【ラクロス(男子)】大差で勝利も、後半に失速/関東学生ラクロスリーグ戦 武蔵大戦

8点差の大敗を喫した東大戦から2週間が経ち、第4戦となる武蔵大との試合に臨んだ。前半はG杉本健(経4・慶應)のファインセーブやMD山本陽亮(商4・長野)らの安定した守備で、無失点に抑える。一方攻撃でも落ち着いたパス回しから、AT立石真也(政2・慶應)やMD松平悠希(経4・慶應)のシュートが決まりリードを広げていく。しかし後半に入るとボールを失う場面も増え、危ない場面が続く。AT小笠原圭允(商4・慶應)のゴールなどでリードは保ったまま勝利したものの、改善点の見られる試合結果となった。

前半は6点を奪う良い展開を見せた

9月23日10:50F.O. 第31回関東学生ラクロスリーグ戦 第4戦
@立教大学新座キャンパス多目的グラウンド

 

慶大

経過

武蔵大

1Q

2Q

3Q

4Q

合計

 

 

スタメン

ポジション

背番号

名前

学部・学年

出身高

得点

杉本健

経4

慶應

DF

片山瑛人

経4

慶應

DF

21

脇本堅太

総3

慶應NY

DF

57

宮越陸人

理2

慶應

LMD

17

川名隆公

経2

慶應

FO

63

原敏

商3

慶應

MD

22

山本陽亮

商4

長野

AT

立石真也

政2

慶應

AT

39

小笠原圭允

商4

慶應

AT

江原健

経3

慶應

 

リーグ戦もあと2戦。前節の東大戦では完敗し、関東制覇に向けて負けは許されない状況となった。

1Q。最初のFOに勝利したものの、グラウンドボールを処理できず相手ボールに。しかし人数をかけたディフェンスで、クリース前への侵入を許さない。すると5分、立石が先制点を奪う。その後、山本が中心となってボールを奪い、前線へパスを回していく。終了間際には小笠原からパスを受けた松平が遠めから鋭いシュートを決める。杉本のファインセーブや、脇本堅太(総3・慶應NY)が相手シュートをカットするなどDF陣の活躍も光り、このQを無失点に抑えた。

杉本のセーブが光った

2Q。何度か相手にシュートを仕掛けられるが、落ち着いたチェックで枠内には打たせない。すると先制点を決めた立石が、江原健(経3・慶應)のゴール裏からのパスを受けて得点を奪う。その後も1Q同様、DF陣の安定した連携で相手に得点を与えない。慶大の攻撃が続き、MD川上拓純(経4・慶應)、松平と立て続けにシュートを決めていく。終盤には中名生三四郎(経2・慶應)の強烈なスタンシューが決まる。前半は攻守ともに良い連携を見せ、6点リードで終えた。

2Qで得点を決めた川上

さらに点差を広げたいところだったが、後半に入ると「集中力が切れた」(松平)ためか、苦しい時間が続く。3Q開始直後、立石がゴール裏からまわり込んでシュートを決めるが、その後は慶大のファールなどにより、相手の攻撃時間が続く。杉本に代わって後半から出場したG天野泰明(法3・慶應湘南藤沢)のセーブや、宮越陸人(理2・慶應)のチェックで何とか相手の攻撃を抑えるが、カウンター攻撃から失点を許してしまう。ここから徐々に相手ボールの時間が増え、遠めからのシュートを打たれて追加点を決められる。

後半は危ない場面が増えた

4Qも開始直後に松平がランシューを決めるが、3Qの悪い流れを断ち切ることができず、一進一退の攻防が続く。天野のセーブから攻撃を仕掛けるがゴールまでつなげることができない。前半とは一転、ボールを取られる場面も増え危ない時間が続いたが、序盤のリードは守り切ったまま試合終了。リーグ戦3勝目を挙げた。

リーグ戦初出場となった小林

大敗となった東大戦から2週間。前半は攻守ともに落ち着いた連携で相手の攻撃を封じ、得点を重ねることができた。しかし後半は一転。前半ではあまり見られなかったミスも生まれ、相手の攻撃時間が増える展開となった。6点という大差で勝利したものの、今後の戦いに向けては試合全体を通してより集中していく力が必要になるだろう。次節はリーグ最終戦。納得のいく形で勝利し、ブロック1位でFINAL4へと歩みを進めていきたい。

(記事:伊藤史織 写真:堀口綾乃)

 

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以下、選手コメント

松平悠希(経4・慶應)
――今日の試合を振り返って
前半は良かったんですけど、主将も言ってた通り後半の集中力が切れていてあまり合格点は出せない試合だったなというのが正直あります。

――ご自身の得点を振り返って
自分の得点パターンが全部出せたから良かったです。ただこれから先スカウティングとかされてそういう展開にしづらくなると思うので、自分の強みを持ちつつ自分の苦手なところを伸ばして点のバリエーションをもっと増やせるようにしたいなと個人的には思います。

――次戦へ向けて
やることは変わらないので、試合でしっかり100%出せるような練習を作れるようにこれからもっと引き締めてやっていきたいです。

 

脇本堅太(総3・慶應NY)
――今日の試合を振り返って
武蔵大は結構勢いのあるチームで、ケアしないといけない選手がいっぱいいました。そのなかでしっかりと抑える選手は抑えて、ディフェンスは前半結構良い形でできていたと思います。でも、後半は少し気が緩んだ部分もあり、あまり良い形で守れていなかったので、もう少しうまくできるのかなと思います。

――後半はスタメンとは異なる選手も投入していたが、DF陣のまとまりは
後半は、来年Aチームでやっていくような選手も出ていて、課題はあったんですけど、来年に繋がるような課題だったのかなと思います。

――前回の東大戦から第4戦に向けてどのような準備をしたか
前回の東大戦は、自分たちのやりたいディフェンスができなくて、反省が多く、それが良いきっかけとなって見直せて、今回の良い結果に繋がったのかなと思います。

――今回の試合には満足していると
満足できるといえばできるんですけど、まだまだ0に抑えて守れた試合だったと思うので、そこだけは修正していきたいです。

――次戦へ向けて
1位になれるかが懸かっていると思うので、しっかりと勝ちきって、1位通過できたら良いなと思います。

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