慶應スポーツ新聞会

【バレーボール】大崩れはないもののミスが響き敗戦 vs筑波大

随所で強烈なスパイクが見られた黒田

 

キッコーマンアリーナでの3連戦の2日目。慶大は春季リーグ4位、東日本インカレ準優勝の筑波大と対戦した。前日課題に挙げられたサーブレシーブは後半になるにつれ良くなり、自分たちのしたいバレーが展開できる場面も多かった慶大だが、大事な場面でのミスが目立ち、ストレートでの敗戦となった。

 

 

 

9月17日(日)秋季関東大学男子1部バレーボール第4戦 慶大×筑波大@キッコーマンアリーナ

 

得点

慶大

セット

筑波大

21

1

25

20

2

25

20

3

25

 

 

慶大らしいブロックポイントも飛び出した

第1セット序盤、マルキナシム(総2)の少し前を狙ったサーブや、バックコートからも積極的に攻撃してくる相手に翻弄され、慶大は2-8と大幅にリードされる。しかしそのあと、吉田祝太郎(政1)のサーブを起点に5連続得点。その後も、佐藤康平(環4)のクイックが多く決まったほか、ピンチサーバーの尾木将(政4)がサービスエースを奪うなど盛り上がりを見せる。終盤、岩本龍之介(商3)を起用するなどの対策を立てた慶大だったが、大事な場面でスパイクのミスが出て、21-25でこのセットを落としてしまう。

 

 

第2セットは途中までサイドアウトの応酬となった。その中で、セッター吉田の強打が決まったほか、今季初出場のリベロ松岡海(文4)が相手ブロックに跳ね返されたボールを繋ぐなど、良いプレーも飛び出した。しかし中盤、慶大にミスが続き4連続失点。このセットも途中出場した尾木が必死に繋いだボールを富澤太凱(経2)が決め切るなど、チーム全員で必死に食らいつくも、なかなか点差を詰められない。最後も筑波大にクイックを決められ、20-25でこのセットも落としてしまう。

 

 

満面の笑みでコートに入る途中出場の本多

第3セット。慶大は大崩れこそないものの、序盤から相手にブレイクを許し、じわじわと点差を広げられてしまう。黒田彪斗(環4)のフェイントや、長澤翔吾(環4)の奥まで伸びるチャンスボールのアウトジャッジなど、冷静なプレーが随所に見られた慶大。だが、なかなか点差が埋まらない。相手のスパイクをワンタッチできても、そこから繋げられないなど、惜しい場面も多かった。さらに、このセットでも終盤にサーブレシーブやスパイクでミスが出てしまう。20-25でこのセットも落とし、ストレートでの敗戦となった。

 

 

「悔しいですね。それだけです。」――吉田が試合後そう語ったように、慶大らしいバレーを展開して互角に戦えていた場面も多かったからこそ、自分たちのミスで失点が重なったのが悔やまれる。だが、相手を苦しめたサーブ、後半になるにつれ安定してきたサーブレシーブなど、不調気味だったプレーで慶大の修正力が垣間見えた気がした。次戦は3連戦の最終日、早大戦。早慶定期戦、東日本インカレで大敗を喫しているだけに、今回は自分たちらしい勢いのあるプレーで躍動してほしい。

 

 

             (記事・藤澤薫、写真・太田彩恵、岩本弘之)

 

 

 

宗雲監督

 

(今日の試合を振り返って)いいところは大崩れしなかったところですね。崩れたのは1セット目の最初だけだったので、とくに3セット目は持っている力はそこそこ出せたかなと思います。

 

(筑波大のサーブに苦しめられていたが)最初1セット目と2セット目の最初くらいかな、前衛のマルキの前に落とされるサーブと、あと後ろはジャッジミスなので、ちょっとあれは筑波戦に限らず多いので、改善してくれないといけないですね。

 

(点差が離れそうな大事な場面でのミスが多かったが)もうね、おっしゃる通りで、それが今の慶應の負けるときのパターンになっていて、本当に中盤の2点差が3点差に広がり、4点差に広がるところ、自分たちの自滅ですよね。結局無理なプレーをしているから、ああいうミスになっちゃうのかな。

 

(無理なプレーというのは)例えば、1部のサーブはやっぱりいいのでサーブでずっとプレッシャーを掛けられて、こちらのサーブレシーブがずーっとBパスが多いんです。すごく綺麗にネット際に返るボールが少なくて、そうするとセッターの(吉田)祝太郎が常にネットから離れたところからトスを上げなきゃいけない。結局そういうトスっていうのはスパイカーだって打ちやすいわけなくて、常に難しい状態での攻撃が多くなってしまい、一か八かの攻撃でなんとか決まっている。1周目は相手のサーブをなんとか我慢できても、2周目とか3周目のローテで決まらないというケースが出ました。まぁこれではしょうがないですよね。再現性の低い攻撃をしているので、どうしてもああなっちゃったんですね。

 

(今日の慶大のサーブアンドブロックに関しては)祝太郎は今日調子よかったですけどね。あとマルキがなかなか調子が上がってこないので、頑張ってくれないとね。マルキとあと富澤もそんなに多くは(サーブ効果が)出ていないので、やっぱり2人に頑張ってほしいです。2部の時と違って1部の選手はみんなサーブレシーブが上手いので、そんなになんか2部と同じくらいのサーブ効果が生まれるなんていうのは思っていないんです。そんな甘い世界じゃないので。ただね、もう少しサーブが入ってほしいですね。

 

(明日は3連戦の最終日、相手は今年3度目の対戦となる早大だが)今年は早稲田に非常にコテンパンに負けているので、まずは1セットしっかり取れるように。1セット取れれば2セットが取れるし。学生はとにかく1セット取るための集中をできるかどうか。今日最後にミーティングした時も言ったんですけど、繋ぎのプレーなんかで惜しいところがたくさんあったので、そういうのを丁寧にできるかどうかが、明日鍵になるんじゃないかなと思います。まぁ早稲田さんは上手いので、翻弄されないように頑張らせます。

 

 

 

松岡海 (文4)

 

(今日の試合を振り返って)筑波とは以前から練習試合をしていたので、知っているからこそ、ある程度できると思っていたんですけど、それ以上のものを出してきた。点数は競っていたけど、終始圧倒されていたなという感想です。

 

(練習と試合での違いとは)筑波は細かな繋ぎのプレーで確実に攻撃に繋げていたのに対して、うちはレシーブが上がりはするんですけど、セッターに上げられなかったときに上手く攻撃に繋げられなかった、その差が出たと思います。

 

(自身のプレーを振り返って)もうちょっとできたと思います。自分の中では強打スパイクを上げるイメージでいたんですけど、実際の試合ではブロックに当たったボールが多くて、その対策が出来なかったです。

 

(今季初出場への意気込み)夏の合宿でも出ていたので、出番はあるかなと思っていたので、来たかくらいの感じです。

 

(早大戦に向けて)早慶戦でも結構やられたので、1セットでも多くとれるように頑張りたいと思います。

 

 

岩本龍之介 (商3)

 

(今日の試合を振り返って)相手のほうがミスが少なく最後までやっていたので、うちはミスが出たので、やっぱりその差かなという感じがしました。

 

(ご自身のレシーブを振り返って)昨日からちょっとずつ出ていたんですけど、ボールが来ることがなくて、今日はポンポンポンポン入って来たんですけど、特にいいプレーはできなかったのかなと思います。マルキがちょっと乱れていたので、そこの辛いローテを回せたのは良かったかなと思います。

 

(今後の課題は)やっぱりミスを少なくするというのをやっていかなきゃいけないと思うんですけど、それでチーム全体が硬くなってしまったら何の意味もないと思うので、しっかり思い切ったプレーとかをしながらも、丁寧にやるところは丁寧にやっていくっていうのを、僕を含めやっていけたらなと思います。

 

(明日の早慶戦にむけて)今年早稲田とやるのは3回目なので、なんとしてもいい試合をして、勝てたらなと思います。

 

 

 

マルキナシム(総2)

 

(今日の試合を振り返って)今日の筑波大学はかなり上手いチームで、自分たちの勢いのあるプレーを出していけばいけると思ったんですけど、勝負所でつまらないミス、(例えば)サーブのジャッジミスとかがあって差をつけられてしまったという感じです。それがなければもっと詰まった展開になって自分たちの勝負ができるかなと思ったんですけど、それがうまくいかなかったです。

 

(今日はサーブでよく狙われていたが)おそらく僕を潰してライトの富澤を止めにくるという戦法で色々な人たちが来ると思うんですけど、そこで崩れてしまうと相手の思うツボなので、そこを練習でもっと詰めていきたいです。

 

(昨日と比べて今日よかったと思うところは)個人的には昨日スパイクはよかったんですけどディフェンス面でチームの足を引っ張ってしまったので、今日は完璧にはできなかったですけど改善できたかなと思います。あと、サーブが昨日よりはよかったかなという感じです。

 

(昨日の敗戦からどのようにまた士気を高めたか)やっぱり僕らは一部に上がったばかりでチャレンジャーなので、色々な戦法はあると思うんですけど、みんなで盛り上げて勢いを出していかないと、僕たちの特徴がなくなってしまうと思うので、次はもっと勢いを出せるように頑張りたいと思います。

 

(明日の相手は早大だが、何か特に意識していることは)チームのみんなは早稲田と今年3試合目なんですけど、僕はまだ1回もやっていなくて、もちろん楽しみではあります。

 

(意気込みを)僕にサーブが集まってくると思うので、ここをしっかり返して自分たちの攻撃ができるように頑張ります。

 

 

吉田祝太郎(政1)

 

(今日の試合を振り返って)悔しいですね。それだけです。

 

(サーブで乱される中でトスを上げるために意識していることは)サイドの選手も必死になってサーブカットを返してくれます。それでも1部のサーブはレベルが高くて、崩れるのはしょうがないので2本目を僕がカバーして打ちやすいトスを3本目スパイカーに持っていけるように意識しています。

 

(サーブが良かったように見える)リーグ戦中はあんまり良いという感じはなかったですが、今日はサーブの調子は良かったです。うまく調整できてきたかなと思います。

 

(1部の試合を続けての感想は)2部は前半自分たちの格下と当たっていたんですけど、今は明らかに実力や1人1人の能力は相手の方がこっちより上です。相手のビデオを見たり話したりしてなんとか対策するんですけど、それをやっても1部相手だとそれが全然はまらなくて向こうの形にされてしまうというのがありました。それをもっと今後はこっちのブロックの形ではめられるようにもう少し2部とは違った対策をしなければいけないなと思います。

 

(明日の早大戦へ)早慶戦と東日本インカレで0-3の負けをしているので、この夏頑張ってきた分、屈辱を晴らしたいなと思います。

 

 

サイド

マルキナシム(総2・川越東高)

センター

佐藤康平(環4・桐蔭学園高)

オポジット

富澤太凱(経2・慶應義塾高)

サイド

黒田彪斗(環4・富山一高)

センター

樫村大仁(環1・茨城高専)

セッター

吉田祝太郎(政1・慶應義塾高)

リベロ

長澤翔吾(環4・盛岡一高)

 

松岡海(文4・慶應義塾高)

途中出場

尾木将(政4・修道高)

 

岩本龍之介(商3・仙台二高)

 

五味渕竜也(環2・習志野高)

 

本多一大(商2・慶應義塾高)

 

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