慶應スポーツ新聞会

【バスケ(男子)】粘り強いディフェンスで格上から大金星/リーグ戦第14節vs中大

今回の相手は昨年1部の荒波の中で戦い、今シーズンはリーグ戦2位と順調に1部復帰への勝利を積み重ねている中大。1巡目で慶大は、オールコートプレスと度重なるスティールで中大のペースに飲み込まれてしまった。なんとしてでも自動降格圏から抜け出したい慶大。格上だとはいえここで白星をあげたいところだ。今まで鍛え上げてきた「慶應らしさ」のあるプレーを見せつけ、中大から悲願の1勝を掴み取ることが出来たのか。

2019/10/22(火) @駒沢大学玉川キャンパス

第95回関東大学バスケットボールリーグ戦第14節vs中大

 

Q

Q

Q

Q

合計

慶大

1121

20

2072
中大17

14

2161

慶大スターティングメンバ

 

#4 山﨑純 (総4・土浦日大)

 

#5 髙田淳貴(環4・城東)

 

#6 工藤翔平(政4・慶應)

 

#16 水谷祐葵(環1・四日市工業)

 

#17 蛇谷幸紀(環1・近大付属)

攻守ともに激しさを見せた工藤

第1Q、幸先良く山﨑がレイアップを決め先制点をあげた慶大。相手も負けじと3ポイントを沈めるが、髙田、蛇谷がディフェンスリバウンドを繰り返しながら、それぞれインサイドシュート、ミドルシュートを決め、点差を広げさせない。中盤、相手にバスケットカウントを与えてしまうものの、工藤からのアシストを受け、山﨑がレイアップで立て直しを図る。終了間際には再び山﨑がジャンプショットを決め、11-17で第1Qを終えた。

山﨑はタフショットも決めきった

第2Q、開始早々に泉友樹雄(経4・慶應志木)がミドルシュートを沈める。さらに、チーム全員で粘り強いディフェンスを見せ相手のパスミスを誘発。ターンオーバーを獲得すると、確実に良い流れを慶大に引き付ける。この試合のQ開始1分30秒を過ぎたところで、髙田の3ポイントが綺麗にネットをくぐり、見事逆転を果たす。すぐに得点を返されるものの、岩片悠馬(環3・広尾学園)がライン際のボールへの執着を見せ、さらに相手のシュートをブロック。簡単には引き下がらない強気の姿勢を見せる。蛇谷もゴール下のディフェンスで健闘し、中大のオフェンスを乱す。しかし終盤、5本の連続フリースローとシュートを決められてしまい、再びリードを許す。その状況下で、岩片の放ったフリースローのリバウンドに泉が食らいつくと、甲谷勇平(環3・東山)がブザービーターで意地のインサイドシュートを決め切り、32-31で再度逆転を成し遂げ、前半を終えた。

攻め気を見せた岩片

ここ数試合慶大の勝敗を左右している第3Q。開始早々に中大に連続シュートを許し、リードを奪われてしまう。しかし、岩片・甲谷がゴール下からシュートを決め、慶大が強気の姿勢を崩さない。蛇谷、岩片が果敢にディフェンスリバウンドに飛び込み、水谷も2本のフリースローを決め切る。相手に十分な攻撃をさせず、岩片のオフェンスリバウンドから髙田が得点を獲得する連携プレーを見せると、続けて工藤もミドルシュートを沈める。髙田の3ポイントでリードをグッと広げた慶大。練習を積み重ねたディフェンスを機能させ中大をこのQ9得点に抑え52-40で最終Qへ。

蛇谷は得点面でも大きく貢献

点差を保ったまま今回こそ勝ち切りたい最終Q。髙田がインサイドから得点。さらに、相手の厳しいディフェンスを受けながらもショットクロック終了間際に山﨑がミドルシュートを沈める。水谷もスピーディーな運びでフロントコートにボールを進め、リズムを作り出すと髙田の放った3ポイントがリングをとらえ20点リードを果たす。しかし、溜まったチームファールで相手に連続フリースローを与えてしまい、それに続いて3ポイントを沈められる。中大に流れを掴まれたかと思われたものの、勢いの止まらない慶大はこの日シュートの調子が一段と良かった髙田が3ポイントを決め返す。中大も連続得点で反撃を試みるものの、最後は主将・山﨑が2本のフリースローをしっかりと決め切り、72-61で大きな大きな1勝を掴み取った。

髙田はチームハイの27得点

手に汗握る競合いをの中で「やるべきこと」を徹底させた末の大金星。優位に立つものの勝ち切れない試合が続いたリーグ戦後半での苦しさがある中で、チーム一丸となって掴み取った格上・中大からの勝利は、順位を上げるためだけでなく、チームの結束をさらに強くし、まだまだ戦えるという可能性を証明するものとなった。熱戦を繰り広げた後の興奮をコートに残し、インタビューの時にはもう皆が冷静に先を見据えていた。長い戦いも残るは5試合。片手で収まる数になってしまった。もう戦い切るしかない。あとは200分、目の前の相手に挑み越えていくだけだ。慶大が積み重ねてきた粘り強く泥臭いプレーを残り5試合で出し切り、コートで全員の笑顔を見せてほしい。

(記事:佐藤有、船田千紗・写真:船田千紗)

 

 

山﨑純(総4・土浦日大)

––試合を振り返って

今2部で2位の中大を61点に抑えたということが、やっぱり勝ちにつながったのかなと思っています。その要因としては今シーズンずっと課題であったインサイドのディフェンスリバウンドっていうのを、今日は1試合を通して徹底できたことが大きいかなと思います。

 

––前半マークが厳しい中で得点を重ねました

今まで本当に前半いいゲームをしても後半で離されていた試合が多かったので、まずチーム全員がそれをどうにかこの状況を変えようと思っていたことと、オフェンスで苦しい時にディフェンスで頑張れたので、それがオフェンスにも繋がったのではないかと思います。

 

––苦しい状況の中でしたが、主将としてどのようなことを伝えましたか

前回の土日に大事な試合を2連敗してしまったのですが、2部残留の確率は0ではないので、あと6試合もう1回チームでやり抜こうということを伝えて、それをチームメイトが体現してくれたのかなと思います。

 

––残り5試合厳しい戦いが続きます

今日勝ったことは結果以上に気持ちの部分で大きくて、2部2位の強いチームに勝ったので、今日のようなゲームをあと5試合続ければ勝ちにつながると思うので、結果は考えずに1試合1試合やり切りたいと思います。

 

髙田淳貴(環4・城東)

––この試合を振り返って

ほんとに落とせない試合だったので、向こうが2位で、自分たちが11位で格上ということは分かっていたのですが、やるべきことを徹底すれば勝てるってみんなで言って臨んだ試合だったので、勝てて本当に良かったと思います。

 

––前回は中大の強いディフェンスを受けていました

主に運びでミスして前半で一気に20点開けられたというのが前の展開だったので、練習から運びを入れましたし、それ以上に出来るだけマークが厳しくない、運びやすいところでゆっくりと運べば大丈夫だと分かっていたので、そこが上手くいったかなと思います。

 

––今日のご自身の3ポイントで流れが変わる場面が多くありました

ここ何試合か自分が足を引っ張っていたので、久々に仕事が出来たかなというのと、残り5試合で悩んでいる暇もないので、ここから吹っ切れてやり切りたいなと思っています。

 

––今日の勝因は

やっぱりディフェンスですね。いま波に乗っている中大を60点近い点数に抑えられたのは本当に良い形だと思いますし、中大を60点に抑えられるディフェンス力っていうのは残り5試合でもどこにでも絶対に勝てるという自信になると思うので続けていきたいです。

 

––次の試合に向けて

次勝つか負けるかで、そこが大きなポイントとなってくると思うので、まずは土曜日しっかりと勝ち切って、まだこのチームは連勝をしていないので、1回連勝という形で波に乗って最後までやっていきたいと思います。

 

甲谷勇平(環3・東山)

––今日の試合を振り返って

中大というリーグ戦2位の相手を60点台に抑えられたのが良かったです。

 

––前半からディフェンスが機能していました

ディフェンスは1年を通してずっとやっていたのですが、リーグ戦ここまでなかなか守りきれていなかったので、そこからの守り切った後のリバウンドが今日良かったのでそこの方が大きいかなと思います。

 

––ここぞという場面のレイアップを決められていました

ベンチメンバーとして、あのようなところで決め切って流れを変えるのが役割だと思っているので、今日出せてよかったです。

 

––最近の試合の鍵となっている第3Qを乗り越えました

リバウンドの部分と相手のブレイクを止めて得点につなげさせなかったことも大きいと思うので、そこは次につながるかなと思います。

 

––次に向けて

今日強い相手を倒したのですが、厳しい状況には変わりはないので、連勝していけるようにこれをバネにして頑張っていきたいです。

 

水谷祐葵(環1・四日市工業)

––今日の試合を振り返って

前半は結構競っている展開の中でリードして終えられて、後半は自分たちのリズムで点数をプラスすることができたので、それを最後に力が抜けた感じのプレーにつなげることができて良かったです。

 

––前回は押されがちな展開が続きましたが

向こうは前からどんどん当たってくるので、そこで引いてしまったら押されていく一方なので、前回の反省を生かして、今回は自分からアタックしていくように心がけました。

 

––フロントコートへの運びで相手のファールを多く誘っていました

相手がどんどん当たってくるのでファールをとってやろうと思って結構狙っていました。

 

––スピーディーな運びで流れを作っていました

ミスをしたら相手のペースになってしまうので自分が得意とするスピード系のプレーに持ち込むことができて良かったです。

 

––今日の勝因は

ディフェンスだと思います。自分たちが点を取れていても、相手に点を取られるというケースが結構あったので、今回は中大相手に60点くらいに抑えることができて、厳しいディフェンスができたのが良かったかなと思います。

 

––次に向けて

現状では厳しい状況にあって絶対に落とせない試合で、まだ来週まで時間があるので、今日あんまりシュートが入らなかったのですが、外でも中でも得点できるように改善したいと思います。

 

蛇谷幸紀(環1・近代付属)

––試合を振り返って

勝ててよかったのひと言です。

 

––先発出場してから強気の姿勢が見られています

試合を重ねることによって、今まで受けの姿勢だったのですが、自分からいくという姿勢を意識して、点数も入るようになったので自信にもなってきて、それがまたいい方向に向いています。

 

––シュートの幅が広がりましたね

シューティングを朝から何百本も打っていたので、思いきり打てて入ったのでよかったです。

 

––勝因は

チームが徹底するべきことを40分間徹底したことが大きな勝因になっていて、これをリバウンドだったりディフェンスだったり泥臭い部分を頑張ってやり通したのが要因だと思います。

 

––残る5試合に向けて

全勝して入れ替え戦に絶対に行きます!

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