【アメフト】早慶戦直前インタビュー①  中野航平副将

4月29日(日)、駒沢陸上競技場にて第66回早慶アメリカンフットボール対校戦が行われる。昨季の秋リーグ戦では、TOP8において5位という悔しい結果となった慶大。この屈辱を晴らし、「学生日本一」を目指すべく、新チームが始動した。春の早慶戦はまさに今年度の成績を占う一つの指標ともなりうる。そんな早慶戦に向け、今回は昨季LBとして活躍した中野航平(政4・慶應)に早慶戦への意気込みを語ってもらった。

 

 

――昨シーズン全体を振り返っていかがでしたか

日本一を目指している中で、開幕で2連敗してしまって、その後は2勝という結果しか残せなかったのが本当に悔しいです。早慶戦も最後に力を出し切りましたが、ぎりぎりのところで負けてしまって、勝負どころで負けてしまったというのが昨シーズンの反省だと思います。

 

――昨シーズンあまりチームとして上手にいかなかった要因はどこにあったのでしょうか

結構人数が多いのですが、その中で一部の人間が引っ張っていて、チームとしての強さというのがあまりなかったです。個人が頑張っている感が出てしまい、チームとして一体感もなく、チームとしての自信がないのが課題だと思います。

 

――昨シーズン全体を通して良かったところはありますか

開幕2連敗したあとの中央戦ではみんなが勝利に対して貪欲で、勝ちたいという一心でまとまれたのは良かったと思います。

 

――それ以外によかったところは

去年は課題しかないです。主将が引っ張って、みんながついてくるという感じだったので、あまりよかったところはないですね。

 

――今シーズン入ってからのこれまでの新チームの印象はいかがですか

上下関係とかがフラットな感じで、パッションがあるやつから前にどんどん出てくれというスタンスでやっています。

 

――それによるチームの変化は

去年は一部の人がチームを引っ張るという感じでした。今年も主将やリーダーが引っ張っているのは否めないですが、少しずつ周りから自分から発信していく選手が増えたと思います。

 

――ディフェンス陣の手応えはいかがですか 

ディフェンスは結構1年から試合に出ていた4年生が少なくて、その分下級生が力を伸ばしてくれているという印象があって、やはり下から実力のある下級生が出てくれているので、そこはとても頼もしいです。

 

――今シーズンの目標は

学生日本一です。甲子園に行って勝ちます。

 

――主将の代役になってはいけない−−

 

――副将に選ばれた経緯は

例年は立候補して、複数の候補者がいれば、部員投票で決めていました。今年はだいたい役職はコーチに4年生の前で指名されて、異論がなければそのまま引き受けるという形式です。

 

――副将というポジションの印象は

主将のことを一番理解しないといけません。主将の代役みたいになってはいけないと思うし、主将が全体を見て、自分は主将が言わないことやチームの細かい部分について呼びかけないといけないと思います。

 

――理想の副将像は

去年の染矢主将(染矢優生=H30卒)を理想としています。誰よりもアメフトが好きでパッションがあって、プレーもイケていて、言うことに重みがあって、格好いいと思いました。

 

――松岡主将の印象は

一番チームについて考えているなと思います。素直に尊敬している部分があります。

 

――副将として意識していることは

思ったことをすぐに言ったり、チームとしてできていないことに関してはすぐに修正するように呼び掛けたり、自分の思いを伝えることを意識しています。

 

――昨シーズンの早慶戦を振り返って

早稲田に対してあまりフォーカスしなかったというか逆にその練習を重ねて、春はベーシックで行こうと話していたので、変わった意識をしていなかったのが良くなかったと思います。早慶戦には人数が入りますし、因縁の相手なので、そこはもっと気合を入れて、臨みたいです。

 

――早稲田の印象は

早稲田は毎年強いですし、イメージですけど、選手が前向きに取り組んでいて、いいチームだと思います。

 

――早稲田で意識する選手は

4年生のRBの片岡選手(片岡遼也=法4)です。高校から僕がLBで、向こうがRBでタックルしたり、ブラインドされたり見たいな感じなので、意識しますね。

 

――早稲田で警戒する選手は

WRブレナン翼(国教3)を止めないといけないです。去年の最終節の早慶戦も彼に投げられて、そこの一対一に負けてしまったので、DB陣がどこまで頑張ってくれるかとプレッシャーで投げさせないとか大事だと思います。

 

――早慶戦でご自身のどのようなプレーを見てもらいですか

思いっきりのいいプレーが自分の持ち味だと思います。ハードヒットしたり、ビッグプレーで見てもらいたいです。

 

――早慶戦の意気込みを教えてください

早稲田は僕らの代の高校のときの同じ同期だった人も、大学の人もずっと負けて、大学で勝ったりしての繰り返しで、本当にライバルだと思っているから絶対に勝ちたいです。

 

――ありがとうございました!

 

(取材:萬代理人 写真:尾崎崚登)

 

試合情報

第66回早慶アメリカンフットボール対校戦

2018年4月29日(日)13:00キックオフ

@駒沢陸上競技場

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