【バスケ(男子)】収穫多き圧勝で次戦へ弾みをつける/リーグ戦第3節vs埼玉工大

バスケットボール

工藤はベンチからダブルダブルの活躍

昨週の開幕2連戦を1勝1敗で終えた慶大の今日の相手は、昨季初の2部昇格を果たした埼玉工業大学。目標とする1部昇格へ、そして明日の強豪日体大戦に向け、昨週の良い流れを止めないためにもチームとして負けられない試合を迎えた。

2018/9/1(土)@日本体育大学世田谷キャンパス

第94回関東大学バスケットボールリーグ戦第3節vs埼玉工業大

 

1Q

2Q

3Q

4Q

合計

慶大

23

28

15

31

97

埼玉工大

16

14

14

14

58

◆慶大スターティングメンバ―

 

#4 鳥羽陽介 (環4・福大大濠)

 

#5 原匠(環4・近大付属)

 

#7 澤近智也(環4・高知学芸)

 

#8 吉敷秀太(政4・慶應義塾志木)

 

#10 髙田淳貴(環3・城東)

1Q、いきなりファウルを取られフリースローで先制を許すものの、すぐさま山﨑純(総3・土浦日大)が不在の中、エースとしてチームを引っ張る髙田が連続でブレイクを決め逆転する。しかし前半は両チーム一進一退の攻防が続き、慶大は思うように相手を引き離せない。だが試合開始から5分、吉敷がバスカンを取りこれを沈めると流れは慶大に。髙田がタフな3ポイントを決め、スティールからの速攻を途中出場の工藤翔平(政3・慶應義塾)が冷静に決めた。たまらず相手がタイムアウトを取るも慶大に一度ついた勢いは止まらず、終盤には同じく途中出場の小原陸(政4・慶應義塾志木)が3ポイントをヒット。慶大はこのQを7点リードで終える。

鳥羽は3Pを3/3でヒット

2Qになっても慶大の勢いは全く衰えない。髙田、そして原の2連続3ポイントがヒットするなど、慶大は開始わずか3分で11得点を挙げ大量のリードを奪う。その後も鳥羽や1Q途中から入った甲谷勇平(環2・東山)が巧みに相手のシュートファウルを誘い、フリースローを冷静に決め確実に加点していく。原を中心としたハーフコートでの速いパス回しで展開され、フリーとなったシューターから放たれたシュートはことごとくリングを正確に捉えた。慶大は前半を51-30と圧倒的なスコアで折り返した。

原はアシストでもチームに貢献

3Q、さすがに疲れが出たのか、序盤は相手に連続得点を許してしまう。相手に傾きかけた流れを止めたのは慶大の持ち味でもある強いディフェンスだった。吉敷が積極果敢な球際に強いプレーで相手の速攻を食い止め、会場を大いに沸かせる。ミドルの多かった前半と異なり、このQからカットインからのパワーレイアップが増えた相手に対して、全員が必死のディフェンスで食い止める。積極的なオフェンスで相手のファウルを誘い、フリースローで着実に得点した。結局慶大はリードを保ち、このQを22点リードの66-44で終えた。

甲谷はドライブを中心に12得点

迎えた最終Q。息を吹き返した慶大は吉敷の3連続シュートや甲谷のミドルなどで相手を完全に引き離し、さらに小原の3ポイントがヒットしダメ押し。終盤には人見快(法1・慶應義塾志木)、小澤力哉(経1・慶應義塾)のルーキーコンビが出場し小澤は初得点を記録した。ディフェンスでも隙を見せず、ほぼ相手をシャットアウト。最後は岩片悠馬(環2・広尾学園)がレイアップを決め試合終了。100得点にあと3点と迫る97得点をあげ、97-58で勝利した。

小澤はFTで嬉しい初得点

昨週からの勢いを保ったまま埼玉工業大を相手に快勝した慶大。オフェンスディフェンス問わず終始リバウンドを取り、確実に得点に繋げた。原が「前半は自分たちのバスケットができた」と語ったように、しっかりと対策がハマりチームとして良い流れで試合を進められたことは大きな収穫だろう。またスタメン以外のベンチメンバーの活躍も光り、層は確実に厚くなっている。次戦は強豪・日体大戦。昨季は100点を奪われ惨敗を喫した相手だけに厳しい戦いが予想されるが、今の慶大ならばジャイアントキリングを起こす力は十分に秘めているだろう。

 

(記事:染谷優真、写真:徳吉勇斗)

 

 

原匠(環4・近大付属)

――試合を振り返って

(相手の)埼玉工業大学さんが外の遠い位置から打ってくるのをスカウティングしていて、前半の部分はそういうところをある程度防いで得点を抑えて自分たちのバスケットできたので、それが勝利につながったのかなと思います。

――オフェンスで意識したことは

うちのオフェンスのリズムが悪い時というのは、一人の持つ時間が長くなってしまうことが多いので、ハーフコートのオフェンスに関してはとりあえずしっかりボールを逆サイドに展開して、回して回してということを意識していたのと、良いディフェンスしたを後はしっかりブレイクで走って早めにする、というのを今日は意識してやっていました。

――今日チームとして3ポイントが多いように感じたが

今日は特に確率も良かったので多いように感じられたと思いますが、やはりシュートの部分は自分はサイズが小さいのでこれからも増えてはくると思います。それはうちの生命線というか、このシュート落とすと負けますし、その確率をいかに上げられるかっていうのが重要になってくるのかなと思います。

――次戦への意気込みを

日体は2部の中でもちょっと頭一つ抜けてるかなという感じがするので、ここで良い流れでジャイアントキリング出来るように全員が気合い入ってると思うので、全員で頑張っていきたいと思います。

 

工藤翔平(政3・慶應義塾)

――試合を振り返って

今日は点差ついた中で出番が多くなると分かっていましたが、、良いところもありましたが悪いところもあって、これからタイトなゲームになった時にミスをすると流れも相手に行ってしまうので、出てきた課題は明日は無くせるように頑張っていきたいです。

――良いところと悪いところというのは

良いところは、オフェンスリバウンドで絡みにいけたことと、最後までディフェンスの三線でしっかりカバーにいけたところです。悪いところは、最初出た時に焦ってターンオーバーしてしまったことと、シュートの成功率がスタメン陣と比べると落ちてしまったので、そういうところは直せると思うので直していきたいです。

――今季は控えセンターという位置づけだが、ゲームに臨む際に意識していることは

センターは今までやったことがなくて、大学で初めてセンターをやらせて頂いているのですが、本当に自分より体格も身長も勝る相手がほとんどで、ボックスアウトは前で止めたり崩しを意識したり周りのみんなにも助けてもらいながらプレーしているので、センターとして澤近さんが出てない時にチームに貢献できるようにということを意識してやっています。

――次戦に向けて

明日の日体は今日よりもおそらく強い相手なので、自分のできることをやることと、今日ダメだった部分を潰していけるように頑張ります。

 

甲谷勇平(環2・東山)

――試合を振り返って

今日は相手があまり強くはなかったので、どれだけ主力のメンバーを休ませられるかがキーにだったので、そこが上手くできて良かったと思います。

――今日は積極的に攻めている印象を受けたが

コーチやベンチからもどんどん行けと言われていたので、ベンチメンバーの中では点を取っていかないといけないポジションなので意識してやっていました。

――今季の自身の役割は

チームに足りていない部分を補うことと、主力のメンバーが体力満タンでプレーできるように役割を果たせていけたらいいなと思っています。

――バスケットカウントを2本成功させたが

あれは良かったですが、その後のフリースローが外れてしまったので、その後をもう少し大切にしていきたいです。

――次戦に向けて

次は強い相手なので、今日休んで備えていきたいと思います。

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