【野球】第1週 竹内大打ちこまれ開幕戦黒星スタート 立大戦①

今季も開幕投手となった竹内大

4月10日(日) 慶大-立大 一回戦

昨日の悪天候とうってかわって快晴のなかで行われた慶立1回戦。優勝を目指して初戦を白星で飾りたかった慶大であったが、先発竹内大が3回に打ちこまれ早々と降板。攻撃陣も6回に伊場の適時打で2点を返すものの後続が続かず、4-2と敗戦し春季リーグ開幕戦は黒星スタートとなった。

   
立大
慶大
慶大:●竹内大、菊池、白村、福谷-伊場
立大:○小室、岡部賢-平本
慶大出場選手
  ポジション 選手名(学部学年・出身高校)
[8] 辰巳(文3・郡山)
[4] 金田(政4・土佐)
[5] 山﨑錬(商3・慶應)
[9] 伊藤(環4・中京大中京)
[2] 伊場(政4・慶應)
[7] 宮本真(政4・慶應)
[3] 鈴木裕(商3・慶應)
[6] 福富(商3・慶應)
  [H] 阿加多(法3・慶應)
  [R] 川島(政3・岐阜)
[1] 竹内大(環3・中京大中京)
  [1] 菊池(環2・盛岡一)
  [H] 神田(経4・慶應志木)
  [1] 白村(商2・慶應)
  [H] 影山(総3・鎌倉学園)
  [1] 福谷(理3・横須賀)

昨日の試合が雨天中止となり、慶大にとっては今日が春季リーグ開幕戦。最初に迎え撃つ相手は昨秋も5回戦までもつれる熱戦を演じた難敵・立大。春季リーグ優勝、そして20年振りの春秋連覇のためにまずは初戦をものにし勢いに乗りたいところ。

慶大の開幕投手に選ばれたのは、昨季も1回戦の先発をつとめ経験豊富な左腕・竹内大(環3)。対する立大の先発は同じく左腕の小室。

竹内大は初回、2回と落ち着いた投球を見せ、立大打線にチャンスを与えない上々の立ち上がりを見せる。一方の慶大打線も小室の伸びのある直球ときれのある変化球に苦戦し、序盤はチャンスらしいチャンスを作ることが出来ない。

そして3回表に試合が動く。順調な立ち上がりを見せていた竹内大が無死から連打を許し、犠打でランナーを進められ1死2塁、3塁のピンチを背負う。ここで平原に適時打を浴び1点。さらに3番・松本にレフト前にポトリと落ちる不運な適時打を浴びさらに1点を失う。ここで踏ん張りたい竹内大であったが立大打線の勢いを止めることが出来ない。死球を挟んで那賀にも適時打を許しここで無念の降板。マウンドをリーグ戦初登板となる菊池(環2)に譲る。

リーグ戦初登板となった菊池

しかし1死満塁でマウンドを譲り受けた菊池も長谷川にレフト前適時打を浴びてしまう。二塁走者の本塁生還こそレフト宮本真(政4)の本塁への好返球によって憤死させ防いだものの、得点は4-0となり慶大に重い4点がのしかかる。

 反撃したい慶大は4回裏、主将・伊藤(環4)の安打や二つの四死球で二死満塁のチャンスを作る。ここで迎える打者は今季からスタメンに名を連ねる鈴木裕(商3)。しかし鈴木裕は遊ゴロに倒れ小室から得点が奪えない。

得点を奪われた3回以降は菊池、6回から登板した白村(商2)がともに安定した投球を見せ徐々に流れを慶大に引き寄せる。その投手陣の好投に応えるようにようやく慶大打線にエンジンがかかり始める。6回裏、この回先頭の金田(政4)が安打で出塁すると、続く山﨑錬(商3)も安打、伊藤は死球を受け無死満塁のチャンスを作る。ここで5番・伊場(政4)が初球をレフト前に運ぶ2点適時打を放ち4-2。一気に畳み掛けたい慶大打線だったが後続が倒れこの回は2点止まり。

2打点をあげた伊場

 

慶大は8回からリードされているものの、昨秋ベストナインに輝いた福谷(理3)をマウンドに送り勝利への執念を見せる。その福谷は5者連続三振を奪うなど圧巻の投球を見せチームの反撃を待つ。

 しかし慶大打線は小室の後を継いだ岡部賢を打ちあぐね7、8、9回と得点を奪えず、初戦は4-2と敗戦した。

悔しい結果に終わった今日の試合だが春季リーグはまだ始まったばかり。竹内大、福谷をはじめとする豊富な投手陣と、伊藤主将を中心とした打撃陣が噛み合えばその力は計り知れない。この敗戦の悔しさを糧に、明日以降の試合、チーム一丸となって優勝に向かい邁進してもらいたい。

選手のコメント

伊藤主将

(今日の試合を振り返って)リーグ戦で勝つのは難しいなと改めて思わされた。(現在の自身の調子は)リーグ戦に、自分としては良い感じで入れているが、最後の打席のようなことは無くしたい。(主将として迎えるシーズン、変わったことは)チーム全体を見るようになった。またこれまで以上に自分がしっかりしなくてはいけない。今日みたいな日も自分が沈んでいてはダメ。前を向いて頑張る。(どのようなことを意識してオフを過ごしたか)全部、自分自身がレベルアップすることを考えてきた。(いよいよ最終年、進路については)プロ志望です。(今季のチーム、個人の目標は)今日は負けてしまったが、チームとしては、優勝するしかない。個人としてはあえて特に数字は決めずにとにかく優勝に貢献したい。

伊場

(今日の試合を振り返って)負けは負けなんで、切り換えていくしかない。(タイムリーについて)外の真っ直ぐ。感触はそんなに良くなかったんですけど、抜けてくれた。(立大打線の印象は)振れてるのは振れてるんですけど、普通に投げてくれれば問題ないと。(先発・竹内投手の調子は)良くなかった。球がきてなくて調子悪かった。(今季の目標は)優勝しかない。(次に向けて)絶対に勝ちます。

福谷

(今日の試合を振り返って)最初どうなるかと思ったが、そこから二点取ったり良い感じの試合にもって行けたので、そこは明日につながるかなと思う。(8回からの登板だったが)正直びっくりしたところもあった。二点差で相手ピッチャーは岡部選手で、ワンチャンスだと思っていたので、流れを持ってくるようなピッチングがしたいと思った。(5連続奪三振について)全然気にしていなかった。伊場さんが構えたところに投げようと思って投げた。四球だけは出したくなかった。(今シーズンの目標は)もちろん優勝です。(個人の目標は)今日のように三振が多い形もあるかもしれないが、「守備の守りやすいピッチャー」というのが良いかと思っている。今日みたいに三振が取れるかはわからないが、チームの役に立てたら良いと思う。

By Yui Furuya

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