【アイスホッケー】第3ピリオドに崩れ、6位で大会を終える vs法政大

秩父宮杯第66回関東大学アイスホッケー選手権5位決定戦

2018429()1000F.O. @DyDoドリンコアイスアリーナ vs法政大学

慶應義塾大学35法政大学

 

 

関東大学アイスホッケー部が集結する秩父宮杯第66回関東大学アイスホッケー選手権大会。慶大は予選トーナメントにおいて宿敵早大に決勝リーグへの道を阻まれ、順位決定戦に回っていた。昨年度秋のリーグ戦において5位に終わった慶大。一方の法大は6位と、しのぎを削った相手である。順位決定戦において1回戦を勝ち抜いた慶大は、5位決定戦に臨んだ。

 Period

1

2

3

Score

慶大

1(6)

1(8)

1(8)

3(22)

法大

1(12)

1(15)

3(14)

5(41)

()内はシュート数

 

第一ピリオド、フェイスオフから慶大はリンクを縦横無尽に使いスピード感のある攻防を繰り広げた。そんな中、長い均衡を破ったのは慶大だった。10分にFWスーリック(総4)がパックを受け、自ら持ち上がると相手ゴールの右隅に先制弾を突き刺した。しかし法大も黙ってはいない。慶大は法大に攻め込まれ、13分に追いつかれてしまった。

1-1の同点のまま試合は第2ピリオドへ。両校反則で1人ずつ一時退場の中、広くなったリンクで再びスーが魅せた。1分、ゴール裏でのFW田中陸(政3)の粘りのプレーからパックを受け取ったスーは、相手GKの裏を突き長いスティックを活かしてパックをゴールに流し込んだ。このまま点差を広げたい慶大は、相手の反則で生まれたチャンスに猛攻を仕掛けるも、攻撃がカチッとはまらない。しばらくリードを守った慶大であったが、反則から迎えたピンチで17分にゴールを射抜かれ、リードを守り切ることができなかった。スコアは2-2の振り出しのまま、第3ピリオドへ。

第2ピリオド終盤での反則から、慶大が1人少ない状態で始まった第3ピリオド。慶大は0分にロングシュートを決められ、ピリオド序盤から相手にペースを掴まれてしまった。その後も慶大は反則やミスなど精彩を欠くプレーが続き、3分、7分にも追加点を許してさらに引き離されてしまった。度重なる失点から、態勢を整えなおした慶大は18分の法大の反則をきっかけに反撃を開始した。18分にDF瀧澤慎之督(経3)がスライドの強烈なシュートを放ち、スーがコースを曲げるトリッキーなプレーを見せて1点を返すことに成功した。さらにGKをベンチに上げて6人攻撃を仕掛けた慶大であったが、残り時間を知らせる時計は無情にも進み、スコアは3-5のまま試合終了を告げるブザーが鳴り響いた。

 

スーがハットトリックと気を吐いたが、白星には結びつかない一戦となってしまった。収穫の多い大会ではあったが6位という結果に終わり、昨年度の慶大の5位の座は盤石ではないことが浮き彫りなってしまった。しかし慶大に落ち込んでいる暇はない。5月12日にプロリーグを含めても国内最大級のアイスホッケーイベントである早慶戦を控え、最高の舞台で最高の結果を残すためにあらゆる手を尽くしてくるはずだ。次こそは積年の雪辱を晴らし、若き血、そして塾歌を新横浜の地に響かせてくれることだろう。

 (記事: 鈴木 啓仁)

 

(以下コメント)

主将FW滝智弥(4・慶應義塾高)

(今日の試合を振り返って最初は悪くなかったと思うのですが、最後の3ピリのところで反則を取られてしまって、4年生が試合を壊してしまって申し訳なかったという気持ちです。(今日見つかった課題は反則の多さなのか)今日見つかったわけでもなくて2試合前の早大戦からずっと反則を課題としていてそこを改善できなかったことが敗因であると考えています。(今大会6位という結果について)目標としていたところには程遠かったのでまだまだ自分たちの現在地を理解させられる大会だったと思います。ここから努力が必要であると痛感しました。(早慶戦への意気込みは)チームとして反則を減らすことがまず必要であると考えています。前回の早大戦では自分たちのやりたいことを一切できませんでしたが、ここから2週間でしっかり改善していくことで勝てる相手だと思っているので歴史を変えられるように頑張っていきたいです。

 

次戦予定

64回早慶アイスホッケー定期戦

2018512()1630F.O. @新横浜スケートセンター vs早稲田大学

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