慶應スポーツ新聞会

【バレーボール】立ちはだかる高い壁、雪辱果たせず 第36回東日本インカレ2回戦vs早大

昨日の試合では納得のいくプレーができなかった慶大。今日の対戦相手は早大。早慶戦から約2週間が経ち、今回は自分たちの練習の成果を確認するいい機会だ。慶大も今回に向けて多くの準備を重ねてきた。しかし、その気負いがリズムを崩してしまったのか、自責点を重ねてしまった慶大。ストレートでこの試合を落とし、彼らの東日本インカレはここで終わった。

 

6月23日(金)第36回東日本バレーボール大学選手権大会 男子トーナメント2回戦 慶大×早大@港区スポーツセンター

得点

慶大

セット

早大

17

1

25

22

2

25

16

3

25

得点を重ねる岩本

 

第1セット。レシーブの安定感が著しく欠けた出だし、序盤からサービスエースなどで簡単に失点を重ねてしまう。早い段階でタイムアウトを2回取るが、3-9と大きく点差を離される。しかし、それでも点差は開き続け、9-20と追い詰められてしまう。ここでようやく動きの固さが取れてきた慶大、盛り返しを見せる。コミットブロックで速攻を何度も止めてみせたが、大きく開いた点差は縮められず、17-25でこのセットを落とした。

 

慶大の得点源、富澤

続く第2セット。「立て直そうと言いました」と宗雲監督が伝えた通り、前セットの後半よりも更に良い部分が出てきた慶大。しかし、自責点の多さから決定的なリードを奪えない。しかし、早大の速攻を的確に押さえた慶大は早大の2番を代えさせると11-8で早大のタイムアウトを取らせる。しかし、サイド陣のレシーブの乱れを突かれると、失点が重なり逆転を許してしまう。それでもサイド陣がスパイクで持ち直し22-20と再び逆転してみせたが、早大のサイド攻撃に5連続失点でこのセットを落とした。

 

そして、第3セット。レシーブが安定しない慶大。サイド陣の攻撃でなんとか得点を重ねるが、早大相手に安易な失点を重ねてしまい、点差が大きく広がってしまう。最後まで反撃のきっかけを掴むことができなかった慶大は16-25で試合終了。東日本インカレ2回戦敗退という結果に終わった。

 

今回の試合を「この2か月で1番ダメな試合」と宗雲監督が語ったように今日は全く納得のいく試合ができなかった。しかし、「ブロックでは戦えていた」(佐藤康平・環4)と収穫は間違いなくあった。今までの戦いの中で強みを目立たせてきた慶大。今回はチームとしての弱点が露呈する形になった。今回の経験が彼らにとって大きなバネとなり、一段と成長した姿を1部のコートの上で見せてくれることを期待したい。

 

    (記事・岩本弘之、写真・内田貴啓、堀口綾乃、藤澤薫)

 

宗雲監督

 

(試合を振り返って)

この2か月で1番ダメな試合でしたね

(早慶戦からの修正点)

ブロックの狙い方のテーマを変えて今日はやりました。

(成果は)

すごくよかったです。早稲田大学さんはリーグ戦も通してミドルのクイックが多いので、それをコミットブロックでかなり止められたと思います。ただ、想定通り2セット目からサイドにトスが回りだして、そのサイドを対応できればよかったんですけどね。

(2セット目の前にはどのような声をかけたか)

要の黒田が崩れてしまったので、そこを立て直そうと言いました。いい部分も出ていたんですけど。

(2セット目は良くなっていた)

2セット目だけを切り取ってみると、捉えられない相手じゃないと感じていて選手たちにも伝えたんですが、あそこまで追い詰めて自責点で落としてしまったので、選手たちも細かい総合的なところで押されているという感覚があったんだと思います。

(夏に向けて)

レセプションの向上もそうなんですけど、簡単に崩れないチーム作りをしていきたいと全体に伝えました。そこには練習や考え方や自分たちが体育会でやっている意味であるとか、背負っているものという1番重要な部分が根底にあるので、ミスが続いたときに簡単にチームが壊れないチームを作っていきたいです。

 

黒田彪斗(環4)

 

(今日のご自身のプレーを振り返って)

昨日のインタビューで言った通り、自分が崩れるとチームも崩れるっていう典型的な例でしたね。

(先日対戦したばかりの早大との対戦だったが)

やりづらい、やりにくいとかはないです。昨日も調子があまりよくなくて、昨日家に帰ってから考えすぎてしまって、それがプレーに出てしまったという感じですね。

(先日の早慶戦から修正した点は)

一番の修正点は、相手が「最初クイックを使ってきて後半サイドで決める」という試合展開をしてくるセッターなので、序盤にクイックをコミットブロック(トスではなくアタッカーの動きに合わせて反応するブロック)で潰そうとしたところです。それと、早慶戦の時はそのクイックに対するコミットのスピードが遅くて抜かれることが多かったんですけど、そこを改善したからクイックを仕留めることが出来たんじゃないかなと思います。

(今日のチームの雰囲気は)

固さはなかったんですけど、コート内での雰囲気づくりとかチームの全てを監督が僕に任せてくれているので、申し訳ないとしか言えないですね。

(秋には強豪校が揃う1部リーグでの戦いが控えているが、この夏どう練習していきたいか)

実際に1部のチームと戦うとすごく強いので、そのレベルに合わせた練習内容をしていきたいと思っています。より高みを目指した練習の雰囲気があるといいんじゃないかなと思います。

 

佐藤康平(環4 )

 

(今日の試合を振り返って)

本当に不甲斐ないです。慶應の4年と早稲田の4年の差がすごくあったと思っています。

(先日のインタビューで早大のブロックの方が上とおっしゃっていましたが今日はいかがでしたか)

前回は早稲田との久しぶりの対戦で、あまり細かく詰めてなかったんですけど、今回はブロックシステムを徹底できたので、ブロックでは戦えていたと思います。

(この前の早慶戦から修正してきたことはありますか)

早稲田は強力なスパイクを打つので、ブロックを意識して練習しました。

(その成果は発揮できましたか)

ブロックの成果はかなりでたと思います。これを継続すればいい形ができると思います。

(最高学年として、今日のチームの雰囲気はいかがでしたか)

最高学年として言えることは、今日は4年生の責任だということです。早稲田は4年生がいい仕事をして、いい雰囲気を作ってという4年主体のチームですが、その点でも慶應との差はかなりあり、今日はその差が試合内容に露呈してしまったと思います。4年生として、チームのみんなに申し訳ないです。

 

富澤太凱(経2)

 

(今日の試合を振り返って)

早慶戦負けて、前半戦の勝負の試合だと思って準備したつもりだったんですが、やっぱり早稲田は自分達より1つも2つも上のチームだったので負けたのはすごく悔しかったです。

(早大への対策は)

早稲田はしっかりコンビを組んで上から力強いスパイクを打ってくるチームなので、まず自分達のサーブで崩したのちにブロックで的を絞ってカウンターアタックをしようと心がけていました

(第2セット良かった点は)

自分達の強みであるブロックが機能したのかなと思います。相手のミスにも助けられました。そういう意味では第2セットのようなセットを多く作っていきたいなと思っています。

(これから何を改善するか)

今日やってみて、1部とはつなぎの違いが明確だったので、まずはレシーブの強化です。その後に個人個人のスキルアップをしていきたいと思います。

(秋に向けて一言)

1つでも多く勝ちます。

 

 

サイド

岩本龍之介(商3・仙台第二高)

セッター

吉田祝太郎(政1・慶應義塾高)

センター

佐藤康平(環4・桐蔭学園高)

オポジット

富澤太凱(経2・慶應義塾高)

サイド

黒田彪斗(環4・富山一高)

センター

樫村大仁(環1・茨城高専)

リベロ

長澤翔吾(環4・盛岡第一高)

 

谷口聡(環2・韮山高)

途中出場

尾木将(政4・修道高)

 

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