【ホッケー(男子)】SO戦までもつれるも早大に惜敗。定期戦でリベンジへ。/関東学生ホッケー秋季リーグ順位決定戦 早大戦

順位決定戦の対戦相手は宿敵早大。前半13分にMF亀倉玲(政4)が先制点を入れるもその後は早大ペース。それでもDF陣が守り抜き前半を1-0で終える。後半も開始早々のPCの好機を生かすことができないと迎えた26分に失点。終盤も相手に連続でPCを取られたが、なんとか凌ぎきり、1-1でSO戦へ。5本目までもつれたSO戦だったが、最後に一歩及ばず2-3で敗戦。秋季リーグを6位で終えた。

 

平成29年関東学生ホッケー秋季リーグ 順位決定戦

11/3(金・祝) 11:15試合開始 @慶應日吉グラウンド

 

 

前半

後半

合計

慶大

早大

 

 

 

SO

1

2

3

4

5

合計 

早大

×

×

慶大

米山×

吉川×

望月○

大久保○ 

福谷×

 

得点者

 

前半13分 MF亀倉玲(政4)

後半26分 失点

 

スタメン

GK相原宗之(商4)

DF吉國光裕(政4)、渡邉陸(法4)、米山大樹(政4)、望月慎之介(経1)

MF福谷亮太(政4)、金田翼(政3)、吉川大地(政2)

FW永野裕太(政3)、大久保遼(政3)、大橋俊介(政3)

 

 

秋季リーグ、早慶定期戦、インカレと一戦必勝が求められる勝負の11月連戦。初戦は秋季リーグ5-6位決定戦の早大戦だ。春季の5-6位決定戦では1点差で勝利した宿敵との対戦であり、2日後に控えた定期戦も占う一戦となった。

先制点のシーン。大橋が右サイドから運び

亀倉がゴール前で合わせた

 

 序盤から一進一退の攻防が続いたこの一戦。先に好機を作ったのは慶大。7分にDF渡邉陸(法4)が中央を突破し、サークル内に打ち込みをFW塚原大吾(法2)が合わせるも枠には入らず。さらに直後にPCを獲得したが、渡邉のシュートはDFにブロックされてしまう。それでも13分。FW大橋俊介(政3)が右サイドから駆け上がり、サークル内に侵入し、パスを出すと、MF亀倉玲(政4)がそのボールを押し込み慶大が先制点を挙げた。さらに追加点を入れたい展開だったが、早大の個の強いアタックを前に徐々に試合の展開を握られてしまう。28分にはサークルに侵入を許しGK相原宗之(商4)と1vs1の場面を迎えるも相手のシュートはポストに阻まれた。34分にも右サイドからの打ち込みに合わせたボールを慶大DF陣が何とかかき出し、得点は許さず。必死のディフェンスで前半を1-0で終える。

 

積極的に前線にボールを出していた渡邉

 後半も先に攻撃を仕掛けたのは慶大。6分にこの日2本目のPCを得ると、MF吉川大地(政2)がシュートを放ったが枠外。少ない好機を生かせなかった慶大は守りの時間が増えてくる。21分には相手のシュートを相原が防ぐと、そのこぼれ球も攻撃に繋げられたが、MF福谷亮太(政4)が必死のディフェンス。続けざまの決定的なピンチをゴール寸前で食い止めた。だが、23分にPCを連続取られる。1本目こそ相原が防いだが、3本目で相原のセーブのこぼれ球を押し込まれついに失点。同点に追いつかれてしまう。終盤33分にも連続してPCを取られたが、ここは渡邉、吉川のDFで凌ぎ切った。ラスト1分でMF金田翼(政3)の突破からサークル内で好機を作ったが、得点には結びつかず。1-1で後半を終え、試合はSO戦に突入した。

 

慶大が後攻となったSO戦。GKは守護神の相原だ。早慶共に最初の1本目を外して迎えた2本目。早大が得点を奪ったのに対し、慶大の吉川のシュートは左に外れた。続く3本目も早大が決め迎えた慶大3本目。1年の望月慎之介(経1)がこのプレッシャーのかかる場面でループシュートを選択し、ボールはゴールに吸い込まれた。まずは1点を返すと、早大が4本目を外して慶大の4本目。大久保が落ち着いてゴールを決めついに同点に。だが勝負の5本目、早大が先に得点を決め、追い込まれる。慶大5本目は主将の福谷だったが相手GKのブロックにあってしまい、得点を奪えなかった。2-3で敗れ、秋季リーグを6位で終えた。

プレッシャーのかかる場面でループシュートを決めた1年の望月

秋季リーグは6位という結果に終わったが、チームとして成長の見えたシーズンとなった。上位校との善戦があった一方でチーム目標の優勝には遠く、その目標は来年以降に委ねられることとなる。しかしここから息つく間もなく2017年の集大成となる早慶定期戦、そしてインカレが控えている。次なる大舞台早慶定期戦は4年ぶりの勝利に期待がかかる。今季の早大との公式戦成績は1勝1敗の五分。決着をつけるときがきた。多くの観客が見守る駒沢での一戦を制し、歓喜の若き血を歌う瞬間が見たい。

 

(記事:森田悠資、写真:田中壱規)

 

次戦 11月5日(日)早慶ホッケー定期戦

男子部:14:45 試合開始 @駒沢第一球技場

 

 

以下、選手コメント

 

田中啓介コーチ

(ここから大事な試合が連戦で続きますがどのようなことを意識して練習をしてきましたか)勝利が必要な試合ばかりなのでとにかく勝つことだけを考えて練習をして来ました。(試合を振り返って)SO戦で負けてしまったことは悔しいです。また、後半の中盤の早大に責められていた時間にフィールド内外の選手が試合の流れを把握できていなかった場面もあり、その場面に関しては試合後話しました。(リーグ戦を振り返って)1戦1戦成長しているのを感じました。ただ、優勝を目指している中で6位という結果になってしまい残念でした。(早慶定期戦に向けて)絶対に勝ちます。

 

※慶應スポーツ新聞会の速報ツイートで早大戦前半の得点を「前半13分にMF亀倉のパスをFW大橋が合わせて先制」とお伝えしましたが、正しくは「前半13分にFW大橋のパスをMF亀倉が合わせて先制」でした。訂正してお詫び申し上げます。

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