新進最終日。優勝をかけて末野・平田組と平山・伊藤組は、決勝戦に臨んだ。末野・平田組は、終始試合の主導権を握り、優勝を決めた。一方、平山・伊藤組は、接戦を演じた末に惜しくも優勝を逃した。
平成30年度関東学生新進テニス選手権
2019年2月21日@早稲田大学東伏見テニスコート
女子ダブルス決勝
○ 末野・平田 | 2{6-3、6-1}0 | 衛藤・加治(専大) |
「試合を重ねるごとにプレーが良くなっていた」(末野)と自信を深めてきた末野・平田組。序盤は、相手と競る場面が多かったが、中盤から安定したネットプレー、ストロークで次々とポイントを重ねていく。相手に隙を与えず、第1セットを先取すると、第2セットもそのままの勢いで連取。「基本的に最初から最後まで自分たちらしいプレーができて良かった」(平田)と納得のいく戦いぶりで優勝を飾った。
優勝までの道のり
1回戦 | ○ 末野・平田 | 2{6-0、6-2}0 | 永瀬・小田(山学) |
2回戦 | ○ 末野・平田 | 2{6(3)-7、6-4、10-5}1 | 山田・田中(早大) |
QF | ○ 末野・平田 | 2{6(3)-7、6-3、10-4}1 | 其田・鈴木(青学) |
SF | ○ 末野・平田 | 2{6-4、6-2}0 | 金山・吉田(明大) |
F | ○ 末野・平田 | 2{6-3、6-1}0 | 衛藤・加治(専大) |
男子ダブルス決勝
● 平山・伊藤 | 1{2-6、6-2、7-10}2 | 藤井・柚木(法大) |
初めて決勝まで勝ち上がってきた平山・伊藤組。試合開始から相手のネットプレーとファーストサーブに翻弄され、2-6で第1セットを落とす。しかし、「ボールにぶつけていくというイメージで切り替えた」(伊藤)とストロークの調子が上がり、第2セットを6-2で奪取。スーパータイブレイクに突入する。序盤は、4-0とリードするも、「少し緊張して守りに入ってしまった」(伊藤)と途中から消極的なプレーが目立ちはじめ、相手に5連続ポイントを許す。その後、一進一退の攻防が続くも、終盤に力尽きてしまい、初優勝とはならなかった。
決勝までの道のり
1回戦 | ○ 平山・伊藤 | 2{6-4、6-4}0 | 内倉・勝島(東海大) |
2回戦 | ○ 平山・伊藤 | 2{5-7、6-4、10-8}1 | 成・佐々木(慶大) |
QF | ○ 平山・伊藤 | 2{5-7、6-3、10-6}1 | 市川・小塚(明大) |
SF | ○ 平山・伊藤 | 2{6-4、6-4}0 | 佐野・高清水(法大) |
F | ● 平山・伊藤 | 2{6-2、2-6、10-7}1 | 藤井・柚木(法大) |
末野聡子(新総2・芦屋学園)
チャンピオンスピーチ
まず、今大会を運営してくださった学連の皆様、そして審判の皆様、応援してくださった同期、今日は本当にありがとうございました。接戦を勝ち抜いて優勝できて嬉しいです。次に向けて頑張って行きたいので、宜しくお願い致します。今日はありがとうございました。
個別インタビュー
――優秀した今の心境は
初めて学生大会で優勝しましたが、接戦を勝ち切れて嬉しいです。
――今日に試合を振り返って
平田のストロークで自分が前という役割分担で第2セットをしっかりできて、第2セットで競ることなく、自分たちの力を出し切れたので良かったです。
――今大会を振り返って
試合を重ねるごとにプレーが良くなっていたので、次の大会に向けて頑張っていきたいです。
――今後の目標は
春関がまだあるので、インカレに向けて春関で勝ち進めるように頑張りたいです。
平田歩(新総2・岡山学芸館)
チャンピオンスピーチ
今大会を運営してくださった関東学連の皆様、審判の方、応援してくださった先輩の方、同期、本当にありがとうございました。この結果を自信にして春に向けて頑張っていきたいと思います。ありがとうございました。
個別インタビュー
――優勝した今の心境は
ダブルスに自信がなかったので、こうして勝ち上がれて嬉しいです。
――今日の試合を振り返って
基本的に最初から最後まで自分たちらしいプレーができて良かったです。
――今大会を振り返って
最初の方で接戦を勝ち取れたのが後の試合につながったと思います。今後も接戦を勝ち取れるようにしたいです。
――今後の目標は
インカレ出場に向けて頑張っていきたいです。
平山浩大(新環4・京都外大西)
――今日の試合を振り返って
序盤は二人の悪いところが出て、流れで第1セットを2-6で落としてしまいました。第2セットは第1セットで悪かったところを修正しました。ゲームの細かい内容を振り返ると、ボレーミスが多かったです。最後は勝ちきれなくて、悔しいですけど、この経験を糧にしていきたいです。
――今後の目標は
最終学年として最後の学年になってくるので、最後まで自分のプレーを出し切って、学生大会でタイトルを取れるように、春先でもう一度テニスを作っていきたいです。
伊藤竹秋(新法2・慶應)
――今日の試合を振り返って
出だしはうまく行かなかったですが、途中からかみ合って第2セットは良い感じに取れました。最後は、4-0とリードしていましたが、そこで少し緊張して守りに入ってしまったところが最後逆転された原因だと思います。
――第2セットで修正したところは
緊張していてすごく硬くなって、ラケットを振り切れませんでした。とにかく細かいことを考えずにラケットを振って、ボールにぶつけていくというイメージで切り替えたら、徐々に勢いが出て、相手も少しずつ引きました。
――平山選手と組んでみて
二人であまり練習できずに大会に臨みました。少し不安がありましたが、試合を重ねるごとに連携が良くなりました。最終的にはすごくいいペアになれたと思います。僕らはボレーがうまくないですが、勢いを出せるペアだったので、いいペアだったと思います。
――今大会を振り返って
シングルスで優勝したいと臨んだにも関わらず、一回戦負けをしました。そこから切り替えて、ダブルスに集中しました。シングルスの負けがダブルスにつながったと思います。ダブルスは、今大会を通してさまざまな課題が見つかったので、修正していきたいです。
(取材:萬代理人)