【テニス(男子)】逸﨑・畠山が雪辱果たし決勝進出、インカレ2連覇へ/全日本学生テニス選手権大会 7日目

白熱した戦いをものにした逸﨑・畠山

春の関東学生テニストーナメント大会の決勝で敗れた中大の大和田・望月組との対戦となった準決勝。逸﨑凱人(環3・大阪産業大付属高)・畠山成冴(環3・湘南工科大付属高)組が死闘を制し、2年連続の決勝進出をつかみ取った。

 

全日本学生テニス選手権大会 ダブルスSF

2017年8月13日@岐阜メモリアルセンター

 

◆ダブルスSF

○逸﨑・畠山

2{6(6)-7、6-4、12-10}1

大和田・望月(中大)

落ち着いて試合を進める逸﨑・畠山

ファーストセットは互いに一歩も譲らぬ展開が続いた。逸﨑・畠山組は得意の積極的に前へ出る攻めでポイントを重ねるも相手ペアの力強いショットに苦しむ。タイブレークに突入し、強みを出していくがリターンがアウトになるなど緊迫した場面でミスが出た。6-8で先行される。セカンドセットは第3ゲームで先にブレークを奪われたがすぐさまブレークバック。強気で攻め、相手のミスも増やしていく。第8ゲームでブレークし、リードを奪ったが、第9ゲームをブレークされてしまう。それでも、第10ゲームで4度のデュースを経てアドバンテージとすると、中大の大和田がネットに掛け、ブレーク。6-4でセカンドセットをモノにした。スーパータイブレークになっても両者の集中は途切れなかった。互いに競ったままポイントを重ねていくが、中大に先にマッチポイントとされてしまう。逸﨑のダブルフォルトで7-9。だが、「やることは一つだったので迷いはありませんでした」(逸﨑)と話すように二人は目の前の一本に集中していた。なんとか食いつき逸﨑のショットでマッチポイントとする。最後は相手のダブルフォルトでゲームセット。

 

この一戦でさらに成長した逸﨑・畠山組にまた、成長するチャンスが用意された。相手は早大の河野・坂井組だ。明日の戦い、全ての局面が彼らの今後の糧となる。一本一本に成長を誓う二人の姿は明日、表彰台の一番上にあるだろう。 

記事 森本凜太郎

 

◆選手コメント

逸﨑凱人(環3・大阪産業大付属高)、畠山成冴(環3・湘南工科大付属高)

(今日の試合を振り返って)

逸﨑:自分たちのプレーが100%よかったわけではないんですけど、勝ち切れたというのは、レベルアップできるチャンスがまた来たということで頑張りたいと思います。

畠山:相手が上手いとか準決勝とかなると緊張してしまって難しい場面が来るんですけど、僕らもできる限りの中で勝利への突破口を見つけ出してやりました。去年優勝した経験が最後競ったところで生きたんじゃないかなと思います。

(勝負のポイントはメンタル面ということか)

逸﨑:スーパータイブレークは技術はほとんどみんな変わらないのでどれだけ攻めていけるのか、強気でいけるのかが大事になるかなと思います。

畠山:同じです。

(先にマッチポイントを取られたが落ち着いていたか)

逸﨑:自分がダブルフォルトして相手がマッチポイントになってしまったので、思い切っていくしかないと思いました。ここで自分が引いたら確実に負けるなと思っていました。やることは一つだったので、迷いはありませんでした。

畠山:競ったところだと気持ち、気迫での勝負になってくるのでどっちが弱気になるかっていう戦いだと思います。ただ強く打つわけではないんですけど、無我夢中で相手とぶつかり合っていくしかないと思ってやった結果、勝つことができたと思っています。

(明日に向けて)

逸﨑:明日は結果にこだわりすぎず、自分たちのプレーを出すことに集中したいと思います。優勝っていうのは、自分たちのプレーをしたあとについてくるものだと思っているので、そんなにこだわりすぎずやりたいと思います。

畠山:試合の中で成長していきたいです。結果も大事なんですけど、これから団体戦もありますし、来年もあるので、勝ったらそれでいいんですけど優勝、優勝というよりかは成長して来年につなげることですね。確かに大会としてはゴールなんですけど、成長していかなければいけないので、試合の難しいところで自分の力を発揮して優勝を狙うということと同時に団体戦に向けて成長していきたいという気持ちが同じくらいあります。

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