【ホッケー(女子)】格上相手に得点を奪えず、リーグ2戦目を落とす/関東学生ホッケー春季リーグ 早大戦

女子ホッケー

2年ながら攻撃の要となる児島

先週の試合で春季リーグ初戦を落とした慶大の2戦目は、早大との対戦。前半は早大の厳しい攻めを1点でしのぐも、後半に2点を追加された。攻撃では早大の固いディフェンスを前に得点を奪えず。0-3で敗戦し、1部リーグ上位への道は厳しくなった。

 

 

平成29年関東学生ホッケー春季リーグ Bプール

 

4/16(日) 13:00試合開始 @早稲田大学東伏見グラウンド

 

 

前半

後半

合計

慶大

早大

 

 

スタメン

GK 大野結花(商4)

DF 花島夏紀(文4)、三宅美紅(経3)、茂木みな美(経4)、今田あかり(法4)

MF 山崎ほのか(商3)、荒川理佳子(経3)、石田怜子(文4)

FW 内藤梓(政2)、高橋夏苗(文4)、児島沙也佳(経2)

 

 

先週の駿河台大戦で大敗を喫した慶大。1部リーグ上位を目指す上で重要となるプール2戦目は、昨季3位と格上の早大との対戦となった。

 

 

中盤で存在感を見せる山崎

試合は前半の序盤から、早大に主導権を握られる。3分、自陣サークル内でファールを与える。PCから鋭いシュートを放たれるも、ここは守護神大野結花(商4)がセーブ。7分にも、PCからシュートを打たれるが、ここも大野が片手で好セーブを見せる。中盤でのボールの奪い合いが続く中、13分に早大にボールを奪われ右サイドから攻め込まれると、またもPCを与えてしまう。PCからのプレーで慶大は、ゴール前の混戦の中、ペナルティーストロークを与えると、それをゴール左に決められ先制を許した。追いつきたい慶大だったが、早大にボールを支配され自陣でディフェンスをする時間が続く。24分、30分とゴール前に詰め寄られるが、組織的な守備で追加点は与えない。チャンスが訪れたのは33分。内藤梓(政2)がパスカットしてボールを奪うと、ファールをもらう。リスタートで三宅美紅(経3)が右サイド裏への山崎ほのか(商3)へのパスを出したが、ここは惜しくも通らず。前半を1点のビハインドで折り返した。

 

 

攻守にわたりチームに貢献する高橋

反撃をしていきたい慶大だったが、後半も早大の厳しい攻めを受ける。7分、早大にゴール手前でシュートを打たれるも、大野が再び好セーブ。ピンチは続き、12分、14分、19分と立て続けにPCを与えるも、必死のディフェンスで追加点は許さない。しかし、疲れも見え始めた終盤。21分に左サイドからサークル内に侵入されると、少ない角度から放たれたシュートを防ぎきれず失点。さらに、25分には与えたPCからシュートのこぼれ球を押し込まれ、3点目を許した。なんとか得点を狙う慶大も、好機をうかがう。27分、高橋夏苗(文4)が右サイドで起点を作りパスを出すも、ここは味方に通らず。34分には左サイドにいた山崎へのパスが通ると、そのまま山崎がドリブルで仕掛けていく。しかし、ここも早大の固いディフェンスに阻まれ、ボールを奪われた。試合はそのまま終了し、0-3で慶大は2敗目を喫した。

 

 

駿河台大戦での大敗から一週間。同等のレベルの相手との対戦で、前半の失点はわずか1に抑えた。ボールを長く支配され、守備に多くの時間を費やしたのは事実だが、その守備という点で大きな結果を出したと言えるだろう。「(後半は)地力の差が出た」と吉貴監督が語るように、後半では2つの失点を許したが、GKの大野やDFで存在感を見せた茂木みな美(経4)、今田あかり(法4)などを中心にさらに連携を深めていけば、失点はまだまだ減らすことができそうだ。課題は攻撃。今日は早大の強固なディフェンスを崩せず、ほとんど攻撃の機会が無かったと言える。「次は絶対に点を入れて勝たないといけない試合」(高橋)。攻撃での課題を改善し、次戦の成城大戦で今季初勝利をものにしたい。

 

 

(記事:重川航太朗、写真:下川薫)

 

 

次戦 5/5(金) VS成城大

 

14:45 試合開始 @慶應義塾大学日吉ホッケー場

 

◎関東学生ホッケー春季リーグ Bプール 星取表・日程表(4/16時点)

 

 

慶應義塾

駿河台

早稲田

成城

勝ち点

得失点差

慶應義塾

×

●0-9

●0-3

5/5

-12

駿河台

○9-0

×

4/29

○7-0

16

早稲田

○3-0

4/29

×

4/23

成城

5/5

●0-7

4/23

×

-7

 

 

以下、コメント

 

吉貴奈津子監督

 

(試合を振り返って)前半は押されてはいましたけど頑張ってくれていました。けれど、後半の最後の方でバタバタし始めて疲れて、地力の差が出たのかなと思います。正直、実力通りなのかなとは思いますが、体育会として負けていい試合は無いので違うレベルに行きましょうという話を学生たちともしています。(格上を相手に3失点に抑えたことについて)駿河台大と早稲田は同じくらいのレベルのチームではあるので、一週間の間でここまで持ってこれたのは、いい練習ができていたのかなと感じます。ただ、早稲田の方も今日が初戦で調整がうまくいっていないということを考えると、まだまだだなと思います。(攻撃の部分について)全然点を取れそうという場面が無かったので、要練習です。(次戦に向けて)成城大が駿河台大とやって、7-0だという話なので、それだけ見るとうちの方が弱いという風になってしまいますが、気を引き締めていかなければならないし、ここ2試合の堅守速攻という形よりも前から攻めていくという試合になると思います。

 

 

高橋夏苗(文4・東洋英和女学院)

 

(試合を振り返って)前半は結構上手く守れていた部分があり、前回の駿河台大戦に比べたら改善できたと思うのですが、得点が入らなかったことが個人的に悔しいです(自身が攻撃の起点となる場面もあったが)受ける回数自体は多くなかったと思うので、自分としてはあまり納得していません。(チームの状態は)雰囲気としては悪くないと思います。(個人的な課題は)自陣でのプレーになったときに、フォワードにボールを繋げること、そして相手陣地のサークルにボールを運ぶことです。(次戦に向けて)次は絶対に点を入れて勝たないといけない試合になるので、攻撃の部分でたくさん決められるような練習をしたいと思います。

 

 

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