【バスケ(男子)】早慶戦企画第1弾! 現役B.LEAGUE選手も参加! 現役生vsOB戦レポート&選手コメント

早慶戦を2週間後に控えた6月8日。日吉会堂にB.LEAGUEに所属する竹内公輔選手(H19年卒・現栃木ブレックス)や二ノ宮康平選手(H23年卒=2018―19シーズン滋賀レイクスターズ)をはじめ、歴代の慶大の名を背負って来た卒業生が集まり、現役部員とOBによる交流戦が開催された。現役部員はここでの戦いを早慶戦の弾みにしたいところだ。

 

2019/06/08(土) @日吉会堂

現役vsOB交流戦

 

Q

Q

Q

Q

合計

慶大(現役)

12

16212776
慶大(OB)22

14

20

16

72

慶大スターティングメンバ

 

山﨑純(総4・土浦日大)

 

髙田淳貴(環4・城東)

 

工藤翔平(政4・慶應)

 

岩片悠馬(環3・広尾学園)

 

人見快(法2・慶應志木)

第1Q、スタートメンバーに岩片を投入し試合がスタート。昨年慶大のインサイドを守った澤近智也(H31年卒)や東京海上日動ビックブルーで活躍する黒木亮(H28年卒・現東京海上日動ビックブルー)らの高さと勢いに押されてしまう。工藤が3ポイントを決めるなど奮闘するものの、このQを12ー22と10点ビハインドで終える。

 

第2Q、OBチームは二ノ宮がコートイン、アウトサイドからジャンプショットを決める。点差を広げたくない現役は人見や山﨑が積極的なディフェンスを見せ、山﨑が二ノ宮からスティールを奪う。蛇谷幸紀(環1・近大付属)が長い手を生かしてセカンドチャンスを決めるなど歯車がかみ合い始め、28―36と点差を縮めた。

澤近とマッチアップした髙田

第3Q開始とともに竹内が登場。OBチームは高さだけではなく、速い展開の攻撃を武器に果敢にゴールへアタックする。福元(H28年卒)がバスケットカウント、西戸良(H19年卒)がジャンプショットを決めるなどOBチームは着実に点を重ねていく。ここで引き下がるわけには行かない現役は工藤がリバウンド争いで奮闘。山﨑が3ポイントや甲谷勇平(環3・東山)のアシストを受けたミドルを決め対抗する。竹内のアシストを受けた昨年度主将・鳥羽陽介(H31年卒・現慶大アシスタントコーチ)にレイアップを決められ49―56で最終Qへ。

 

最終Qを迎え早慶戦を目前にこのまま負けるわけにはいかない現役は髙田が自らリバウンドを取りセカンドチャンスに繋げ、蛇谷のアシストから甲谷が3ポイントを決めるなどアグレッシブな攻撃を見せる。得点の続く現役は髙田のアシストを受けた甲谷がレイアップを決め逆転。徐々にOBの焦りが見え始めタイムアウトを取る。しかし今シーズン大きな飛躍を見せている人見が連続でジャンプショットを決め76−72で現役が勝利した。

B.LEAGUEの二ノ宮選手相手にいつも通りのディフェンスを見せた人見

毎回の課題となっている試合開始後の立ち上がりの悪さが今回も足を引っ張る形となってしまった慶大。しかしB.LEAGUEで活躍するOBを前にしっかりと立て直し勝利に繋げた。竹内も言っているように逆転してからの今日の勝利は早慶戦の弾みになっているに違いない。早大を相手に惜しくも六大学リーグ戦では敗れてしまった慶大だが、ここまでの2ヶ月間でのチームとして、そして各選手が個人として大きく成長している。今回のOB交流戦に昨年を遥かに超える数のOBが参加していることが、現役への期待の大きさを表している。心強い後押しを胸に歩み続けてほしい。

(記事:船田千紗、写真:染谷優真)

竹内公輔(H19年卒=現栃木ブレックス)

―交流戦を振り返って

試合的には最後OBに逆転して逃げ切るという、早慶戦に弾みのつく勝ち方だったので来て良かったと思います。

―本年度の現役部員の印象は

やっているバスケットは今どこのチームもやっているオーソドックスなバスケットなので、もっともっと完成度を高めていったらもっと良いチームになるのではないかという風に思っています。

―なにかアドバイスするとしたら

やっぱりエースの山﨑くんはすごくセンスがあると思うので、彼が起点になると思いますけど、周りの選手も彼に

アグレッシブにプレーできたらもっともっと良いチームになると思います。

―早慶戦への展望は

実力差があっても実力差通りの結果にならないのが早慶戦だと思うので、観ている人も楽しめるように楽しんだらいいと思います。

―ご自身はシーズンが終わりましたが、どのようなシーズンでしたか

あんまりいい終わり方ができなかったので、どっちかと言ったら早く次のシーズンで優勝またできるようにとそっちの方ばかり考えています。

―最後に慶應のファンにメッセージをお願いします

やっぱり体のサイズとかにはあまり恵まれていないチームかもしれませんけど、全員バスケットでやるのが慶應の持ち味だと思うので、観て楽しんでもらえたらと思います。

 

鳥羽陽介(H31環卒=現慶大アシスタントコーチ)


―今日を振り返って
一応アシスタントコーチっていう立場で、なかなか練習見られていなかったんですけど慶関戦とかなかなか良い調子で上がってこれていると思うので、このまま早慶戦まで突き進んでもらえればなと思います。

―OBとして今年のチームはどのように見えていますか
やはり山﨑、髙田が中心のチームなのは去年から分かっていたんですけれども、二人だけじゃなくて周りもそれぞれの役割を全うして良いチームに成長しているなと感じます。

―去年から成長した選手はいましたか
そうですね、やっぱりガードの人見快(法2・慶應志木)ですね。去年なかなかプレータイムはなかったんですけども今年ほんとに長くもらっていますし、ガードとしても周りを見る力がついてきたなって感じました。

―早慶戦に向けて後輩にメッセージを
去年負けてしまった自分たちの悔しさがあるので、そこを晴らしてもらえればなと思います。

 

澤近智也(H31環卒)

―現役と試合をして

久しぶりにやってやっぱり楽しかったです

―成長を実感する選手はいましたか

工藤は僕が現役の時よりもすごい得点能力もあるし、外からも打てるようになってたし、成長していると思いました。

―1年生の印象は

1年生らしくがむしゃらにやっているという印象ですね。まだ線とかは細いと思うので、これから体も作っていって、みんなから期待されている選手たちだと思うので、早慶戦に向けて頑張ってくれたらと思います。

―早慶戦・リーグ戦に期待することは

僕たちは早慶戦勝てなかったし、リーグ戦でも目標も達成できなかったので、彼らには自分たちの分もじゃないですけど、日々無駄にせず頑張って欲しいなと思います。

 

山﨑純(総4・土浦日大)

―今日を振り返って

久々の対外試合ということでOBの方が沢山来てくださって、いつも部員だけで練習しているのですごく刺激的でいい試合ができたかなと思います。

―二ノ宮さんとマッチアップする場面もあったが

二ノ宮さんだったり竹内さんだったりB.LEAGUEの方も来てくださって、本当にいつもだったら体感できないようなマッチアップができたので、それも糧にして早慶戦頑張りたいと思います。

―OBの方々と話はしたか

早慶戦頑張ってと皆さん言ってくださっていたので、今年だけではなくOBの方は応援してくださっているので、そういう気持ちを背負って戦いたいと思います。

―早慶戦に向けて

本当に時間はないのですが、できることは全部やって今年は絶対に勝ちたいと思います。

 

髙田淳貴(環4・城東)
―今日の試合を振り返って
本当に歴代のすごい方たちが集まってくれてまずはありがたかったっていうのと、その強いメンバーに対して最後勝ち切れたっていうのはひとつ良かったかなと思います。

―OBの方とは何を話されましたか
早慶戦は他の試合と違って特別な試合なので緊張もしますし、誰かはわからないですけどチームを鼓舞していく存在が必要になるって言われたので、そこは自分とかがより意識して本番に臨んでいこうと思いました。

―早慶戦に向けて修正すべき点は見つかりましたか
そうですね、相手のビッグマンのところが全然守り切れていなかったので、今後どうしていくっていうのを話し合ってあと2週間で修正していきたいと思います。

―早慶戦への意気込み
いま2年連続で負けてしまっているので、今年最後ということで絶対勝ちたいと思います。

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