たした。シーズン最大の公式戦で、結果と課題を両方つかんだ橋本。これをステップに来シーズンへの飛躍に期待だ。 

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壮大な『タイタニック』に乗せ、最後のインカレを戦い抜いた富田

最後に登場した富田は、最後のインカレをかみしめるように、しっとりと舞った。ラストイヤー、悔いのないよう、最後まで挑戦する姿勢を見せようと、レベルの高いBクラスでインカレを決めた。ジャンプは調整不足だったというが、見せ場のスパイラルでは観客の目を惹き付けた。結果は12位と点数は伸び悩んだが、挑戦したことには悔いはないという。主務として、小曽根とともにチームを引っ張ってきた富田。チームのために動き、部員を鼓舞してきた。最後の大舞台で、難しい道をあえて選んだ富田の雄姿は、後輩部員の目にも焼き付けられただろう。

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男子Bクラスの表彰式。橋本は一番右

(記事:須佐奈月、写真:森田悠資)

 

以下、選手コメント

 

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初のインカレで笑顔を絶やさなかった竹居

竹居峻治(政2)

(昨年怪我で出場できなかったインカレへの思いは)去年は1年生からインカレを目指していて、それが6月の大怪我で出れなくなってしまったというのが辛くて、手術とかも大変で本当にここで辞めようと思いました。それでも頑張ってリハビリもして、4月に復帰してここまでやれて、バッジテストとかも大変だったんですが、去年の悔しさや高校の時からお世話になっている先輩方に成長した姿を見せられるように今日のインカレは頑張りました。(今日の演技を振り返って)緊張はしたんですけど、バッジテストとかそういう舞台に比べれば緊張しなかったです。(試合前からリラックスしている印象がありましたが)基本的に演技の前は笑顔になってしまうんですけど、先輩とかと話しながらリラックスして演技に臨めました。(演技中も観客の方々を盛り上げていましたが)そういうところが今のプログラムの魅力なので、このプログラムはあと1回くらいしか滑らないんですけど、そこを意識してもっと盛り上げていきたいと思います。(ジャンプはいかがでしたか)冒頭のアクセルは良かったんですけど、ダブルサルコウが練習時は良かったのに、本番で失敗してしまったのは悔しいです。ただ、そのあとはアクセルとサルコウは立て直せたのでそこまで悔いはないです。(今後に向けて)次の試合は一ヶ月後のバレンタインカップだと思うんですけど、そこでは今日の反省を生かして、スピンは絶対に失敗しないように、体力的にももっと走って体力をつけて臨みたいです。

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1番滑走ながら堂々とした演技を見せた棟尾

棟尾観月(文3)

(今日の演技を振り返って)練習では5種類のジャンプ跳べていたのですが、何かきっかけがあるとそのまま跳べなくなってしまって、それが本番でも出てしまったかなと思います。1番滑走でしたが)初めは嫌だなという気持ちもありましたが、練習滑走のまま本番に臨めるので、氷の感覚やジャンプの感覚を持ったまま滑れる点はいいなと思いました。(シーズン最後の公式戦、インカレの印象は)一つでもできるジャンプを確実に跳んで、まとめたプログラム構成にすれば、点数は伸びるのかなと思ったり、周りもなかなか跳べないフリップやルッツを入れることに意味があると思ったり、どちらが良いのか悩むことが多くあって。今回も最後まで5種類のジャンプにこだわって挑んだのですが、苦手なジャンプを本番に跳べるように持っていくことの難しさを感じました。(次に向けて、目標を)本番でもきれいなスケーティングを心掛けながら、5つのジャンプが決められるようにして、本番でミスをしないよう意識していきたいと思います。

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初のBクラスで挑んだインカレで結果を出した橋本

橋本將太(政2)

(インカレへの思いは)1年で一番大きな大会なので、今まで1年間身につけてきたことを全部発揮できるように調整してきました。(今日の演技を振り返って)今まで試合で決まらなかったダブルアクセルが一個前のウインタートロフィあたりから決まる確率が増えてきてそれは良かったです。でも、他のルッツ–トゥーループのコンビネーションだったり、ダブルループだったり、普段失敗しないジャンプでミスが出てしまったところが今回の点数の伸びなかった原因かなと思いました。(滑走前小曽根主将とどんな話を)「落ち着いて」とアドバイスをもらいました。いつも気持ちが先走ってダブルが一回転になってしまうことがあったので、そういうのを気をつけるようにという話と「頑張れ」と応援してもらいました。(今大会慶大勢初の入賞となったが)入賞は個人的に目標だったのでとても嬉しいです。Bクラスの5、6級の部において今大会は6級が多くて、しかも今大会は5級になって初めての大会で入賞を目標にしてきたので、点数はなかなか振るわなかったですが、入賞できたのは嬉しいです。(今後に向けて)今季自分は終わりなのですが、新しいシーズンに向けて、曲も変えるかもしれないので、表現力だったりジャンプ以外も鍛えて来年は表彰台を狙えるようにしたいです。

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Bクラスに果敢に挑んだ富田

富田雄登(商4)

(最後のインカレですが調子はどうでしたか)十分ではなかったです。滑りに関してはできた方ではなかったと思います。(慶大として挑む最後のインカレでしたが、チームメイトや後輩にはどんなお話を)最後なので、悔いのないようにというのはすごく話していて、やらないで後悔するよりはやろうという話をして挑みました。(Bクラスに挑んだのもそういった理由ですか)本来ならBクラスに挑まなければもっと上の順位に行けたかもしれませんが、Bクラスに出場して結果を残すってことを僕は果たせたので、今回順位はあまり良くないですが、Bクラスに挑戦できて良かったです。(今日の演技を振り返って悔いの残る点は)やはりジャンプがあまり良くなかったので、踏み切る前から足を打ってしまったり、ジャンプが一番後悔しています。あとは滑り終わってからどんどんできたんじゃないかと思ってしまったので、まだ公式戦ではないですが、1試合あるのでそちらに照準を合わせていきたいです。(後輩選手に向けてアドバイスを)後輩にはやらないで後悔はして欲しくないので、とりあえず突き進んで欲しいです。これからチームの人数が増えて行くみたいなので、フィギュアにおいてチームワークは必要ないように見えますが、そこも部活ならではで生かしてもらって、各々突き進んで欲しいです。

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